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  • 【これさえ読めば大丈夫】はじめての漆喰・珪藻土 塗り壁DIY完全ガイド

  • 1計画を立てる
  • 2塗りスケジュールを立てる
  • 3建材を買う
  • 4道具を用意する
  • 5養生する
  • 6下地をつくる
  • 7下塗りをする
  • 8仕上げ塗りをする
  • 9後片付け

計画を立てる

漆喰壁

新築やリフォームをお考えで「漆喰や珪藻土を塗りたい!」という方へ、まず一番初めにイメージしていただきたいのが『どの部屋を塗るのか』。もちろん家一軒まるごとでもOKですし、壁と天井どちらも・壁だけ…など色々な塗りパターンも考えられます。

漆喰や珪藻土を塗る面積が多くなるほど消臭や調湿などの効果が高くなりますが、その分施工日数・時間が必要になってきます。いきなり塗りにチャレンジするのではなく事前準備をしっかりと行い、楽しく進めることができるDIY計画を立てましょう。まずは、塗りたい壁と塗りたい素材を決めるところからスタートです。

塗リたい場所の下調べ

漆喰や珪藻土は、誰でも塗ることができます。また、これらは様々な壁に直接塗りつける事ができる素材ですが、適切な下地づくりをしたほうがキレイに仕上がり長持ちします。まずは塗りたい部屋の壁・天井の種類をきちんと確認しましょう。

下地づくりが必要な壁
  • ビニールクロス
  • 砂壁
  • 繊維壁
  • 京土壁
  • モルタルコンクリート
  • 石膏ボード
  • 特殊加工、防汚加工されたクロス
  • 汚れ、カビがある壁

新品のビニールクロスであっても後々剥がれないようにタッカーを打ち付ける、継ぎ目を処理するなどの下処理をしたほうが良いでしょう。

塗る面積を計算しよう

次に、どのぐらいの面積を塗るのかきちんと計算しましょう。これを調べておかないと、漆喰の量が足りない、施工スケジュールに間に合わない、人手が足りない…など、予定通りに進まない原因となります。

塗る面積の計算式は以下のとおり。

お部屋の「壁のヨコの長さ」「壁の高さ」を測って塗る面積を出す方法

面積をきっちりと出したいのであれば、住宅の平面図、立面図に記載されてある数値で計算してみましょう。
ちなみに、DIY施工の場合1日(9:00~17:00)使って、初心者レベルのDIYでは平均で20㎡程度、慣れてきてコツを掴んだレベルでは約40㎡程度塗る事ができます。ご家族、ご友人に協力してもらえると進みが早くなりますよ。

※塗り厚などによって使用量が前後します。

壁塗り材がもつ特徴について

ロハスウォールの壁塗り材は「漆喰」「珪藻土」の2種類。どちらもコテを使って塗るものなので似たようなものだと思っている方も多いのですが、実はこの2つには大きな違いがあります。

漆喰

漆喰

主成分石灰(石灰石を焼き、それに水を加えたもの)
機能調湿、消臭、耐火、断熱、有害物質吸着、防カビ、など
使用特徴柔らかく粘りがあり、よく伸びる。凸凹ができてもそれが味になり愛着も湧くので、DIYではラフなコテ跡をつける仕上げがオススメ。照明で陰影がついて格好良くなる。
使用期限保存がきくので約1年間くらいは補修にとっておくこともできる。
よく塗られている場所木造住宅の室内 / 日当たり、風通しの良いマンション / 外壁


珪藻土

珪藻土

主成分珪藻土(植物プランクトンが化石化して出来た土)に固化材★を配合
機能調湿、消臭、耐火、断熱、有害物質吸着など。ただし固化材によって機能が変わる場合もある
使用特徴粘りと伸びが程よく塗り付けやすい。漆喰よりも滑らかに仕上がる。細め、粗めのタイプがあるので自分好みのパターンをつけた仕上げもしやすい。
使用期限約一ヶ月と限られている
よく塗られている場所海沿いなど潮風や湿気の多い家 / 脱衣所
日当たり、風通しの悪いマンション / カビが生えやすい場所

漆喰と珪藻土はそもそもの素材が全く異なるものなんですね。また、漆喰より珪藻土のほうがややコストがかかるといった特徴もあります。

DIYガイド第2弾 漆喰と珪藻土の違いって何なの?

