漆喰

漆喰と珪藻土どっちを塗ればいいのか?価格や性能、施工費用について

漆喰と珪藻土の違いは具体的には次のとおりです。

漆喰と珪藻土の違いについて

漆喰 珪藻土
特徴 火に強い 調湿性が高い
価格(材料費) ¥1,000〜3,000/㎡ ¥1,000〜4,000/㎡
塗る場所の特徴 室内と外壁 室内
施工費用 7,000円〜15,000円/m^2
廃棄処理 自治体による

漆喰と珪藻土にこのような違いがあります。

金額はメーカーによってまちまちですが工事を依頼するとほとんど同じになります。

では具体的に何が、どのぐらい違うのか?一つ一つ解説するのでご覧ください。 

 

漆喰と珪藻土の違い【性能面】 

ここでは漆喰と珪藻土の性能面での違いをまとめてみました。

漆喰と珪藻土の違い【性能】

漆喰 珪藻土
主原料 消石灰(水酸化カルシウム) 珪藻の殻の堆積物
自硬性
耐久性 高い 低い
調湿性 高い 漆喰より高い
抗菌性
消臭性 高い
耐火性 ※高い 高い

※建築基準法で不燃材とされています。

漆喰と珪藻土の違い【自硬性と耐久性】

塗り壁材として使用される漆喰と珪藻土ですが、元になる主原料は全く異なります。

漆喰は石灰石という岩石を原材料とする壁材です。

 

反対に珪藻土は珪藻という藻類の一種にあたる珪藻が粉末状になり、それに固めるための材料を追加して混ぜて作られたものです。

 

珪藻土の原料には自硬性がなく、そのままでは塗ることができません。

そのため、副資材(固める素材)と混ぜ合わせて壁材として使用されます。

 

また、珪藻土自体に自硬性がないために耐久性においても強い壁材ではありません。

 

副資材の含有率を上げることで耐久性を高めることは可能ですが、珪藻土が本来持つ調湿性能が失われることになりますので最適な配分が大切です。

 

一方、漆喰は主原料である消石灰が二酸化炭素を吸収し、石灰石に戻り固まっていきます。

 

消石灰が石灰石に100%戻るには100年以上が掛かり、長い年月をかけて硬化していきます。

そのため、漆喰は元々お城の城壁に使われていた建材でもあり、頑丈で耐久性に優れています。

一方、漆喰は主原料である消石灰が二酸化炭素を吸収し、石灰石に戻り固まっていきます。

消石灰が石灰石に100%戻るには100年以上が掛かり、長い年月をかけて硬化していきます。

そのため、漆喰は元々お城の城壁に使われていた建材でもあり、頑丈で耐久性に優れています。

漆喰と珪藻土の違い【調湿性】

漆喰と珪藻土は共に調湿性に優れています。

調湿性とは、冬場の「乾燥」や夏場の「結露」を防ぐ性能のことで、湿度を調整する性能のことを調湿性といいます。

 

これによって、いつでも快適な空気環境を保つことができます。

 

この調湿性能ですが、実際には珪藻土の方が漆喰より優れています。

 

そのため、室内の壁材に調湿効果の高い壁材を使用することで、部屋の湿度を快適に調整してくれます。

 

例えば、珪藻土には非常に小さな穴が無数にあいていて、お部屋の湿度が高い場合、水分を吸収し、湿度が低い場合は空気中に水分を適度に放出してくれます。

 

建築空間において調湿効果は重要です。

問題となるアレルギー疾患の多くは、 主にチリダニ科の室内ダニが原因で、これらのダニは室温の湿度が多いと増殖します。

とはいえ、漆喰の調湿効果であっても十分に、快適に過ごすことが可能です。

実際に、日本建築学会大会学術講演梗概集の2019年9月の論文で、漆喰仕上げの空間における室内ダニの増殖抑制効果が発表されています。

この論文でも漆喰の湿度上昇の抑制効果から、室内ダニであるヤケヒョウヒダニ数の増殖を抑制することが明らかにされています。

結露で濡れてしまった窓ガラス

 

