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漆喰と珪藻土の違いって何なの?正しい塗り壁材の選び方教えます
「漆喰と珪藻土の違いって何なの?」
「漆喰と珪藻土、塗るならどっちがいいの?」
などの質問をよく受けますが、漆喰と珪藻土の違いは具体的には次のとおりです。
漆喰 | 珪藻土 | |
---|---|---|
特徴 | 火に強い 抗菌力がある | 調湿性が高い 吸音性が高い |
価格(材料費) | ¥1,000〜3,000/㎡ | ¥1,000〜4,000/㎡ |
塗る場所の特徴 | 室内と外壁 | 室内 |
施工費用 | 7,000円〜15,000円/m^2 | |
廃棄処理 | 自治体による |
漆喰と珪藻土にこのような違いがあります。
金額はメーカーによってまちまちですが工事を依頼するとほとんど同じになります。
完全自然素材の漆喰・珪藻土を自社製造&販売するロハスウォールは、年間1,000件以上の漆喰・珪藻土を使った自然素材リフォームの施工やDIYをサポートしていますが、多くのお客様からいろいろな質問を受けてお答えしております。
今回はこれらの質問について「家一軒まるごと塗り壁DIY教室」の代表講師であり当社の社長でもある辻 明宏が1つ1つ丁寧に答え、あなたがかかえる疑問について解消していきたいと思います。
それでは、さっそくいってみましょう!
※漆喰と珪藻土の違いや、塗り方、自然素材の取り扱い方法、塗り方のコツ体さ験まで、
一から分かりやすく専門講師に直接習えます。全国6会場(新宿・名古屋・大阪・岡山・福岡・仙台)で開催。
自然素材リフォーム・DIYする人から聞かれることトップ5
漆喰と珪藻土って具体的に何がどう違うの?
漆喰と珪藻土の違い【性能】漆喰 | 珪藻土 | |
---|---|---|
抗菌性 | 有 | 無 |
調湿力 | 高い | 漆喰よりも高い |
消臭力 | 高い | 無 |
耐久性 | 高い | 低い |
防火性 | 高い | 高い |
消臭性(シックハウス対策) | 高い | 無 |
主原料 | 消石灰(水酸化カルシウム) | 珪藻の堆積している土 |
※漆喰の耐火性:建築基準法で不燃材とされている。
漆喰や珪藻土を使った塗り壁を考えたとき、最初に思い浮かぶのが「漆喰と珪藻土って何が違うのか?」という疑問です。
簡単に説明すると漆喰は石灰石という岩石を原材料とする壁材です。反対に珪藻土は珪藻という藻類の一種にあたる珪藻が粉末状になり、それに固めるための材料を混ぜて作られたものです。
漆喰のメリット
- 1抗菌力がある
- 2消臭効果がある
- 3シックハウスの原因であるホルムアルデヒドを分解できる
- 4部屋干しでも変なニオイがつかない
- 5火事になりにくい

1番目の「抗菌力がある」と2番目の「消臭効果がある」とは、漆喰はもともとpHが高く強アルカリ性のため、そのためニオイや病気の元になるカビや細菌、ウィルスまで分解してくれる性能があります。特に当社が作ったロハスウォール漆喰はpHが12.52と高く強アルカリ性の壁材のため、空気中にあるニオイの元、雑菌などを壁が退治して、室内の空気をキレイにしてくれます。まるで天然の空気清浄機みたいな感じです。
そのため生活臭をはじめ、カビ臭い匂いや汗臭い匂いなどは壁紙を貼ったビニールクロスの部屋に比べ圧倒的に少ないのが特徴です。室内でペットを飼っている家でも漆喰を塗ったら「ペット臭さが消え快適になった。」というお声が出てています。また、ネイルサロン・美容室でも薬剤の匂いが少なくなると人気です。
他にはマンションや飲食店など臭いがこもりやすいところに塗るお客さんが多くいらっしゃいます。

3番目の「シックハウスの原因となるホルムアルデヒドを分解する」についてですが、これは漆喰を塗って固まる過程で、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドを吸着し分解する性能があります。
お子様やお年寄り、ワンちゃん、ネコちゃんといった抵抗力が低い方はホルムアルデヒドに弱いので、場合によっては化学物質過敏症やシックハウス症候群を発症する恐れがあります。
漆喰を塗ることで化学物質過敏症を発症するリスクを少しでも低減し、家族みんなが安心して暮らせる家づくりにして頂けたらと思います。

4番目の「部屋干しでも変なニオイがつかない」ですが、これは漆喰は湿気を全く吸わないビニールクロスに比べお部屋の湿気を10倍以上吸い込む性質があるので、珪藻土までといきませんが普通のビニールクロスよりカラッとした空気感で過ごすことが出るのが特徴です。
湿度が少ないと体感温度が違うため、冷暖房の効率が高まります。

5番目の「火事になりにくい」についてですが、これは漆喰が燃えにくい建材として建築基準法で認められた不燃材料だからです。
万が一火事になっても、ビニールクロスに比べ燃えにくい性質から火の回りが遅くなり、被害が最小限に止めることも可能です。
ロハスウォールでは自然素材100%の漆喰なので、万が一火が燃え移った場合に、ビニールクロスのような化学物質でできた壁と比べて有毒なガスや物質が発生しづらいため、万が一のときも安心です。
漆喰のデメリット
続いて漆喰のデメリットについてお伝えします。
漆喰のデメリットは1つで、一般的な壁材であるビニールクロスといった壁紙に比べて割高になるといった点があります。
その他にも、
- 1職人さんを探すのが難しい
- 2DIYで塗るには、塗り方を習ったほうが失敗しない
- 3自然素材100%でできた漆喰を見つけるのが難しい
などがありますが、これは私たちロハスウォールで提供しているコンシェルジュサービスや、DIY教室に来るとで解決するので安心してください。
無料のコンシェルジュサービスはこちら 漆喰や珪藻土のDIY教室はこちらクリック自然素材100% 漆喰の見分け方とは?