★ 固化材とは?

漆喰の主原料である消石灰には固まる性質を持っており、塗ってから数年掛けてどんどん硬くなっていきます。昔はお城の外壁にも使われていたほど耐久性、耐火性が非常に高いものなのです。
一方で、珪藻土は乾燥すると土に戻ってしまい、壁に塗る事ができません。そのため、壁に塗って固まるように何かしらの接着剤が混ぜ込まれています。これが「固化材」です。

つなぎ材とは?

漆喰や珪藻土を100%使用すると原料価格が高いため、“かさ増し”をするために混ぜる化学物質のこと。これを混ぜると商品価格は安くなりますが、壁から常に化学物質が放出されている状態になるため、良い住環境とはいえません。

※ ロハスウォールの漆喰・珪藻土は固化材に海藻ノリなどの自然素材を使用、つなぎ材は一切使っておりません。

「F☆☆☆☆」と自然素材の違い

F★と自然素材

漆喰や珪藻土を評価する指標に「F☆☆☆☆(フォースター)」というものがあります。これは化学接着剤に含まれる有害物質・ホルムアルデヒドの放散量を表します。
☆の数が多ければ多いほど人体への影響は少なく安全です。最高評価のF☆☆☆☆を達成している商品は部屋全体を塗っても身体に悪影響は少ないとされています。

しかしF☆☆☆☆には化学物質が混ざっているのは事実です。それに対して、化学物質を全く使用せずに作られた製品には「自然素材100%」「完全自然素材」などの表記がされています。これは実質、F☆☆☆☆の上を行く安全性であり、木でいうところの無垢材と同じグレードに相当します。
完全自然素材の壁塗り材は、「全くの無害」で「漆喰や珪藻土が持つ本来の機能を100%発揮」します。

無料カラーサンプル請求

塗り壁DIYを学べる環境一覧

塗り壁を学ぶには様々な方法がありますが、メーカーによって取り扱い方が違うので学ぶ場合は注意が必要です。

DIY教室への参加塗り壁材メーカーや工務店などで開催。
実際に漆喰・珪藻土を塗る経験ができ、塗り方のコツ、材料の扱い方などをプロが伝授してくれる。わからないことは直接講師に質問できる。時間が合わない場合はマンツーマン開催にも対応。

ロハスウォールでも開催中!詳しくはコチラ
インターネットPC、スマホでいつでも見れる。記事を読むだけでなく、動画で実際の作業の様子がわかる。
本、雑誌じっくり学びたい方向け。塗り壁実例や素敵な部屋が写真つきで見れて、意欲が湧く。
ホームセンターの体験会DIY教室とほぼ同じだが、講師はプロではない可能性がある。開催日が不定期。

塗り壁を学ぶには以上の方法がありますが、やはり頭でシミュレーションするだけよりも実際に素材に触れるチャンスのあるDIY教室や体験会に参加されることをオススメします。

その上で、お好きな方法でDIYを学び、塗り壁の実践に活かしましょう。

塗りスケジュールを立てる

計画

壁塗りをする計画がまとまったら、次はスケジュールをきちんと立てて、より工程を具体的にしていきましょう。

「職人じゃないんだし、作業なんてその日に出来るところまで進める感じで…」
DIYだとそんな風に考えてしまう方も多いですが、なんとなく作業を始めてしまうと、途中で「あ、アレをするのを忘れた!」という事が出てきたり、予想していた日数では終わらなかったり…ということもあるので、きちんとしたスケジュールを立てておいたほうが良いですよ。

