珪藻土はたくさんの種類があって、それらはホームセンターやネット通販で売られています。
今回は我々ロハスウォールが作っている、国産の自然素材100%でできた珪藻土の壁材について説明します。
もくじ
珪藻土を壁に塗るメリットと効果とは?
珪藻土が壁材に使われているメリットは次です。

・滑らかな見た目、独特の質感
・調湿性能(湿度を一定に保つ。漆喰よりも20%強)
・結露対策(調湿性による結露削減効果)
・抗菌性(商品によって違いあり)
・防カビ効果(商品によって違いあり)
・消臭効果(商品によって違いあり)
・不燃材(商品によって違いあり)
・安心な自然素材(商品によって違いあり)
珪藻土には各メーカーによる違いが大きいですが、壁に塗る一番のメリットは
珪藻土は湿気を吸う能力が高い
ということです。なので冬の結露や湿気に困っているお部屋にはとってもメリットがあります。
湿気があると色んな物がカビやすくなってしまいますが、珪藻土が湿気をとってくれるのでカビ対策にもなります。
そして、珪藻土はちゃんとした素材(成分)のものを選ぶと抗菌(抗ウィルス)効果、防カビ効果がある珪藻土もあり、
健康にも良く、壁自体の質感や存在感が高くなるって見た目もバージョンUPするので、壁にも塗るメリットは非常に大きいのです。
これら珪藻土のメリットを暮らしに取り入れるためにここ30年ほど、壁材として使われてきました。
しかし、選ぶのを間違えてしまうと最近ニュースになったように珪藻土は粗悪品もあるので、以下のようなデメリットが出てきます。
珪藻土を使うデメリットとは
珪藻土を壁に使いたい場合、特徴を分かってないと失敗してしまうのが一番のデメリットです。
ネット上や建築会社の担当者までが言ったりしている珪藻土のデメリットは
- カビが生えやすい
- 発がん性がある
- アスベストが入っている
- 天井に塗れない
- 珪藻土を塗れるような職人はいない
などと言われておりますがそれは間違っている知識です。
逆をいうと、一般人でも珪藻土に関する正しい知識を知っておくだけで珪藻土のデメリットは解消・解決されますのでこれから珪藻土を塗ってみたい興味のある方にはぜひ読んでいただきたい情報です。
珪藻土にカビが生えることについて
まず、珪藻土のデメリットとされているカビについてですが、
珪藻土を固める成分に何の素材を使っているのか?でカビが生えやすくなってしまい、逆にカビにも強い珪藻土にもなります。
ロハスウォールの珪藻土では強アルカリ性(pH12.6)の漆喰成分である消石灰で珪藻土を固めているのでカビが生えづらくなる珪藻土としてつくっています。
強アルカリ性だとカビが生えづらくなるのは周知の事実ですが、
カビが生える珪藻土は粘土やボンドなどで固めるタイプの珪藻土がほとんどです。

珪藻土の塗り壁は非常に美しい特徴だけでなく、ちゃんと選べばカビ対策にもなる。
珪藻土の発がん性の噂について
珪藻土に発がん性があるというデメリットなどもネット上には散見されますが、完全なデマです。
詳しくコチラのページにレポートしておりますのでご覧ください。

アスベストが入っていた珪藻土のニュース
珪藻土は安い物から高い物までピンキリですが格安の海外から輸入された珪藻土製品だと、やはり危険性も多くデメリットの要員の一つですね。
2020年末に珪藻土バスマットにアスベストが混入されていたニュースもありました。
世の中でこのような物がつくられていて残念です。

珪藻土は天井に塗れない?
全くそのようなことはありません。
もともと天井には湿気や匂いも滞りやすいので
珪藻土を塗ると湿気対策や消臭効果があり非常に効果的です。

壁と天井で一体感のある珪藻土の空間は最高の癒しです。正しい珪藻土の塗り方や工程を理解しておくとデメリットを解消できるので後々安心です。
珪藻土を塗ることができる職人がいない
お近くで珪藻土を塗ってくれる職人さんがいない、見つからない場合は私たちロハスウォールでも工事を行っておりますので、こちらのページからお問い合わせください。