はじめに漆喰にはいろいろなタイプの製品があります。
この中で自然素材100%の漆喰はこの商品だけです。
自然素材100%の漆喰を見極めるポイント
①漆喰の成分を確認する
漆喰といえど、消石灰が入っていないと漆喰とは言えません。
しかし、消石灰が入っていない漆喰も売られており、そもそも漆喰なのかどうかを見分けます。
チェックの方法は、ホームページで公開されている成分を参考にします。
しかし、飲食物や化粧品のように建築資材には成分表示について法規制がされとらず、漆喰に限らず全て公開していないケースが多いです。
こういった場合には、製造メーカーに問い合わせて確認をします。
②漆喰の素材を確認する
漆喰の成分を確認し、消石灰が入っていることが分かれば、その次に自然素材の漆喰かどうかをチェックします。
一般的に売られている漆喰は自然素材ではないものが90%を占めており、建築士や工務店、ハウスメーカーの担当者までも見分けれていないのがほとんどです。
成分に化学合成物質が入っているかどうかを確認します。
③ F☆☆☆☆(エフ・フォースター)の表記を確認する
F☆☆☆☆(エフ・フォースター)の表記があれば、一目で化学合成接着剤入りの漆喰であることが分かります。
F☆☆☆☆(エフ・フォースター)とは、シックハウス症候群といった健康被害を懸念した建材における「ホルムアルデヒド」の使用規格です。
JIS、JAS、国土交通大臣認定によって等級付けされた、F☆☆☆☆(エフ・フォースター)などの表示を示さなければなりません。
そのため、F☆☆☆☆(エフ・フォースター)の表記があった場合には、規格を満たしているものの100%自然素材の漆喰ではない。といった判断ができるます。
また、F☆☆☆☆(エフ・フォースター)の表記があれば安心なのではないか?といった声をいただくことがありますが、
厚生労働省の「厚生労働省室内空気質健康影響研究会報告書」の中で、化学物質13種類に対して濃度基準値が定められている一方で、ドイツでは166種類 フランス216種類となっており、 世界的に見ても、日本の化学物質の対する安全基準がいかに低いというのは実情です。
さらに、F☆☆☆☆(エフ・フォースター)の基準となる建築基準法では「ホルムアルデヒド」「クロルピリホス」の2種類しか規制されておらず厚生労働省の1/6、ドイツの1/83、フランス1/108となり、かなりの低い水準での基準であることが分かります。
この3つのポイントをチェックしてすべてクリアしていれば、それはほぼ自然素材100%の漆喰で間違いので、自信をもって購入やそれで家の壁を塗ってください。
もし自分の選んだ漆喰が「自然素材100%かわからない」「不安だ」という場合は、先ほども案内した無料のコンシェルジュサービスを使って、確かめたり、確認してください。
相談は無料なので遠慮なく、ご質問やご相談ください。
無料のコンシェルジュサービスはこちら以上が漆喰のメリット・デメリットです。
次に珪藻土のメリット・デメリットについて説明するのでご覧ください。
珪藻土のメリット
続いて珪藻土のメリットついてお伝えします。珪藻土には特にコレといった特徴がなく、メリットは漆喰にほぼ似ているのが特徴ですが、しいてあげるとしたら次の点になります。
珪藻土を塗る一番のメリットは、何といっても調湿力です。
これは漆喰と比べて1.2倍もあるので、「家を湿気から守りたい」とか、「カビだらけの家にしたくない」、「ジメジメした家に住みたくない」方におすすめの壁材です。
このため、結露に困っている建物や立地には有効な素材が珪藻土なのです。この他に漆喰と同じメリットですが、消臭効果があることや防火効果があるなど漆喰に似た特徴があり、漆喰より調湿効果を出したい場合に珪藻土は有効です。
珪藻土のデメリット
次に珪藻土のデメリットですが、こちらは次の通りです。
- 1しっかり選ばないとカビが生えやすい
- 2ものによってはポロポロ壁が剥がれ落ちる
といったことがこれまで言われているようでが、当社ではその点をカバーするために珪藻土に当社の自然素材100%の漆喰を混ぜカビに強く、珪藻土が壁からポロポロ落ちないよう耐久性をアップさせた珪藻土の開発に成功しています。

珪藻土は漆喰と違って混ぜ合わせる固化材によって、その性能は大きく変わってきます。ロハスウォールでは珪藻土がもつデメリットを少しでも減らすために、固化材として自然素材100%のロハスウォール本格漆喰の主原料を使い珪藻土を作っています。
その結果、化学合成接着剤を使って作ったホームセンターなどで売られている珪藻土壁材に比べても消臭効果や耐久性があり、カビが生えにくい珪藻土に仕上げています。
珪藻土を選ぶときには
(1)珪藻土の固化材は何を使っているのか?
(2)珪藻土の含有量は適度か?(珪藻土の含有量少ないと効果がなく、多すぎるとカビやすくなるのでほどほどの適正量がよい)
をチェックすることをオススメします。
珪藻土についての情報を知りたい方はこちらをお読みください。
>>珪藻土の特徴
漆喰と珪藻土は原材料によっても違いがある

冒頭にも説明したように、漆喰は石灰石という岩石を原材料とする壁材。珪藻土は珪藻という藻類の一種にあたる珪藻が粉末状になり、それに固めるための材料を混ぜて作られたものです。
このため珪藻土は製造メーカーによって混ぜる原料の違いやその配合が大幅に異なります。 一般的な漆喰は石灰石を原材料に水や特殊な繊維材を使って製造しますが、メーカーごとに成分が異なります。
たとえば、糊材の部分で化学合成ボンドをつかうか、当社のように天然の糊材を使うかといった違いがあります。世の中で「自然素材100%の漆喰」というのは接着剤に違いのポイントがあるのです。
次に珪藻土ですが、先ほどもお伝えしたように藻類の一種である珪藻の殻が堆積した土です。見た目も単なる土であり、固まらないのが特徴のためそのまま塗ることはできず、副資材(固める素材)を混ぜ合わせて壁材にします。
このとき配合する原料によっては、珪藻土がもっている調湿性を低下させてしまったり、自然素材の珪藻土を塗ったはずなのに新築のような臭い、いわゆる化学合成接着剤の臭いがプンプンすることがあります。