スケジュールを立てるために、情報を集めよう

今すぐ壁塗りを始めたくてうずうずしますよね♪でも、まずは一度落ち着いて。しっかりと計画を立てることが大切です。

スケジュール作成に必要な情報
  • 塗る面積
  • 作業できる人数
  • 現在の部屋の状態(そのまま塗れるのか、下処理が必要なのか)
  • 使う道具のリストアップ
塗る部屋別の日数目安
初心者&ベテラン

以下は漆喰・珪藻土を塗る仕上げ作業に必要な日数です。平均的に1日フル(9:00~17:00)で作業して、大人1人で1日20㎡(6畳部屋の天井+壁)を塗ることができます。塗りに慣れてきた方の中には1日で40㎡まで塗れる方もいます。

【1人(1日作業量を20㎡とする)で塗る場合】
塗る面積養生+
下地づくり
下塗り
(1回目)
仕上げ塗り
(2回目)
合計
トイレ(約10㎡)1日1日1日3日
6畳壁(約20㎡)1日1日1日3日
12畳壁(約40㎡)1日2日2日5日

※ 下処理は掃除・養生・ガードシーラー処理(軽いシミや汚れの場合)が含まれています
※ 天井は壁よりも作業時間がかかるため下塗り、仕上げ塗りで各+1日づつ必要です
※ 部屋の汚れがひどい時はガードシーラー処理に+1日必要です

下塗りが乾かないうちに仕上げをしてしまうと表面にテカリが出てしまうことがあるため、塗り作業自体が早く終わったとしてもしっかりと乾燥させるために、窓を閉めきらず解放し、部屋の空気の入れ替えをする時間をとってあげてください。 作業を急ぐ場合は、サーキュレーター・扇風機などで風を送ることで乾燥を早めることができます。

スケジュールを形にしていこう

日数の目安がわかったところで、スケジュールを具体的に書き起こしましょう!
大きな紙に書いて作業現場に貼っておけば、今日はどこまで進めれば良いのか目標がはっきりします。

塗りスケジュール例

このように、その日にどんな作業をするのかを具体的に書き起こしていくことで作業漏れを防ぎ、キレイで丈夫な壁に仕上げる事ができます。
また、作業内容の下にその日に使う道具を書いておくと、現場で「アレが無い!」と混乱する事もなくスムーズに作業が進められます。

塗り作業が楽しくなるスケジュールのポイント

完璧なスケジュールを立てて壁塗りを計画しても、予定通りに進まない事もあります。作業スピードは個人差があるため、実際に作業してみないとどのぐらい作業が進むのかわかりません。それに、塗り初めの頃と慣れてきた頃ではペースが全く異なってきます。

家族や友人と一緒に

もし作業期間に余裕があるなら塗りの予備日をあらかじめ確保しておくことで、安心して塗りを楽しめるようになりますよ。

また、完成を早めるために、家族や友人たちと一緒にDIYを楽しむのもオススメです。塗りパターンには自分のこだわりがある!という場合でも、養生のテープ貼りや道具洗い、漆喰を補充する役として手伝ってもらうことで作業効率とスピードは格段に上がります。

スケジュール作成は時間と心にゆとりを持って進めましょう!

家一軒まるごと塗り壁DIY教室

建材を買う

漆喰

私達の身近なところで壁塗り材を販売している店…といえば、ホームセンターですが、ホームセンターに置いてある製品の成分を見るとわかるとおり、少なからず化学物質が含まれています。あなたは化学物質を含んだ塗料と、完全自然素材のどちらを塗りたいですか?その違いを知り、自分に合った材料を賢く選びましょう。