塗り壁仕上げにする珪藻土の選び方とは
珪藻土塗り壁材は大きく2種類に分かれます。
■ ボンドをはじめ危険な化学物質が入っている珪藻土壁
■ 安全な自然素材で固めている珪藻土壁
の2種類です。
やはり安全な自然素材で固めた珪藻土が気持ちいいし、
健康や身体にもいい珪藻土になりますね。
そこで珪藻土の選び方をご紹介します。
シックハウス症候群の原因と考えられる化学物質入りの珪藻土かも?!
先ほどの解説の通り、珪藻土には大きく分けて次の2種類があります。
1.健康被害の原因と考えられる化学物質入りの珪藻土
2.完全自然素材の珪藻土
もしあなたがボ危険な物質入りの珪藻土を購入してしまうと、
健康のために購入した珪藻土で健康に悪影響が及ぼすのです。

そこで、化学物質やボンド入りの珪藻土と完全自然素材のメリット、デメリットをわかりやすく表にしてみました。
珪藻土の種類 | メリット | デメリット |
ボンド入りの珪藻土 | 値段が安い。色ムラが起こりにくい。どこでも売っている。 | 吸湿性が低くなる。健康被害がある。 |
完全自然素材の珪藻土 | 吸湿性がよい。ホルムアルデヒドが0。自然素材ならではの風合いがある。 | 売っているところが少ない。開封後の使用期限が30日。 |
【注意】ボンド入りの珪藻土の例
ボンドが使われている珪藻土かどうか?は、商品のラベル、パッケージやホームページ・カタログに
F☆☆☆☆マークが表示されているかどうか?
で判断できます。

F☆☆☆☆(エフフォースター)とは、ボンド・石油由来成分を原材料として使われる建築材料が対象になっており、シックハウスの原因化学物質であるホルムアルデヒドの放出量を規定値以下として認定された建築材料に対して発行される規格です。
ただし、F☆☆☆☆(エフフォースター)であってもボンドが使われているので、ホルムアルデヒドが微量にも放出されていることには違いありません。
ですので、敏感な方には健康に異常をきたす人も出てきます。
シックハウス症候群の健康に関する影響を知りたい方はこちらの記事がオススメです。
>> シックハウスに3つの化学物質が追加!漆喰、珪藻土への影響は?
>> シックハウスは本当に怖い?病気にならない家の2つの特徴
さらに注意!ボンド入りを見分けるポイント
実は、建築業者が使うプロ用の珪藻土でもボンドが入っている珪藻土がほとんどです。
市販されている珪藻土の約90%はボンドや化学物質入りの珪藻土で占められています。
また、F☆☆☆☆の表示が無くてもボンド入りの珪藻土があります。
ですので成分表をしっかり見て判断してください。

ボンド入りの珪藻土を、本物の自然素材と思い込んで間違えて購入してしまう(建築業者の方)まで多くいらっしゃるので、お客様ご自身の目でチェックをすることが必要ですよ。
ロハスウォールの珪藻土はボンドなどの危険物質が全く入っていない
完全な自然素材の珪藻土です。
下の画像をクリックすると商品の詳細をご覧いただけます。さらに、このページから珪藻土の実物カラーサンプルも申し込むことができます(無料)

https://www.lohaswall.com/keisoudo/
この珪藻土はDIY用塗り壁材としてつくられていますが、プロの左官屋さんを手配することもできます。
建築士、工務店、職人さんにもお使いいただいてる実績多数です。
ロハスウォールのLINEに登録していただくと、お家に珪藻土が塗れるかどうか、DIYの方法、素材についてのご質問ができます。
自然素材の珪藻土専門店 ロハスウォール