そのため、室内の壁材に調湿効果の高い壁材を使用することで、部屋の湿度を快適に調整してくれます。

例えば、珪藻土には非常に小さな穴が無数にあいていて、お部屋の湿度が高い場合には、水分を吸収し、湿度が低い場合は空気中に水分を適度に放出してくれます。

建築空間において調湿効果は重要です。

問題となるアレルギー疾患の多くは、 主にチリダニ科の室内ダニが原因で、これらのダニは室温の湿度が多いと多湿環境下で増殖します。

とはいえ、漆喰の調湿効果であっても十分に、快適に過ごすことが可能です。

実際に、日本建築学会大会学術講演梗概集の2019年9月の論文で、漆喰仕上げの空間における室内ダニの増殖抑制効果が発表されています。

この論文でも漆喰の湿度上昇の抑制効果から、室内ダニであるヤケヒョウヒダニ数の増殖を抑制することが明らかにされています。

漆喰と珪藻土の違い【消臭性と抗菌性】

漆喰は消臭効果と抗菌効果も優れています。

漆喰はもともとpHが高く強アルカリ性のため、そのためニオイや病気の元になるカビや細菌、ウィルスまで分解してくれる性能があります。

そのため、空気中にあるニオイの元、雑菌などを壁が退治して、室内の空気をキレイにしてくれます。

まるで天然の空気清浄機みたいな感じです。

また、漆喰の抗菌効果は「シックハウス症候群」対策にも有効です。

シックハウス症候群とは、住宅においてみられる健康障害の総称を意味します。

実際に壁紙の接着材料や家具などから揮発されるホルムアルデヒドをはじめとする化学物質を体内に取り込んでしまうことで、頭痛、蕁麻疹、涙目、せきなどアレルギー症状を発症可能性があります。

漆喰壁は、シックハウス症候群の原因となる化学物質に働きかけ、揮発しないようになり、吸着・加水分解など効果があるので安心です。

その他、インフルエンザをはじめとするエンベロープウイルスなどの病原菌への抗菌効果も期待でき、消臭性だけでなく抗菌性でも優れた壁材です。

一方、珪藻土には脱臭効果はありますが、抗菌効果はありません。

しかし、調湿性に優れているため、結露には強い壁材とはいえます。

そのためカビの繁殖を抑制することにつながります。

また、通常臭いは空気中の水分子に付着しています。そのため高い調湿性を持つ珪藻土では湿気を吸収すると共に、臭いも一緒に吸収してくれます。

漆喰と珪藻土の違い【耐火性】

漆喰と珪藻土は共に耐火性に優れています。

先ず漆喰に関してですが、漆喰は燃えにくい建材として建築基準法で認められた不燃材料です。そのため、燃えない壁として漆喰は、古くから城壁にも使われていました。

また、万が一の火災があった際もダイオキシンなどの有害ガスが発生することもありません。

次に珪藻土に関してですが、融点が約1250度で非常に火に強いです。

また、漆喰同様に有害ガスが発生することもありません。

そのため今では七輪、コンロ、耐火レンガとして利用されています。

漆喰と珪藻土の違い【価格】 

ここでは漆喰と珪藻土の価格の違いをまとめました。

販売メーカーによって量や価格も代わるため、ネット上でよく見かけるメーカーの漆喰と珪藻土を複数ピックアップしました。

漆喰の価格

価格(税込) 特徴
うま~くヌレール 5kg:4,785円(957円/kg)

18kg:15,235円(847円/kg)

練済み

非自然素材

練済みベジタウォール 16kg:8,800円(550円/kg) 練済み

非自然素材

大和しっくい 20kg:3,980円(199円/kg) 非練済み

非自然素材

ロハスウォール本格漆喰 10kg:12,100円(1210円/kg)

18kg:19,800円(1100円/kg)

練済み

自然素材

EM漆喰 20kg:4,400円(220円/kg) 非練済み

自然素材

珪藻土の価格

価格(税込) 特徴
珪藻土KEISOUDO PLASTER 5kg:6,600円(1320円/kg)