漆喰・珪藻土を選ぶときにチェックすべきポイント

原材料

漆喰や珪藻土には「化学物質を含んだ素材」と「完全自然素材でつくられた素材」の2種類があります。漆喰や珪藻土は素材自体に小さな穴がたくさんあり(多孔質)、それが調湿効果・防音効果を果たしていますが、接着剤・つなぎ材として多くの化学物質が混ぜ込まれているものは、穴部分を化学物質がふさいでしまうため、素材の良さを生かすことができません。壁から常に化学物質が放出され続けます。

F★★★★

F★★★★(フォースター)とは、漆喰や珪藻土がどれだけホルムアルデヒド(シックハウス症候群の原因)を放散するかの評価値。★4つが最高評価であり、部屋全体塗っても人体に悪影響は出ないとされています。
悪影響が出ない=安全、と考えがちですが、化学物質は少なからず使われているので100%安心安全とは言い切れません。

この2つをクリアする製品「自然素材100%」「完全自然素材」

石灰石

完全自然素材の漆喰・珪藻土には化学物質は一切使用されておらず、全て自然界にあるものだけで成分が構成されています。これから長く暮らす家の中に漆喰を塗る場合は、こちらの製品を選ぶのが最良の選択です。

当然化学物質の心配もなし。自然素材の分子は漆喰や珪藻土が作る孔より大きく、小さな孔が塞がれず残るため、素材本来の効果を損ねる事もありません。
(ちなみに、完全自然素材の製品は木でいう「無垢材」に相当するためF★★★★告示対象外です)

自然素材100%のものはどこで売っているの?

冒頭でも述べたように、ホームセンターでは自然素材100%の壁塗り材はまず見かけません。かといって、家の近くに都合よく建材屋さんがあるという方は少ないでしょう。ではどこで購入すれば良いのか?…答えは、「インターネット通販」です。

ホームセンターでは売場スペースの関係上、あまり多くの種類を置けないために「漆喰や珪藻土はあんまり選べないのかな…」と勘違いしている方も多いのですが…インターネット通販では様々なメーカーがカラー・バリエーション豊富な塗り壁材を販売しています。

それに、通販ならではのメリットとして「DIYの手間を減らし、チャレンジしやすいこと」が挙げられます。

持ち運びが最小限!

持ち運び

漆喰や珪藻土は元の素材が石や砂、そこに水分を加えているのですから、当然重いです。それをお店から持ち帰り、現場に持っていく…というのは相当な体力が必要。荷物の運搬だけで疲れてしまいます。

その点通販であれば、塗る日に塗る場所に届けてもらえば良いのですから、運搬の手間をかなり省く事ができます。

家での保管の必要もなし

保管場所

例えば6畳の部屋を漆喰で塗ろうとした場合、下塗り材が27kg、漆喰が24kg必要です。必然的に段ボール箱やタンクも大きなものになるので家においておく場所に困ってしまう…という方もいるでしょう。上でも述べたようにネット通販だと前日までに作業場所に届ければ、保管スペースや移動の持ち運びも必要ありません。

事前に素材の色を確認できる

カラーサンプル

PCやスマホの画面と、実際の漆喰や珪藻土の色は同じとは限りません。また、お店でサンプルを見ても部屋で塗ると発色が違う事もあります(お店のほうが明るいため)。そのため漆喰や珪藻土の通販サイトでは、実際にどんな発色・質感になるのかカラーサンプルを無料で提供しています。

実際に塗りたい部屋にサンプルを持ち込みリアルな色・質感を想像する事で、思い描いたとおりの壁が仕上がりますよ。

ロハスウォールは安心安全、自然素材100%です!

自然素材

有限会社辻建材が製造販売している「ロハスウォール」は、完全自然素材の漆喰・珪藻土。どの製品にも化学物質は一切使用しておりません。

商品名原材料
本格漆喰岡山産消石灰、海藻ノリ、水
高級カキ本格漆喰岡山県産牡蠣殻、海藻ノリ、水
珪藻土大分産珪藻土、消石灰、水

どの製品も自然素材100%を示す「F★★★★告示対象外」となっています。質感や色合いを確認できるカラーサンプルもお届けしています。建築士さん、工務店さん、インテリアコーデイネーターさんとの打ち合わせや、硬さの確認、気になる方はお気軽にお申し込みください。

カラーサンプル申込

また、漆喰や珪藻土の素材に関してのご質問がある方は、お気軽にお問い合わせください!