珪藻土だけでは壁材として成り立たないので、ベストな配合原料としては天然自然素材でできた漆喰を40%ほど配合した珪藻土を選ぶのがおすすめです。
スペインのミハス地方やギリシャのサントリーニ島のように白く美しい、それでいて地震でもひび割れしにくい壁がいいな。と思った人は漆喰を。
湘南の海辺にあるような湿度の高い家に住む方は珪藻土を使った家づくりをするのがオススメです。
ロハスウォールでは安心、安全、住む人の健康を一番に考え、漆喰は岡山県産の消石灰を使って、つなぎ材は創業から74年以上使われている海藻糊を使って、職人の手で1つ1つ丁寧に製造しています。
また、昔の漆喰壁をオマージュした平らに塗りやすい漆喰も製造しています。こちらは岡山県をはじめ瀬戸内海でとれる天然の牡蠣の貝殻を粉末状にしたものを先ほどの漆喰に混ぜ合わせて作った当社オリジナルの牡蠣漆喰です。
高級志向の方、どうせ家をつくるなら最高の素材で家を作りたい施主さんに人気の商品になっています。
珪藻土は今、お話した岡山県産の天然自然素材で作った漆喰と大分県産の珪藻土を混ぜ合わせて作った、カビに強く湿気をよく吸う国産の自然素材100%で作った珪藻土が人気です。湿気を気にされる方やカラッとしたヨーロッパのような空気に包まれて生活したい方は、漆喰ではなく調湿性が高い珪藻土を選ばれています。
どちらも岡山県産をはじめとする国産自然素材100%で作った安心、安全、体によい塗り壁材です。漆喰と珪藻土の違いがザックリとわかったところで、次に漆喰と珪藻土どちらを家に塗るといいのか?という質問についてお答えします。
次に漆喰と珪藻土についてぶっちゃけどっちを塗ったらいいのかについてよく質問を受けるのでお答えします。
結論から言えば、「外壁には漆喰のみ、室内の場合にも漆喰、ただし湿度や結露が多い場合には珪藻土を塗る」といった考え方が一般的です。
主に考えるべき点は「調湿性」「価格」「素材感」「性能」の4点でどちらを塗ればいいかの基準が決まってきます。
珪藻土(ベッドルーム)
人は人生の1/3は睡眠しています。ベッドルームに珪藻土を塗るのは湿度を快適に調整し、ゆったりとした休息時間を過ごせます。
珪藻土を塗った珪藻土子供部屋
また、子供は体温が高いため、汗をかき湿気を帯びやすいので子供部屋への珪藻土は調湿目的としても最適です。
珪藻土を塗った洗面脱衣室
お風呂に近い洗濯機の周辺は湿気が篭りやすいので珪藻土が最適。
漆喰を塗ったリビング
漆喰を塗った玄関
漆喰を塗った廊下
漆喰を塗った和室
漆喰と珪藻土の違い【塗る場所:調湿性】
珪藻土は、調湿性が漆喰よりも優れているため、湿気や結露が多いところには効果てきめんでおススメです。
例えば、海辺の家に漆喰を塗れば見た目はキレイですが家の中に湿気かがこもりがちで、カビも生えやすくなり危険です。
そのため、海辺や川辺、埋立地といった湿度の高い立地の建物や、湿気がこもりやすく結露が発生しやすいマンションなどのRC構造の建物の室内壁に自然素材リフォームやDIYで塗り壁する場合、珪藻土がおススメです。
【湿気の溜まりやすいマンションには珪藻土が人気】
戸建てでも比較的湿度が高い湘南エリアには、珪藻土を塗ったお家が多いのも業界でも有名な裏話です。
他の地域でも湿気がこもりがちな地下室や結露が多い部屋、窓がないお部屋、例えば洗面所や脱衣所など水回りや納戸、クローゼット、押し入れ、中二階の収納ルームなどに珪藻土を塗るのはおススメです。
漆喰と珪藻土の違い【塗る場所:価格】
漆喰と珪藻土では、漆喰の方が珪藻土に比べ材料費が安いのが一般的な傾向です。
一方、業者へ依頼した場合の施工費用は珪藻土の方が安いといった傾向があります。
理由としては、初心者が漆喰や珪藻土を塗るにあたっては、どちらも難易度は変わらないのですが、プロが施工する場合には高い完成度が要求され、漆喰の方が難しく、元々模様のある珪藻土の方が簡単とされているためです。
そのため、珪藻土の施工には副業の大工、外壁屋の副業といった、経験の浅い本業ではない職人が施工することも多いです。
一方、漆喰は壁材の模様として最も難しいとされる「押さえ」と言われる、漆喰独自の真っ平らに塗る=漆喰というイメージが強いことから、プロでないとダメといった考え方があるためです。
以上のような理由から、材料費や施工費で漆喰と珪藻土には価格の違いがあります。
業者に施工を依頼したいが、とにかく安く抑えたいといった場合には珪藻土にこだわってもいいかもしれません。
漆喰と珪藻土の違い【塗る場所:性能】
ビニールクロスに比べ、性能が格段に良いとされる漆喰と珪藻土ですが、この2つの性能の差にも注目したいところです。
上記でも記載したように、調湿効果は珪藻土の方が良いとされていますが、室内空間を快適にするといった点では、調湿性能は漆喰でも十分な他、珪藻土に比べ耐久性、抗菌性等にも優れた壁材となります。
そのため、通常は調湿性を考えた時に湿気やカビの心配がない環境下では、耐久性、抗菌性の優位性から漆喰を壁材として採用します。
また、外壁を施工する場合には普通漆喰を採用します。
なぜなら、そもそも外壁には調湿性能を持たせる必要がないため、珪藻土は外壁には不必要な建築資材だからです。
さらに、漆喰は江戸時代以前より木造住宅の火事延焼を防ぐために使われてきました。
現代の建築基準法では不燃材料として認定されていて、外壁に最適な材料なのです。
漆喰と珪藻土の違い【塗る場所:素材感】
漆喰と珪藻土どちらを壁材に使おうか?
と考えた時、素材感で選択することもあります。
湿気やカビの心配がある環境下でない場合に、その他の性能や価格を気にせず内装のデザイン性にあった方を選択するといった方法です。
漆喰と珪藻土の素材感の違いとして、漆喰は「表面がなめらかな仕上がり」、珪藻土は「ザラっとした肌触り」といった存在感の違いがあります。
しかし、珪藻土の場合は他の材料と混ぜて作られるため、珪藻土なのに仕上がりがなめらかだったり、色のバリエーションも豊富といった点があります。
ただし、混ぜる素材で性能は変化してしまうので、この点においては塗りたい珪藻土の特徴を理解することが必要です。
漆喰と珪藻土ってそれぞれどこに塗るのがいいの?