18kg:19,800円(1100円/kg)

練済み

非自然素材

珪藻土壁材MIX アクア 3kg:3,264円(1088円/kg)

10kg:6,257円(626円/kg)

練済み

非自然素材

RESTAオリジナル DIY珪藻土 メソポア珪藻土45%

5,995円/5kg(1199円/kg)

メソポア珪藻土75%

7,315円/5kg(1463円/kg)

非練済み

非自然素材

ケイソウくん

(FINISH ONE)

箱18kg:18,700円(1039円/kg)

缶18kg:19,800円(1100円/kg)

箱5kg:6,050円(1210円/kg)

缶5kg:6,600円(1320円/kg)

練済み

非自然素材

ロハスウォール珪藻土(粗目) 10kg:16,060円(1606円/kg)

18kg:26,400円(1467円/kg)

練済み

自然素材

漆喰と珪藻土の価格表からも分かるように、一般的に漆喰と珪藻土では漆喰の方が多少安いです。

ただし、一概に漆喰の方が安いといった訳ではなく、原料や素材、塗り方によっても価格が異なってきます。

また、施工できる平米単価では漆喰が¥1,000〜3,000/㎡、珪藻土では¥1,000〜4,000/㎡と一般的には言われています。

私たちロハスウォールの漆喰や珪藻土では、国産の天然自然素材を使っているので少し材料費が割高になっています。

また珪藻土に「カビ」が生えにくく、消臭力もあり、ひび割れしたりボロボロと壁から剥がれにくくするため、ロハスウォール漆喰を配合しているので、他社よりも少し高い価格になっています。

漆喰と珪藻土の「練済み」「非練済み」について

今回ご紹介した商品に「練済み」「非練済み」のものがあります。

 

練済みとは、到着してすぐにそのままの状態で壁に塗ることができる半液体状のもので、粉末と水などを混ぜ、練られたもののことを言います。

 

反対に非練済みとは、漆喰や珪藻土が「粉末タイプ」のもので、到着してもすぐにそのままの状態で壁に塗ることはできません。

 

使用するにあたってはミキサーを使って、漆喰や珪藻土の原材料と同水系の水と混ぜる必要がありません。

そのため、混ぜる作業や準備段階での日にちが掛かったり、マンションの内装で使うといった場合には、粉が舞うため、練る場所の確保も難しかったりますが、保管がしやすいため価格を抑えることができます。

 

漆喰と珪藻土の「自然素材」と「非自然素材」について

漆喰と珪藻土両方で言えることとして、非自然素材より自然素材の方が価格は高いです。

一方で、自然素材の方が性能も高く、健康被害へのリスクがないといったことがいえます。

 

非自然素材とは、化学合成物の入った材料のことを指し、商品の成分を見ることで判断ができます。

 

また、化学合成物の入った商品の多くは、パッケージにJIS工場で生産されるJIS製品に表示することが義務づけられているF☆☆☆☆(エフ・フォースター)の表記があるため、この表記で化学合成合成物の有無を判断することもできます。

 

化学合成物が入っている分、自然素材の割合が減り漆喰であれば、漆喰本来の耐久性、調湿性、抗菌性といった性能が低下し、自然素材のものに劣ります。

 

これは珪藻土に関しても同様のことがいえます。

 

さらに、化学合成物が入っているという点から、非自然素材は健康被害のリンクも存在します。

 

F☆☆☆☆といった表記の基準からいって、通常内装の壁材として多く使われるビニールクロスと同じ安全基準となりますが、ビニールクロスはシックハウス症候群の健康被害は増えているといった現状があります。

 

漆喰と珪藻土の違い【塗る場所】 

漆喰と珪藻土の違いが分かったら、次によく聞かれるのが「実際にどこにどちらを塗ればいいのか?」という点です。

結論から言えば、「外壁には漆喰のみ、室内の場合にも漆喰、ただし湿度や結露が多い場合には珪藻土を塗る」といった考え方が一般的です。

主に考えるべき点は「調湿性」「価格」「素材感」「性能」の4点でどちらを塗ればいいかの基準が決まってきます。

 