塗り壁コンシェルジュ直通ダイアル&メール 0120-028-232 受付時間・平日9:00~18:00(日曜・祝日休み) info@lohaswall.com 受付時間24時間、返信は翌営業日以降となります

道具を用意する

漆喰

漆喰や珪藻土を塗るには、様々な道具が必要になります。ですがコテ1つ選ぶにしても様々な形のものがあり、何が本当に必要なものか、DIY初心者には判断が難しいですよね。道具を買いに行く前に、あなたのやりたい塗り壁DIYのイメージを形にするために必要な道具は何なのか、リストアップしておきましょう!

塗り壁に必要な道具リスト

日本は塗り壁に使うコテの種類が世界一多く、なんと1,500種類ほど存在するのだそうです。左官職人は大量のコテの中からその場に応じて使い分けています。DIYではさすがにそこまで必要ありませんが、使う塗り壁材に合わせた相性の良い道具を選ぶことが完成を早める一歩となります。

まずは最低限必要なものを揃えよう

剣先コテ(210mm)
> 商品詳細
どんな壁でも万能に対応できるのが、先端が尖った剣先コテ。コテは小さいほど扱いやすいですが、一振りで塗れる面積が減ってしまい腕を動かす回数が多くなるため、ロハスウォールでは210mmのものを推奨しています。

コテ板
> 商品詳細
塗り壁材を乗せておくために必要。
※チューブタイプ漆喰では不要

ひしゃく
> 商品詳細
硬さを調整したり、タンク内の漆喰や珪藻土を盛り板へ移す。
※チューブタイプ漆喰では不要
バケツ使った道具をすぐに洗うために水を貯めておきます。盛り板が入る大きさだと道具が洗いやすく便利。
かくはん工具塗り壁材を練り返すためのミキサー。練ってある漆喰や珪藻土でも使用前に塗りやすい硬さに調整すると、完成後の表面がよりキレイになります。上級者や2名以上で塗る場合、練り返すことでDIYのスピードUPと効率化になります。人力でもかくはんは可能ですが、時間と体力が必要です。

マスキング
テープ
> 商品詳細
養生の際、塗る部分と塗らない部分の境目に貼る専用のテープです。テープの接着力が強いと剥がすときに塗らない箇所を痛めてしまい、接着力が弱いと塗っている最中に簡単に剥がれてしまいます。よって、テープの接着成分が適度なものを選ばなければなりません。
ロハスウォールでは実際に使用した3,700件以上の事例より3Mのマスキングテープを推奨しています。

養生テープ
> 商品詳細
粘着力はあるが、すっと剥がれてノリが残りにくい養生専用テープ。家を傷めることなく養生できます。漆喰や珪藻土塗りでの養生にはガムテープやセロハンテープは使用しません。

コロナマスカー
> 商品詳細
ビニールシート付きのテープ。養生する部分が大きいときには必須。
ブルーシート床を養生するために必要。薄いと防水性・耐久性(脚立などで破れてしまう)がありませんので、#2000以上の厚みがあるものを選びましょう。


あると便利な道具
ハケ養生テープの接着をよくするため幅木等を掃除する、ローラーが上手く入り込めない隙間にガードシーラーを塗るために使う、仕上げパターン付けに使うなど、様々な用途があります。
金属ヘラコテの入らない細い壁を塗る、下塗り材に段差ができてしまった時の修正などに使います。その他、マスキングテープをキレイにカットする、下地づくりのときファイバーテープを押さえつけることもできます。