漆喰と珪藻土の違いが分かったら、次によく聞かれるのが「実際にどこにどう塗ればいいのか?」という点です。これはとても重要で先ほど少しお話ししたように海辺の家に漆喰を塗れば見た目はキレイですが家の中に湿気かがこもりがちで、カビも生えやすくなり危険です。
反対に、海辺や川辺、埋立地といった湿度の高い立地の建物や、湿気がこもりやすく結露が発生しやすいマンションなどのRC構造の建物の室内壁に自然素材リフォームやDIYで塗り壁する場合、珪藻土がおススメです。

湘南の逗子には珪藻土を塗ったお家が多いのも業界でも有名な裏話です。他の地域でも湿気がこもりがちな地下室や結露が多い部屋、窓がないお部屋、例えば洗面所や脱衣所など水回りや納戸、中二階の収納ルームなどに珪藻土を塗るのはおススメです。
珪藻土には調湿作用といって、湿度を調節する仕組みが備わっているので湿気や結露が多いところには効果てきめんでおススメです。逆に漆喰にも調湿性はあるのですが珪藻土ほどではないので、木造や日当たり、風通しのよい建物には漆喰で十分効果があるのでコスト的にもおススメです。
漆喰は元々お城の外壁に使われるぐらいなので、外壁を含めあらゆるところに塗ることがオススメできます。日本にある木造の建物には漆喰が合いますね。ただ珪藻土に比べて湿度を調節する機能が少し劣るので、さきほど言った湿気の多いお部屋・建物には漆喰より珪藻土を塗るのがおススメです。

漆喰と珪藻土ってどっちをどこに塗ればいいのか迷いますよね。もしこの記事を読んで分からなくなった、迷ってしまったといった方がいらっしゃいましたら、下記に漆喰・珪藻土リフォーム、DIY相談窓口を用意していますので、気軽にお問合せください。
売り込みなどいたしませんので、安心しておかけになってください。塗り方や工事を業者に任せたい場合での疑問点に対しても親身に相談に乗りますので、遠慮なくおかけください。
漆喰と珪藻土の施工事例
漆喰や珪藻土の施工では、湿度がこもるような場所には珪藻土を塗るといった考え方が基本の考え方となります。
ここではこの考え方以外の例も含めていくつか例を紹介します。
漆喰を施工する事例1【木造の家】
木造の家で無垢のフローリングを使っていたり、集成フローリング、積層フローリングを使っている家は、漆喰を塗ることがおすすめです。
なぜなら、木材自体が湿気を吸うため調湿性能が高い珪藻土を塗ってしまうと、湿気を過剰に吸うことで、空気が乾燥しすぎてしまうためです。
そのため、木造の家は漆喰の方が相性がいいです。
漆喰を施工する事例2【古民家】
古民家を施工する場合には、漆喰がおすすめです。
古民家は断熱性能が低く、隙間が多く換気が行われている状態になっています。
そのため、壁材で湿気を吸わせる必要がなく、調湿性能が高い珪藻土を使用する必要がありません。
また、古民家では窓も低く、土壁、砂壁、聚楽壁が使われていて部屋の中が暗いです。
こういったところに漆喰を使うだけで、部屋の中が明るくなります。
漆喰の原料である消石灰は結晶の集まりで、光を乱反射するため、同じ白でも明るくなるといった効果があります。
実際に、観光地などで見られる古い建物をオマージュしたような建築物は、明るさ重視して漆喰が使われているケースが多いです。
このように、調湿性、明るさといった点から古民家には漆喰がオススメです。
漆喰を施工する事例3【飲食店、キッチン】
漆喰は建築基準法でいう不燃材料に定められており、火を扱うような飲食店やキッチンには漆喰を使用するのがオススメです。
漆喰を施工する事例3【中古の家、カフェ、サロン】
中古の家を買って臭いが残ってる。
こういった場合には自然素材の漆喰がおすすめです。
漆喰は抗菌性や消臭性に優れており、部屋の中の臭いがなくなり快適な空気感の空間に変えることが可能です。
そのため、ネイルサロンや美容室などの薬剤を使う場所にも漆喰は適しています。
薬剤などで臭いが体に合わない人も多く、漆喰を塗ることで「空気が違う」といった声を、お客様からいただいているといったことも言っておられました。
また、このように漆喰は抗菌性や消臭性に優れた壁材であることから、カフェ、居酒屋、ホテル、ペンション、ヨガスタジオといったお客様に来店してもらうような場所で使うことも非常にオススメですし。
消臭性といった面だけでなく、見た目も綺麗になり、漆喰壁を採用したことで雑誌で特集されたといった話もあります。
そのため、カフェ、パン屋、居酒屋、ホテル、ペンション、ヨガスタジオといったお客様に来店してもらうような場所では他
社との差別化にもなるといったことも考えられます。
漆喰を施工する事例3【和風な家】
和風な家では、多くの場合柱が見え、壁が柱から一段下がっているような「真壁」という壁が使われています。
これは柱の表面まで塗り重ねて補修できるように 一段下げて隙間を敢えて空けており、後々の塗り替えを考えてデザインされています。
珪藻土を施工する事例1【日当たり、風通しが悪い建物】
日当たりや風通し悪い建物では湿気がこもりやすく、木材が腐ったり、カビや結露が発生しやすいため、湿気を吸ってくれる調湿性能が高い珪藻土を使うことをおすすめします。
また、鉄筋コンクリートやRC構造のマンションなどでも、結露やカビが発生しやすく、クローゼットの服がカビていたといったようなことにもなりかねないため、珪藻土の使用がおすすめです。
千葉大学の研究でもありましたが、カビを吸うことでの健康上への被害もあるため、湿気が高くなる恐れがある場所では、珪藻土でしっかり湿度調整できる環境にしてあげることは大切です。
ただし、地下などであまりに湿気を吸いすぎて、珪藻土が湿気を飽和状態になり、吸った湿気を履けないといった場合には、珪藻土は有機物であり、漆喰のように抗菌性がないのでカビが発生するケースがあるため注意が必要です。
珪藻土を施工する事例2【オーディオルーム】
珪藻土は密度が小さく吸音性があるため、オーディオルームにはおすすめです。
逆に、漆喰では密度が濃いために反響性はありますが、吸音には不適合です。
また、素材の種類だけでなく、塗り方や模様にも関わっていて、凸凹だと反響しにくくなります。
珪藻土を施工する事例3【趣味部屋】
湿気を嫌う物を趣味にしている人は、趣味部屋には調湿性能が高い珪藻土がおすすめです。
例えば、楽器、カメラなどの機器、サーフィンボード、スキー板、スノーボード、バイクといったものを扱う趣味がこれに該当します。
ピアノなどの楽器では調律が変わってしまったり、カメラやバイクであれば湿気が高いと故障しやすいといったことがあります。
漆喰と珪藻土の価格の違いってどれくらいですか?