珪藻土(ベッドルーム)

人は人生の1/3は睡眠しています。ベッドルームに珪藻土を塗るのは湿度を快適に調整し、ゆったりとした休息時間を過ごせます。

珪藻土を塗った珪藻土子供部屋

また、子供は体温が高いため、汗をかき湿気を帯びやすいので子供部屋への珪藻土は調湿目的としても最適です。

珪藻土を塗った洗面脱衣室

お風呂に近い洗濯機の周辺は湿気が篭りやすいので珪藻土が最適。

漆喰を塗ったリビング

漆喰を塗った玄関

漆喰を塗った廊下

漆喰を塗った和室

漆喰と珪藻土の違い【塗る場所:調湿性】 

珪藻土は、調湿性が漆喰よりも優れているため、湿気や結露が多いところには効果てきめんでおススメです。

例えば、海辺の家に漆喰を塗れば見た目はキレイですが家の中に湿気かがこもりがちで、カビも生えやすくなり危険です。

そのため、海辺や川辺、埋立地といった湿度の高い立地の建物や、湿気がこもりやすく結露が発生しやすいマンションなどのRC構造の建物の室内壁に自然素材リフォームやDIYで塗り壁する場合、珪藻土がおススメです。

湿気の溜まりやすいマンションには珪藻土が人気

 

戸建てでも比較的湿度が高い湘南エリアには、珪藻土を塗ったお家が多いのも業界でも有名な裏話です。

他の地域でも湿気がこもりがちな地下室や結露が多い部屋、窓がないお部屋、例えば洗面所や脱衣所など水回りや納戸、クローゼット、押し入れ、中二階の収納ルームなどに珪藻土を塗るのはおススメです。

漆喰と珪藻土の違い【塗る場所:価格】 

漆喰と珪藻土では、漆喰の方が珪藻土に比べ材料費が安いのが一般的な傾向です。

一方、業者へ依頼した場合の施工費用は珪藻土の方が安いといった傾向があります。

理由としては、初心者が漆喰や珪藻土を塗るにあたっては、どちらも難易度は変わらないのですが、プロが施工する場合には高い完成度が要求され、漆喰の方が難しく、元々模様のある珪藻土の方が簡単とされているためです。

そのため、珪藻土の施工には副業の大工、外壁屋の副業といった、経験の浅い本業ではない職人が施工することも多いです。

一方、漆喰は壁材の模様として最も難しいとされる「押さえ」と言われる、漆喰独自の真っ平らに塗る=漆喰というイメージが強いことから、プロでないとダメといった考え方があるためです。

以上のような理由から、材料費や施工費で漆喰と珪藻土には価格の違いがあります。

業者に施工を依頼したいが、とにかく安く抑えたいといった場合には珪藻土にこだわってもいいかもしれません。

漆喰と珪藻土の違い【塗る場所:性能】 

ビニールクロスに比べ、性能が格段に良いとされる漆喰と珪藻土ですが、この2つの性能の差にも注目したいところです。

上記でも記載したように、調湿効果は珪藻土の方が良いとされていますが、室内空間を快適にするといった点では、調湿性能は漆喰でも十分な他、珪藻土に比べ耐久性、抗菌性等にも優れた壁材となります。

そのため、通常は調湿性を考えた時に湿気やカビの心配がない環境下では、耐久性、抗菌性の優位性から漆喰を壁材として採用します。

また、外壁を施工する場合には普通漆喰を採用します。

なぜなら、そもそも外壁には調湿性能を持たせる必要がないため、珪藻土は外壁には不必要な建築資材だからです。

さらに、漆喰は江戸時代以前より木造住宅の火事延焼を防ぐために使われてきました。

現代の建築基準法では不燃材料として認定されていて、外壁に最適な材料なのです。

漆喰と珪藻土の違い【塗る場所:素材感】 

漆喰と珪藻土どちらを壁材に使おうか?

