天井に漆喰や珪藻土を塗ると落ちてきますか?という質問がたまに寄せられます。
「天井に塗っても落ちません」
今回は天井への塗り方をお伝えします。
古くは神社仏閣、武家屋敷、蔵、お城などには壁だけでなく、天井にも使われているのが残っています。
しかし、そんな時代と比べると天井に塗るのはずいぶんと簡単になりました。
もくじ
天井に漆喰を塗っている実例
最初にご案内するのは、京都の大原、寂光院への参道沿いにある古道具屋さん
ツキヒホシさんです。


足場にちゃんとしたものを使えば素人にも天井に漆喰を塗ることが可能です。
天井に漆喰を塗るには足場が一番重要なのです。
吹き抜け天井にも漆喰は塗れます。

吹き抜けでは脚立ではなく、足場が必要です。
人が集う空間こそ、天井材には漆喰がふさわしいですね!

マンションの天井にも漆喰は塗れちゃいますよ。
漆喰を天井を塗るときのコツ
天井を漆喰塗る方法について解説します。
天井の塗り方は3つのポイントに気を付けるだけでDIYでも塗ることが可能です。
天井の塗り方ポイント1
足場の高さを自分の身長に合わせてセットすること。
高いところで動ける安心感と、塗りながら多少移動できることで通常の脚立よりも3倍速で塗ることができます。赤い彗星並みですね!
天井の塗り方ポイント2
漆喰の性質に合った装備、服装をする。
漆喰は完全自然素材なのに、消臭効果、抗菌効果、防カビ効果がある特殊な性質を持っています。
その理由は「強アルカリ性」だからなのです。
強アルカリ性を取り扱う上では、長時間直接触れたり、目に入ってしまうのを防ぐ必要があります。
よって、保護メガネ、ゴム手袋、をして自分に付着するのを防ぎましょう。
天井の塗り方ポイント3
漆喰を天井に塗る順番を知る。
天井を塗る場合にはいきなり真ん中から塗らず、角を塗っておいて反対側に進んでいきます。

(ビニール手袋、保護メガネを装着しましょう!写真は安全が確保された上でのポーズです)
漆喰を天井に塗る塗り方動画
実際の塗り方は動画でご説明しますのでご覧ください。
意外に思われるかもしれませんが、
壁は出隅入隅や窓や扉など複雑に入り組んでいる形状ですが
天井はだだっ広いだけなので
塗り方さえ分かれば壁より楽なんですよ(笑)
コツをまとめると、
・足場の高さを自分に合わせる
・安全性の高い天板付き足場台を使用すること
・縦に厚めに塗り付け、それを伸ばすこと
以上がDIYで漆喰を天井へと 楽に塗るコツのまとめです。
が、天井を塗るのはあくまでも基本からの発展系の技なのです。
最初に基本を知るためには専門家から直接習うのが一番ですね。
DIY教室に参加できない方には、漆喰・珪藻土の無料カラーサンプルを配布しておりますのでご利用ください。

専門家から漆喰・珪藻土の塗り方を習う手段
ロハスウォールでは一般の方向けにDIY教室を開催しております。
会場は全国(新宿、名古屋、大阪、岡山、福岡、仙台)で開催しています。
よかったら参加して、基本のやり方を学んでみてはいかがでしょうか?