ここでは漆喰と珪藻土の価格の違いをまとめました。
販売メーカーによって量や価格も代わるため、ネット上でよく見かけるメーカーの漆喰と珪藻土を複数ピックアップしました。
価格(税込) | 特徴 | |
---|---|---|
うま~くヌレール | 5kg:4,785円(957円/kg) 18kg:15,235円(847円/kg) |
練済み 非自然素材 |
練済みベジタウォール | 16kg:8,800円(550円/kg) | 練済み 非自然素材 |
大和しっくい | 20kg:3,980円(199円/kg) | 非練済み 非自然素材 |
ロハスウォール本格漆喰 | 10kg:12,100円(1210円/kg) 18kg:19,800円(1100円/kg) |
練済み 自然素材 |
EM漆喰 | 20kg:4,400円(220円/kg) | 非練済み 自然素材 |
価格(税込) | 特徴 | |
---|---|---|
珪藻土 KEISOUDO PLASTER |
5kg:6,600円(1320円/kg) 18kg:19,800円(1100円/kg) |
練済み 非自然素材 |
珪藻土壁材MIX アクア | 3kg:3,264円(1088円/kg) 10kg:6,257円(626円/kg) |
練済み 非自然素材 |
RESTAオリジナル DIY珪藻土 |
メソポア珪藻土45% 5,995円/5kg(1199円/kg) メソポア珪藻土75% 7,315円/5kg(1463円/kg) |
非練済み 非自然素材 |
ケイソウくん (FINISH ONE) |
箱18kg:18,700円(1039円/kg) 缶18kg:19,800円(1100円/kg) 箱5kg:6,050円(1210円/kg) 缶5kg:6,600円(1320円/kg) |
練済み 非自然素材 |
ロハスウォール珪藻土(粗目) | 10kg:16,060円(1606円/kg) 18kg:26,400円(1467円/kg) |
練済み 自然素材 |
漆喰と珪藻土の価格表からも分かるように、一般的に漆喰と珪藻土では漆喰の方が多少安いです。
ただし、一概に漆喰の方が安いといった訳ではなく、原料や素材、塗り方によっても価格が異なってきます。
また、施工できる平米単価では漆喰が¥1,000〜3,000/㎡、珪藻土では¥1,000〜4,000/㎡と一般的には言われています。
私たちロハスウォールの漆喰や珪藻土では、国産の天然自然素材を使っているので少し材料費が割高になっています。
また珪藻土に「カビ」が生えにくく、消臭力もあり、ひび割れしたりボロボロと壁から剥がれにくくするため、ロハスウォール漆喰を配合しているので、他社よりも少し高い価格になっています。
珪藻土の価格
漆喰と珪藻土の価格表からも分かるように、一般的に漆喰と珪藻土では漆喰の方が多少安いです。
ただし、一概に漆喰の方が安いといった訳ではなく、原料や素材、塗り方によっても価格が異なってきます。
また、施工できる平米単価では漆喰が¥1,000〜3,000/㎡、珪藻土では¥1,000〜4,000/㎡と一般的には言われています。
私たちロハスウォールの漆喰や珪藻土では、国産の天然自然素材を使っているので少し材料費が割高になっています。
また珪藻土に「カビ」が生えにくく、消臭力もあり、ひび割れしたりボロボロと壁から剥がれにくくするため、ロハスウォール漆喰を配合しているので、他社よりも少し高い価格になっています。
漆喰と珪藻土の「練済み」「非練済み」について
今回ご紹介した商品に「練済み」「非練済み」のものがあります。
練済みとは、到着してすぐにそのままの状態で壁に塗ることができる半液体状のもので、粉末と水などを混ぜ、練られたもののことを言います。
反対に非練済みとは、漆喰や珪藻土が「粉末タイプ」のもので、到着してもすぐにそのままの状態で壁に塗ることはできません。
使用するにあたってはミキサーを使って、漆喰や珪藻土の原材料と同水系の水と混ぜる必要がありません。
そのため、混ぜる作業や準備段階での日にちが掛かったり、マンションの内装で使うといった場合には、粉が舞うため、練る場所の確保も難しかったりますが、保管がしやすいため価格を抑えることができます。
漆喰と珪藻土の「自然素材」と「非自然素材」について
漆喰と珪藻土両方で言えることとして、非自然素材より自然素材の方が価格は高いです。
一方で、自然素材の方が性能も高く、健康被害へのリスクがないといったことがいえます。
非自然素材とは、化学合成物の入った材料のことを指し、商品の成分を見ることで判断ができます。
また、化学合成物の入った商品の多くは、パッケージにJIS工場で生産されるJIS製品に表示することが義務づけられているF☆☆☆☆(エフ・フォースター)の表記があるため、この表記で化学合成合成物の有無を判断することもできます。
化学合成物が入っている分、自然素材の割合が減り漆喰であれば、漆喰本来の耐久性、調湿性、抗菌性といった性能が低下し、自然素材のものに劣ります。
これは珪藻土に関しても同様のことがいえます。
さらに、化学合成物が入っているという点から、非自然素材は健康被害のリンクも存在します。
F☆☆☆☆といった表記の基準からいって、通常内装の壁材として多く使われるビニールクロスと同じ安全基準となりますが、ビニールクロスはシックハウス症候群の健康被害は増えているといった現状があります。
漆喰と珪藻土でリフォーム・DIYをしたらいくらかかりますか?