と考えた時、素材感で選択することもあります。

湿気やカビの心配がある環境下でない場合に、その他の性能や価格を気にせず内装のデザイン性にあった方を選択するといった方法です。

漆喰と珪藻土の素材感の違いとして、漆喰は「表面がなめらかな仕上がり」、珪藻土は「ザラっとした肌触り」といった存在感の違いがあります。

【漆喰】

漆喰

【珪藻土】

しかし、珪藻土の場合は他の材料と混ぜて作られるため、珪藻土なのに仕上がりがなめらかだったり、色のバリエーションも豊富といった点があります。

ただし、混ぜる素材で性能は変化してしまうので、この点においては塗りたい珪藻土の特徴を理解することが必要です。

漆喰と珪藻土の違い【DIYの難易度】 

壁材のDIY初心者にとって「自分にでもできるんだろうか?」といった不安はあると思います。

そんな時、どっちを使えばできるだけ難易度の低い方法でDIYができるか?について解説していきます。

漆喰と珪藻土ではどちらの方がDIY難易度が低いのか?

漆喰と珪藻土ではどちらの方がDIY難易度が低いのか?

結論、塗り慣れている壁材があれば難易度は下がりますが、初めて壁材をDIYする人にとって難易度は一緒です。

壁材のDIY難易度は

  • ・壁材が「練済み」なのか「粉」なのか?
  • ・模様をどうしたいか?
  • ・色を付けたいか?
  • ・完成度をどこまで求めるか?
  • ・道具と塗りたい素材が合っているかどうか?

などによって異なり、漆喰だから難しい、珪藻土だから簡単といったような材料自体にDIY難易度の差はありません。

壁材を粉から作る場合であれば、塗りやすい状態に調合するのが難しかったり、ミキサーなどが必要になります。

また、真っ平らや特殊な模様を壁に描きたいとなると、施工が一気に難しくなります。

その他、壁材に色を付けた場合にも、色によるムラができないように塗る必要があり、難易度は上がります。

当然、DIYなのでプロに比べれば施工の完成度は劣る訳ですが、DIYでの完成度をどこまで求めるかによっても難易度は変わってきます。

そして「道具と塗りたい素材が合っているかどうか?」に関してですが、間違った道具を使用してしまっているケースもよくあります。

DIYでは道具に関してはあまり関心を向けず、知識が不足していて間違った道具を使ってしまっているケースは多いです。

しっかりと素材にあった道具を使用することできれいに塗ることができます。

DIYの難易度は状況によって変わる

例えば、「家具の移動が伴うような住みながらの施工作業になるのか?」「本業の休みが取りやすいか?」「休日はどれくらい作業に時間を当てれるか?」といったようなことです。

 

家具の移動が伴えば作業が増えますし、どの場所に動かせばよいかその都度考える必要がでてきます。

本業などの兼ね合いで作業の時間が取れなければ、作業が中断して効率が下がります。

 

その他、外壁をDIYするにあたっては、足場を組んだりする必要も出てきます。

 

また、季節や日によっても湿度が異なったり、太陽の直射日光で壁材が乾きやすい状況だったります。

 

さらに、場合によっては、せっかく塗っても雨で漆喰が流れてしまうといった可能性もあります。

 

DIYをされる方からよくある質問として、DIYに最適な時期などを聞かれます。

 

答えとしては、1年通じて大丈夫なのですが、季節によっても温度や湿度が異なるため、その状況にあった方法を行う必要はあります。

 

そういった意味では、熱中症にもなりにくく、早く塗らなくても漆喰が乾きにくい冬などにDIYするのもいいかもしれません。

 

一方で、5度以下の環境であれば、漆喰や珪藻土、壁材と下地の接着の役割を果たすシーラーが凍ってしまう可能性があるため、その点には注意が必要です。

 