こんなシーンでは必須!な道具

■ 壁からアクや汚れが浮き出ている

■なるべく早く広い面積(天井や大きな壁)を塗りたい

  • 240mmサイズの先丸コテ角コテ
    ※ 210mmサイズのコテと240mmサイズのコテで1時間塗った面積を比較すると、約2倍もの差がつきます。大きければ良い…というものでもなく、240mm以上のコテだとコテの大きさに振り回されてしまい、逆に完成度が下がるので注意しましょう。

■真壁構造、間取りや柱の関係で壁に角が多い

■ 普通のコテでは入らない細かい部分(ドア枠など)がある

■ パターンをつけた仕上がりにしたい

  • 木コテ、クシコテ、ランダムパターンコテ、ローラー、台所用スポンジ、ハケなど

■ 継ぎ目のあるビニールクロス、石膏ボードなど、ジョイント部分がある下地に貼る

  • 継ぎ目にひび割れ予防のために貼るファイバーテープ
  • ビニールクロスや継ぎ目に貼ったファイバーテープを固定するためのタッカー


実例!ここを塗る時はこの道具を用意しました

みんなが塗りたいNO.1!「LDK(リビングダイニングキッチン)」

LDK

焼肉やキムチ鍋など匂いのキツイ料理をしても匂いが残らないため、毎日ご飯が美味しく食べられる!塗り壁DIY1番人気のお部屋です。

【ポイント】広い空間では一緒に塗る人数を増やすと完成が早いです。

NO.2!「寝室」

寝室

「鼻炎でもスッキリして息ができる」「深い睡眠ができよく寝れる」と普段忙しい方やリラックスしたい方に好評。「布団の匂いを取ってくれる」効果も期待できます。

NO.3!「子供部屋」

子供部屋

現代では化学物質に敏感な子どもが増えてきており、シックハウス症候群などが問題になっています。子どもは体が小さいため、それらの病気に対する抵抗力も当然ながら弱いです。そのため、大切なお子さまの健康を考えて自然素材を選ぶ人が増えています。
また、小さな子供だけでなく、運動部に所属する中高生の汗のニオイにも効果てきめんです!

NO.4!「洗面脱衣室」

洗面所

完全自然素材ならではの高い調湿性で「お風呂から出ても鏡が曇らない」「洗面脱衣室で室内干しができる」と評価される人気の空間です。

NO.5!「トイレ」

トイレ

狭いので難易度が高く、壁塗り経験者向けの空間ですが…自然素材の効果を一番感じられる空間です。
消臭効果で匂いが残らないため、芳香剤も必要ありません。その効果は中学生の娘さんが「お父さんが入った後も匂わなくなった」と感じるほど!

※ 新築・リフォーム用塗りコテ16点セットに比べ、完成スピードはやや劣ります。また出隅・入隅がある場合、キレイな仕上げが期待できないのでマイペースに塗る方向けです。形状を見極め、240mmサイズのコテ・出隅・入隅・ミニコテ・棒コテを用意しましょう。

左官道具は買うべき?レンタルすべき?

レンタルセット

コテや盛り板などの左官道具を入手する方法として、自分で購入する以外に「レンタル」があります。

どちらのほうがオススメかとよく聞かれるのですが、その方がどんなDIYを考えているかによって変わってくるので、自分の考えに近いほうを選びましょう。

「色々な道具を試して、合う道具を見つけたい」という方は、手始めにたくさんのコテを使えるセットをレンタルして使い比べてみましょう。左官道具はDIY終了後送り返せるので、たくさん借りても邪魔になりません。
「塗りたい部屋数が少なく、短期間で終わる」場合もレンタルが良いと思います(レンタル期間をオーバーしないうちに完了できるため)。

逆に「たくさんの部屋を時間をかけてマイペースで塗りたい」方は、レンタル期間内では完了できない可能性があるので購入したほうが良いと思います。
また「そこまで凝った完成度を求めない」場合や「完成までのスピードUPが必要ない」場合、道具の数が圧倒的に少なくて済むためレンタルより購入のほうが安くつく可能性もあります。