自然素材100%の漆喰や珪藻土を使ったリフォームまたはDIYですが、各メーカーから販売されている漆喰・珪藻土に施工費用が加えられた値段が施工費用になります。
例として当社で販売する漆喰・珪藻土を使って1戸建やマンション、各種お部屋を塗った場合にかかる費用はこちらになります。
※ スマートフォン等から当ページを閲覧している場合、表部分は左右にスクロールしてご覧ください。
(例)戸建て総二階(施工面積300㎡)壁から天井まてすべて漆喰または珪藻土にする場合
必要目安量 漆喰・珪藻土:約360kg / 専用下塗り材:360kg
商品名 | 価格 (18kg・税込) | 必要量 | 専用下塗り材 (18kg) | 合計価格(税込) |
---|---|---|---|---|
ロハスウォール 本格漆喰 | 19,800円 | 20箱 | 12,100円 × 20箱 | 638,000円 |
ロハスウォール 高級カキ本格漆喰 | 23,100円 | 20箱 | 704,000円 | |
ロハスウォール 珪藻土(細め) | 26,400円 | 20箱 | 770,000円 | |
ロハスウォール 珪藻土(粗め) | 26,400円 | 24箱 | 875,600円 |
(例)マンション2LDK(施工面積250㎡)の壁、天井にすべて漆喰または珪藻土を塗った場合
必要目安量 漆喰・珪藻土:約320kg / 専用下塗り材:306kg
商品名 | 価格 (18kg・税込) | 必要量 | 専用下塗り材 (18kg) | 合計価格(税込) |
---|---|---|---|---|
ロハスウォール 本格漆喰 | 19,800円 | 17箱 | 12,100円 × 17箱 | 536,180円 |
ロハスウォール 高級カキ本格漆喰 | 23,100円 | 17箱 | 598,400円 | |
ロハスウォール 珪藻土(細め) | 26,400円 | 17箱 | 654,500円 | |
ロハスウォール 珪藻土(粗め) | 26,400円 | 20箱 | 733,700円 |
(例)リビングまたはLDK16畳に漆喰・珪藻土を塗った場合
【壁のみ(施工面積53㎡)】必要目安量 漆喰・珪藻土:約72~90kg / 専用下塗り材:kg
商品名 | 価格 (18kg・税込) | 必要量 | 専用下塗り材 (18kg) | 合計価格(税込) |
---|---|---|---|---|
ロハスウォール 本格漆喰 | 19,800円 | 4箱 | 12,100円 × 4箱 | 127,600円 |
ロハスウォール 高級カキ本格漆喰 | 23,100円 | 4箱 | 140,800円 | |
ロハスウォール 珪藻土(細め) | 26,400円 | 4箱 | 154,000円 | |
ロハスウォール 珪藻土(粗め) | 26,400円 | 5箱 | 180,400円 |
【天井+壁(施工面積80㎡)】必要目安量 漆喰・珪藻土:約108~126kg / 専用下塗り材:kg
商品名 | 価格 (18kg・税込) | 必要量 | 専用下塗り材 (18kg) | 合計価格(税込) |
---|---|---|---|---|
ロハスウォール 本格漆喰 | 19,800円 | 6箱 | 12,100円 × 6箱 | 191,400円 |
ロハスウォール 高級カキ本格漆喰 | 23,100円 | 6箱 | 211,200円 | |
ロハスウォール 珪藻土(細め) | 26,400円 | 6箱 | 231,000円 | |
ロハスウォール 珪藻土(粗め) | 26,400円 | 7箱 | 257,400円 |
(例)8畳の寝室または子供部屋に漆喰・珪藻土を塗った場合
【壁のみ(施工面積20㎡)】必要目安量 漆喰・珪藻土:約36~54kg / 専用下塗り材:kg
商品名 | 価格 (18kg・税込) | 必要量 | 専用下塗り材 (18kg) | 合計価格(税込) |
---|---|---|---|---|
ロハスウォール 本格漆喰 | 19,800円 | 2箱 | 12,100円 × 2箱 | 63,800円 |
ロハスウォール 高級カキ本格漆喰 | 23,100円 | 2箱 | 70,400円 | |
ロハスウォール 珪藻土(細め) | 26,400円 | 2箱 | 77,000円 | |
ロハスウォール 珪藻土(粗め) | 26,400円 | 3箱 | 103,400円 |
【天井+壁(施工面積30㎡)】必要目安量 漆喰・珪藻土:約46~54kg / 専用下塗り材:kg
商品名 | 価格 (税込) | 必要量 | 専用下塗り材 (18kg) | 合計価格(税込) |
---|---|---|---|---|
ロハスウォール 本格漆喰 | 18kg 19,800円 10kg 12,100円 | 2箱 1箱 | 18kg 12,100円 × 2箱 10kg 7,370円 × 1箱 | 83,270円 |
ロハスウォール 高級カキ本格漆喰 | 18kg 23,100円 10kg 14,080円 | 2箱 1箱 | 91,850円 | |
ロハスウォール 珪藻土(細め) | 18kg 26,400円 10kg 16,060円 | 2箱 1箱 | 100,430円 | |
ロハスウォール 珪藻土(粗め) | 18kg 26,400円 | 3箱 | 110,770円 |
(例)6畳の寝室または子供部屋に漆喰・珪藻土を塗った場合
【壁のみ(施工面積27㎡)】必要目安量 漆喰・珪藻土:約36~54kg / 専用下塗り材:kg
商品名 | 価格 (18kg・税込) | 必要量 | 専用下塗り材 (18kg) | 合計価格(税込) |
---|---|---|---|---|
ロハスウォール 本格漆喰 | 19,800円 | 2箱 | 12,100円 × 2箱 | 63,800円 |
ロハスウォール 高級カキ本格漆喰 | 23,100円 | 2箱 | 70,400円 | |
ロハスウォール 珪藻土(細め) | 26,400円 | 2箱 | 77,000円 | |
ロハスウォール 珪藻土(粗め) | 26,400円 | 3箱 | 103,400円 |
【天井+壁(施工面積70㎡)】必要目安量 漆喰・珪藻土:約54 ~72kg / 専用下塗り材:kg
商品名 | 価格 (18kg・税込) | 必要量 | 専用下塗り材 (18kg) | 合計価格(税込) |
---|---|---|---|---|
ロハスウォール 本格漆喰 | 19,800円 | 3箱 | 12,100円 × 3箱 | 95,700円 |
ロハスウォール 高級カキ本格漆喰 | 23,100円 | 3箱 | 105,600円 | |
ロハスウォール 珪藻土(細め) | 26,400円 | 3箱 | 115,500円 | |
ロハスウォール 珪藻土(粗め) | 26,400円 | 4箱 | 141,900円 |
いかがだったでしょうか?