漆喰と珪藻土のDIY難易度を考えた選び方

漆喰や珪藻土を選ぶ際に「性能」「簡易性」「利便性」など様々な選び方が考えられますが、DIYでの難易度を考えた時には下記に注目するのがおすすめです。

壁材(漆喰や珪藻土)の長期保存ができるかどうか

壁材(漆喰や珪藻土)の保存期間はメーカーによってもそれぞれ異なり、保存がきかず使い切りのものもあります。こういった長期保存できない使い切りのものとしては、珪藻土に多い傾向があります。

DIYでは仕事の休みの日に作業を進めていくことになるため、どうしても作業期間が長くなってしまいます。

そのため、長期保存できる壁材でDIYを進めることで材料の無駄をなくし進めていくことが可能です。

商品(漆喰や珪藻土)がDIYでの施工を推奨しているかどうか

漆喰や珪藻土は商品によって、メーカーがDIYでの施工を推奨していなかったり、塗り方を公表していないようなケースがあります。

そのような場合には、DIY初心者が施工していくのは難しいと判断できるため、そのような材料は避けて壁材を選択する必要があります。

事前に練習・体験できるかどうか

メーカーによっては、壁材の塗り方を教えて貰える体験教室などを行っています。

そのような場所で、事前にDIYの進め方や塗り方を教わっておけば、DIYでの不安もなくなります。

DIYが初めてで、右も左も分からず不安な方にはおすすめです。

壁材(漆喰や珪藻土)のチューブタイプ(少量)があるかどうか

チューブタイプであれば、コテに載せて塗るだけなので非常に簡単に施工が可能です。

DIYで施工する範囲が大きい場合にはチューブタイプでは材料費が割高になるので、チューブタイプは不向きですが、壁1面だけなどといった施工面積が小さい場合には、簡易に施工できるチューブタイプが初心者にはおすすめです。

壁材(漆喰や珪藻土)専用の道具レンタルがあるかどうか

DIYを行う際には、道具を揃える必要があります。

壁材のDIYは今回のみで今後は予定してないとか、施工面積がそこまで大きくないため、道具を揃えると材料費に対して道具代が高くつくといった際に、専用道具のレンタルのあるメーカーを選ぶことはおすすめです。

また、自分自身で道具を揃えるとなると、道具代の他、道具の知識を必要になってきます。

よく間違った道具を使っていたり、プロ用の道具を使っていたりと、素材や自分のレベルにあっていない道具を使ってしまっている人は多いです。

専門の道具レンタルであれば、どの道具が必要か?といったところから、アドバイスを貰いながら道具を選択することが可能です。

購入後のアフターフォローがあるかどうか

いくら勉強して、事前に知識を付けていても分からないことは出てくるものです。

しかし多くのメーカーでは材料を販売しているだけで、メーカーに問い合わせても、施工のアドバイスやフォローは基本的にはしてくれません。

一方で、会社への問い合わせ窓口の他に、施工の問い合わせ窓口を設け、施工のアドバイスやフォローをしてくれるメーカーもあります。

DIYの初心者にとっては、アドバイスやフォローがあるかないかで精神的にも、時間的にも大きく変わってきますで、こういったサービスのあるメーカーの商品を選ぶのもおすすめです。

結局、漆喰と珪藻土どちらを塗ればいいのか? 