珪藻土について相談される際はコチラからご相談いただけます。

次に紹介する消石灰で固めた珪藻土は、ボンド無しの自然素材のみでつくられています。
自然素材の消石灰を使った自然素材の珪藻土
漆喰の主原料でもある消石灰は固まる性質をもっているため漆喰と珪藻土のお互いの長所を併せ持つハイブリットな壁材を作ることができます。
種類 | メリット |
珪藻土 | 強力に湿気を吸う。 |
漆喰 | 消臭効果、抗菌効果、防カビ効果、不燃材である。抜群の耐久性。湿気を吸う。 |
弊社ロハスウォールが自社で製造販売している塗り壁用の珪藻土は、消石灰で珪藻土を固めるつくり方をしています。
消石灰で固める製法なのでボンドは一切使用しておりません。従ってシックハウスの原因物質(ホルムアルデヒド)も入っておりません。
もちろんロハスウォールの塗り壁用珪藻土はF☆☆☆☆の表示はありません。
その理由はボンドが入っていない自然素材であればホルムアルデヒド放出量の試験ができないからです。
私もF☆☆☆☆に関する知識のない2009年くらいに、認定試験を行なっている建材試験センターへ取得申請を出したら、
建材試験センターの担当者の方から
「ボンドが入っていないのであればホルムアルデヒド放出量の試験ができない。そもそもボンドが入っていない完全な自然素材では告示対象外なので不要です。」
と自分の勉強不足を注意されました。(汗)
そんな自然素材の珪藻土が気になる方へ、
ここでロハスウォール珪藻土を無料で配布しているカラーサンプルをご紹介します。
自然素材ならではの質感や色合い、風合いを実物でご確認してみてください。
デメリット | 金額(1kgあたり) | |
ロハスウォールの珪藻土 | 使用期限は開封後30日 | 約1,466円 |
ボンド入り珪藻土 | 開封後も長期使用可能 | 約574円 |
粘土を使った欠点のある自然素材の珪藻土
粘土で珪藻土を固めた自然素材の珪藻土も売られています。
しかし、デメリットとしてカビが生えやすくなります。
珪藻土にカビが生えたというブログなどでたまに散見されますが、それは固める素材がカビに対して脆弱な場合、
カビ発生の原因となっている可能性が非常に高いのです。
セメントを使って作った珪藻土
セメントは水硬性といって水に混ぜると固まっていく性質を持っています。
その性質を使って珪藻土を固めているものも売られています。
メリットとして強度が出ますが、デメリットとして、すぐに珪藻土が固まってしまうので使い切れない場合には、廃棄が発生してしまいます。
フードロスが社会問題になっていますがそれと同じように大量にロスが出てしまうのがセメントで固めた珪藻土です。
アスベスト
アスベストを混入した珪藻土バスマットや珪藻土コースターが売られていた問題がありました。

これは業界の裏側を知っておくと避けることができますので詳しくはこちらで解説しています。

ずっと暮らすお家に塗る珪藻土選びには正しい知識が必要ですよね。
珪藻土の購入方法とオススメ
珪藻土壁材を購入するには自分で持ち運ぼうとすると「重たい」というのがデメリットです。
このような時に便利なのが「通販で購入」することですね。
塗りたい日にちと指定時間に届けてもらえるので、一般人のDIYだけでなく建築業者にとっても現場直送は安心ですよね。
ロハスウォールがつくる100%自然素材の珪藻土塗り壁材の購入はコチラからです。
あまり大量生産できない貴重な珪藻土なので自社ホームページでのみ販売しております。

珪藻土の施工を業者にお願いする場合の注意点3つ
珪藻土を塗って欲しい場合は専門業者へお願いすることになりますが、注意点をまとめると以下の4つに集約されます。
1、専門の施工業者かどうか?
珪藻土を塗る職人さんを左官職人と言います。これは大工さんやペンキ屋さんではないので注意が必要で、一般人には見分けがつきづらいですよね。
普段塗っていない方と専門の方で同じ金額だったら、専門の方にお願いしたほうが当たり前のようにクオリティも高いです。
2、内装を普段から塗っている業者か?
世の中には外壁しか塗ったことのない業者や職人さんの方が大多数です。内装に珪藻土を塗って欲しい方は、せめて内装を塗った経験のある職人さんにお願いしてください。
外壁と室内では養生のやり方から服装まで全く違います。
3、塗って欲しい材料に慣れているかどうか?
長年やっている職人さんでも初めて塗る珪藻土では、自然素材の珪藻土とボンド系の珪藻土では特性が違います。
ボンドと同じ材料のように塗ると失敗されている職人さんも多いです。
さらに詳しく珪藻土の予算感から施工業者による違いを調べてみましたので、参考にしてみてください。

壁に珪藻土を塗るには仕上げの模様が大切
塗ると素敵なテイストになる珪藻土。仕上げの模様は大切です。
珪藻土の特徴を掴む上でもどんな模様にできるのかを見てみましょう。

ロハスウォール珪藻土がつくられる工程
これまで珪藻土について語ってきましたが、自然素材のロハスウォール珪藻土がどのようにつくられているのかをご紹介します。
珪藻土は日本国内で産出される天然資源です。
ロハスウォールの珪藻土が採取されている大分県の採取場にて。
この採取された土こそが
「珪藻土」

の原材料なのです。
珪藻土は珪藻(けいそう)の堆積物であり、珪藻土が採取できる地域は太古の昔は水の底だったので日本国内で産出されます。
この珪藻土は、焼成することで塗り壁材として使えるようになります。
これらの原材料を選別して自社工場にて自然素材のみを原料に使って調合し、岡山県の一級河川水で練り込んだものを出荷しております。

製造の風景はこちらをご覧ください。
珪藻土にはどんな色があるのか?
実物の珪藻土にはどんな色があるのかコチラでご紹介しています。

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