自然素材100%の漆喰、珪藻土はホームセンターや市販のものと比べ若干割高になっていますが、その分、室内の空気感はF★★★★製品と比べ新築や新品家具からでるホルムアルデヒド臭さもなく、まるで森林の中にいるような澄んだ空気感が家全体を包み込みます。

F★★★★製の漆喰や珪藻土は安いですが、化学物質が混じった空気を吸って過ごすことになります。またF★★★★はビニールクロスと同じ規格です。少々過激な表現ですが成人では1日にドラム缶50本分の空気を吸うといわれています。そのとき化学物質ありの空気と自然素材だけの空気とどちらを吸って過ごしたいか、これからの健康のこと考えてからご自身の判断で選んでいただければと思います。
どちらにしても、漆喰、珪藻土の壁は壁紙などと違った風合いになり、自分だけのオリジナル家になるので、この機会にぜひご検討ください。
岡山県産の自然素材100%でできた漆喰・珪藻土はこちらからご覧ください。
塗る面積について質問がある、自分の家はいくらになるのか知りたい方はこちらへお問い合わせください。
漆喰と珪藻土、DIYするならどっちがいいとかありますか?
壁材のDIY初心者にとって「自分にでもできるんだろうか?」といった不安はあると思います。 そんな時、どっちを使えばできるだけ難易度の低い方法でDIYができるか?について解説していきます。
漆喰と珪藻土ではどちらの方がDIY難易度が低いのか?
漆喰と珪藻土ではどちらの方がDIY難易度が低いのか? 結論、塗り慣れている壁材があれば難易度は下がりますが、初めて壁材をDIYする人にとって難易度は一緒です。
壁材のDIY難易度は
- ・壁材が「練済み」なのか「粉」なのか?
- ・模様をどうしたいか?
- ・色を付けたいか?
- ・完成度をどこまで求めるか?
- ・道具と塗りたい素材が合っているかどうか?
などによって異なり、漆喰だから難しい、珪藻土だから簡単といったような材料自体にDIY難易度の差はありません。
壁材を粉から作る場合であれば、塗りやすい状態に調合するのが難しかったり、ミキサーなどが必要になります。
また、真っ平らや特殊な模様を壁に描きたいとなると、施工が一気に難しくなります。
その他、壁材に色を付けた場合にも、色によるムラができないように塗る必要があり、難易度は上がります。
当然、DIYなのでプロに比べれば施工の完成度は劣る訳ですが、DIYでの完成度をどこまで求めるかによっても難易度は変わってきます。
そして「道具と塗りたい素材が合っているかどうか?」に関してですが、間違った道具を使用してしまっているケースもよくあります。
DIYでは道具に関してはあまり関心を向けず、知識が不足していて間違った道具を使ってしまっているケースは多いです。
しっかりと素材にあった道具を使用することできれいに塗ることができます。
DIYの難易度は状況によって変わる
例えば、「家具の移動が伴うような住みながらの施工作業になるのか?」「本業の休みが取りやすいか?」「休日はどれくらい作業に時間を当てれるか?」といったようなことです。
家具の移動が伴えば作業が増えますし、どの場所に動かせばよいかその都度考える必要がでてきます。
本業などの兼ね合いで作業の時間が取れなければ、作業が中断して効率が下がります。
その他、外壁をDIYするにあたっては、足場を組んだりする必要も出てきます。
また、季節や日によっても湿度が異なったり、太陽の直射日光で壁材が乾きやすい状況だったります。
さらに、場合によっては、せっかく塗っても雨で漆喰が流れてしまうといった可能性もあります。
DIYをされる方からよくある質問として、DIYに最適な時期などを聞かれます。
答えとしては、1年通じて大丈夫なのですが、季節によっても温度や湿度が異なるため、その状況にあった方法を行う必要はあります。
そういった意味では、熱中症にもなりにくく、早く塗らなくても漆喰が乾きにくい冬などにDIYするのもいいかもしれません。
一方で、5度以下の環境であれば、漆喰や珪藻土、壁材と下地の接着の役割を果たすシーラーが凍ってしまう可能性があるため、その点には注意が必要です。
漆喰と珪藻土のDIY難易度を考えた選び方
漆喰や珪藻土を選ぶ際に「性能」「簡易性」「利便性」など様々な選び方が考えられますが、DIYでの難易度を考えた時には下記に注目するのがおすすめです。
壁材(漆喰や珪藻土)の長期保存ができるかどうか
壁材(漆喰や珪藻土)の保存期間はメーカーによってもそれぞれ異なり、保存がきかず使い切りのものもあります。
こういった長期保存できない使い切りのものとしては、珪藻土に多い傾向があります。
DIYでは仕事の休みの日に作業を進めていくことになるため、どうしても作業期間が長くなってしまいます。
そのため、長期保存できる壁材でDIYを進めることで材料の無駄をなくし進めていくことが可能です。
商品(漆喰や珪藻土)がDIYでの施工を推奨しているかどうか
漆喰や珪藻土は商品によって、メーカーがDIYでの施工を推奨していなかったり、塗り方を公表していないようなケースがあります。
そのような場合には、DIY初心者が施工していくのは難しいと判断できるため、そのような材料は避けて壁材を選択する必要があります。
事前に練習・体験できるかどうか
メーカーによっては、壁材の塗り方を教えて貰える体験教室などを行っています。
そのような場所で、事前にDIYの進め方や塗り方を教わっておけば、DIYでの不安もなくなります。
DIYが初めてで、右も左も分からず不安な方にはおすすめです。
壁材(漆喰や珪藻土)のチューブタイプ(少量)があるかどうか
チューブタイプであれば、コテに載せて塗るだけなので非常に簡単に施工が可能です
。DIYで施工する範囲が大きい場合にはチューブタイプでは材料費が割高になるので、チューブタイプは不向きですが、壁1面だけなどといった施工面積が小さい場合には、簡易に施工できるチューブタイプが初心者にはおすすめです。
壁材(漆喰や珪藻土)専用の道具レンタルがあるかどうか
DIYを行う際には、道具を揃える必要があります。
壁材のDIYは今回のみで今後は予定してないとか、施工面積がそこまで大きくないため、道具を揃えると材料費に対して道具代が高くつくといった際に、専用道具のレンタルのあるメーカーを選ぶことはおすすめです。
また、自分自身で道具を揃えるとなると、道具代の他、道具の知識を必要になってきます。
よく間違った道具を使っていたり、プロ用の道具を使っていたりと、素材や自分のレベルにあっていない道具を使ってしまっている人は多いです。
専門の道具レンタルであれば、どの道具が必要か?といったところから、アドバイスを貰いながら道具を選択することが可能です。
購入後のアフターフォローがあるかどうか
いくら勉強して、事前に知識を付けていても分からないことは出てくるものです。
しかし多くのメーカーでは材料を販売しているだけで、メーカーに問い合わせても、施工のアドバイスやフォローは基本的にはしてくれません。
一方で、会社への問い合わせ窓口の他に、施工の問い合わせ窓口を設け、施工のアドバイスやフォローをしてくれるメーカーもあります。
DIYの初心者にとっては、アドバイスやフォローがあるかないかで精神的にも、時間的にも大きく変わってきますで、こういったサービスのあるメーカーの商品を選ぶのもおすすめです。
部屋によって漆喰を塗ったほうがいい、珪藻土を塗ったほうがいいといったことがありますか?