ここまで漆喰と珪藻土の違いについて解説していきました。

いざ壁材を塗るとなると、ほとんどの場合は漆喰を塗ることになります。

しかし、湿度がこもるような場所には珪藻土を塗るといった考え方が基本の考え方となります。

ここではこの考え方以外の例も含めていくつか例を紹介します。

漆喰を施工する事例1【木造の家】

木造の家で無垢のフローリングを使っていたり、集成フローリング、積層フローリングを使っている家は、漆喰を塗ることがおすすめです。

なぜなら、木材自体が湿気を吸うため調湿性能が高い珪藻土を塗ってしまうと、湿気を過剰に吸うことで、空気が乾燥しすぎてしまうためです。

そのため、木造の家は漆喰の方が相性がいいです。

漆喰を施工する事例2【古民家】

古民家を施工する場合には、漆喰がおすすめです。

古民家は断熱性能が低く、隙間が多く換気が行われている状態になっています。

そのため、壁材で湿気を吸わせる必要がなく、調湿性能が高い珪藻土を使用する必要がありません。

また、古民家では窓も低く、土壁、砂壁、聚楽壁が使われていて部屋の中が暗いです。こういったところに漆喰を使うだけで、部屋の中が明るくなります。

漆喰の原料である消石灰は結晶の集まりで、光を乱反射するため、同じ白でも明るくなるといった効果があります。

実際に、観光地などで見られる古い建物をオマージュしたような建築物は、明るさ重視して漆喰が使われているケースが多いです。

このように、調湿性、明るさといった点から古民家には漆喰がオススメです。

漆喰を施工する事例3【飲食店、キッチン】

漆喰は建築基準法でいう不燃材料に定められており、火を扱うような飲食店やキッチンには漆喰を使用するのがオススメです。

漆喰を施工する事例3【中古の家、カフェ、サロン】

中古の家を買って臭いが残ってる。こういった場合には自然素材の漆喰がおすすめです。

漆喰は抗菌性や消臭性に優れており、部屋の中の臭いがなくなり快適な空気感の空間に変えることが可能です。

そのため、ネイルサロンや美容室などの薬剤を使う場所にも漆喰は適しています。

薬剤などで臭いが体に合わない人も多く、漆喰を塗ることで「空気が違う」といった声を、お客様からいただいているといったことも言っておられました。

また、このように漆喰は抗菌性や消臭性に優れた壁材であることから、カフェ、居酒屋、ホテル、ペンションといったお客様に来店してもらうような場所で使うことも非常にオススメですし。

消臭性といった面だけでなく、見た目も綺麗になり、漆喰壁を採用したことで雑誌で特集されたといった話もあります。

そのため、カフェ、居酒屋、ホテル、ペンションといったお客様に来店してもらうような場所では他社との差別化にもなるといったことも考えられます。

漆喰を施工する事例3【和風な家】

和風な家では、多くの場合柱が見え、壁が柱から一段下がっているような「真壁」という壁が使われています。

これは柱の表面まで塗り重ねて補修できるように 一段下げて隙間を敢えて空けており、後々の塗り替えを考えてデザインされています。

珪藻土を施工する事例1【日当たり、風通しが悪い建物】

日当たりや風通し悪い建物では湿気がこもりやすく、木材が腐ったり、カビや結露が発生しやすいため、湿気を吸ってくれる調湿性能が高い珪藻土を使うことをおすすめします。

また、鉄筋コンクリートやRC構造のマンションなどでも、結露やカビが発生しやすく、クローゼットの服がカビていたといったようなことにもなりかねないため、珪藻土の使用がおすすめです。

千葉大学の研究でもありましたが、カビを吸うことでの健康上への被害もあるため、湿気が高くなる恐れがある場所では、珪藻土でしっかり湿度調整できる環境にしてあげることは大切です。

ただし、地下などであまりに湿気を吸いすぎて、珪藻土が湿気を飽和状態になり、吸った湿気を履けないといった場合には、珪藻土は有機物であり、漆喰のように抗菌性がないのでカビが発生するケースがあるため注意が必要です。

珪藻土を施工する事例2【オーディオルーム】

珪藻土は密度が小さく吸音性があるため、オーディオルームにはおすすめです。

逆に、漆喰では密度が濃いために反響性はありますが、吸音には不適合です。

また、素材の種類だけでなく、塗り方や模様にも関わっていて、凸凹だと反響しにくくなります。

珪藻土を施工する事例3【趣味部屋】

湿気を嫌う物を趣味にしている人は、趣味部屋には調湿性能が高い珪藻土がおすすめです。

例えば、サーフィンボード、カメラなどの機器、スキー板、スノーボード、楽器、バイクといったものを扱う趣味がこれに該当します。

カメラやバイクであれば湿気が高いと故障しやすかったり、ピアノなどの楽器では調律が変わってしまうといったことがあります。

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