結論から言えば湿度や結露が多いところには珪藻土、その他は場所には漆喰がおススメです。
代表的に塗る場所として、当社がサポートした自然素材リフォームのお客様が実際にどの場所に塗ったのかランキング形式でお伝えします。
第5位 玄関ホール
私達も意外でしたが、玄関が第5位でした。塗ったお客様にお話を聞くと
「家の顔と言えばまずお客さんを受け入れる玄関ですよね!
その家のイメージにもつながるので綺麗にしておきたい」
など来客に与える第一印象につながる場所なので、玄関にはこだわりを持つ方が多いんですよ。
また、普通の家だと靴などのニオイや生活臭がこもりがちですが、玄関ホールの天井まで漆喰・珪藻土を塗ってあげると消臭効果を発揮し、独特の玄関臭を消してキレイな空気が漂う空間を演出できます。
「漆喰を塗った事で、来客時も玄関先でお話しができるようになった。しかも、梅雨などの雨の日でも傘がすぐに乾くので嬉しい!」というお客様もいらっしゃいました。
第4位 寝室
寝室は生活の中でも睡眠時間という長い時間を過ごす場所なんですよね。だから寝ているときも空気のキレイなところでグッスリ寝たい!
そんなご希望から寝室を塗る人が多くいらっしゃいます。
たとえその日の体調が良くなくても、抗菌、防カビ機能のある漆喰環境でゆっくり寝られるのでいいですよね。
朝、家族が起きた後の寝室ってコレまた独特のむわぁっ…とした臭いがあるじゃないですか。これも消臭効果によりかなり軽減されるので、毎朝快適です。
「いわきプリンスホテル」様には当社の珪藻土を塗った「珪藻土ルーム」があるんですが、ここに宿泊されたお客様から
「私はアレルギー性鼻炎です。通常のホテルですと冬~春は乾燥がキツく、寝起きの鼻づまりが辛いのですが、珪藻土ルームで寝たところ、鼻通りがよく大変気持ちよく眠れました。」とのお声をいただいています。
特別な空間でのおもてなしとしても、漆喰や珪藻土は役立っているんですね。
第3位 洗面・脱衣所
冬場にお風呂から出てきた時、洗面台の鏡が曇って見えづらい事ってありますよね。ですが、漆喰を塗ると調湿効果で鏡が曇りにくくなります。
湿気がいつまでもこもらないので、洗面所のカビや結露に悩むことも減るでしょう。
また脱衣所には洗濯機が置いてあるご家庭もあると思います。
洗濯槽からのニオイや排水口のニオイなども消臭効果でさっぱりと消してくれるので、嫌なニオイもこもらずオススメです。
第2位 トイレ
ご家族に中学生の娘さんがいる方から「お父さんが入った後にトイレに行けるようになった!!」と喜ばれるほどの消臭効果!
自然素材の力がしっかりと嫌なニオイを消してくれるので、芳香剤を使わずとも空気のキレイなトイレになります。
何度も掃除しても消えない独特のトイレ臭も気にならなくなるようです。
尿が飛び散るとクロスみたいに拭けないから・・・と躊躇するお客様もいらっしゃいますが、重曹やキッチンハイターなどでメンテナンスできます。
ロハスウォールを塗った場合、12.6pHの強アルカリ性が尿素を分解してくれるのでニオイが気にならないと評判です。
第1位 リビング(LDK)
やはり人気No.1は家族の憩いの場所であるリビング!!
全国10,000件の実績の中でもダントツで人気です。
人気の理由としては・・・
- ニオイが取れる
- 空気がきれい
- 高級感が出る
- どんな家具でもグレードアップして見える
- 家族が集まる場所だから
などの理由が多いですね。
その中でも、焼肉や鍋などニオイの強い料理をしても、翌朝にはニオイが消えているとの声をよくいただきます。
ビニールクロスのお部屋だと次の日でもニオイが残るから、大好きなチゲ鍋は家では敬遠していたけれど、漆喰を塗ってからはニオイを気にせず大好きなチゲ鍋ができる!との声もありました。
確かにキムチ系を使った鍋の臭いは結構長い間気になるものですが、漆喰ならば翌朝にはスッキリ消臭してくれています。
室内でペットを飼っているとどうしても部屋に付いてしまう「動物のニオイ」もお部屋から消えるため、あるお客様は家に友達を呼んだところ「あれ?ワンちゃんは?」とリビングに一緒にいたのにニオイが気にならないぐらいの消臭効果を実感されたそうです。
また、漆喰や珪藻土を塗ったお部屋は不思議と高級感が出るようで、お友達が来た時も少し違う雰囲気で好評だとお客様から声を頂いています。
こんな所もオススメ
ベスト5でオススメの塗り場所を紹介しましたが
この他にも実はすごい効果のある場所があるんです!
とにかくニオイと湿気が気になる場所には漆喰を塗ると効果抜群。
意外とオススメの場所が・・・
- パントリー(食料庫)
ヨーロッパに行くとワインセラーは当然のように漆喰壁です。また、国内の日本酒蔵や味噌蔵、醤油蔵でも漆喰だと熟成が違うそうです。 - シューズクローク
靴の匂いには有効です。 - シアタールーム
音が反響しやすくクリアに聞こえるので、より臨場感を楽しめると評判。スピーカーにこだわる方なら漆喰がいいですよ。 - ピアノ教室やコンサートホール
音が反響して綺麗に聞こえると音楽家の間で有名です。
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