購入かレンタルか

また、初めはレンタルで借りていたものの、補修のために気に入った道具を購入する方もいます。
自分の分は購入したけれど、仲間が一緒に塗ってくれることになって追加でレンタルをした、という方もいます。

このように、どちらが良いか、は一概に言えるものではありません。それぞれ事情に合わせて賢く選びましょう。

ちなみに、ロハスウォールの道具レンタルは
「塗りに必要な道具を1年間も」利用できます!
ただし利用には「ロハスウォール主催のDIY教室への参加」が必須なので、まずはこちらにご参加ください。教室会場でも、コテだけではなく様々な道具を触って使い心地を確かめる事やインストラクター派遣などの特典があります。

ロハスウォールでも開催中!詳しくはコチラ

養生する

養生

実は漆喰や珪藻土・ペンキなどの“壁を塗る”DIYでは「養生8割、塗り2割」という言葉があるほど、塗りを始める前に行う養生が非常に重要な工程となります。少し地味に感じる作業ではありますが、マスキングテープをまっすぐ貼る作業を丁寧に行うことで完成度がグッと上がりますので、まずは丁寧に部屋を掃除&マスキングしていきましょう。

なぜ養生が必要なの?

漆喰のはみ出し

漆喰・珪藻土部分の塗り跡や段差はあとから修正できますし、そのまま残しても味になったりして意外と良い雰囲気を出してくれます。しかし、養生はそうはいきません。

例えば床や壁の木材部分にはみ出してしまったら、それだけで見た目の印象がガクッと下がりますよね。塗り部分との境目がキリッとしているからこそ、漆喰部分のラフな味付けが生きてくるんです。

また、ガードシーラーはペンキと同じで拭き取れないことが多いので、養生の工程で壁への付着を防ぐ必要があります。

養生は壁の仕上がりを決める大切な要素です。とはいっても、身構える必要はありません!実際やってみると意外と簡単にできますし、養生段階なら何度でもやり直しがききます。案ずるより産むが安しと思ってチャレンジしてみましょう。

プロが使っている養生アイテム

ロハスウォールでは「DIYだけど、プロ以上に、プロがやる方法で、プロレベルにできる」養生アイテムを揃えており、DIYからプロまで幅広く愛用されています。

マスキングテープ
マスキングテープ
> 商品詳細
養生テープ
養生テープ
> 商品詳細
コロナマスカー
コロナマスカー
> 商品詳細
ブルーシート、養生ボード
ブルーシート
養生ボード
ハサミ
ハサミ
(使用しているうちにテープの糊が詰まって切れなくなるため、シール対応の湾曲した形状のものが望ましい)
カッターナイフ
カッターナイフ

写真で解説!1部屋まるごと養生してみました

まずは部屋の掃除からスタート

掃除

塗り壁DIYをするには、丹念な下準備が必要。さらにその下準備である「掃除」は意外と侮れないポイントです。部屋にホコリが残っていたり、汚れがついたままだと養生テープが接着せずに剥がれてしまいますし、漆喰にホコリがつくと壁の見た目が悪くなるので、可能な範囲でホコリは落としておきましょう。

カーテンレール

また、細かい部分は塗りの難易度が高く、時間がかかってしまいます。広い面を作るために、簡単に外せるもの(カーテンレール、手すり、照明カバーなど)は全て取り外しておくと、作業効率がぐんとUPします。

壁の基本的な養生方法

厚みを残す

漆喰・珪藻土等の塗り厚ができる塗り壁材では、ぴっちり養生をしてしまうとテープを剥がすときに壁塗り材が一緒に剥がれて溝ができてしまいます。それを防ぐため、下塗り材+仕上げ材の厚み分の間隔を空けてマスキングテープを貼っていきます。(これをプロは「逃げ」と呼びます)

木材を守る

幅木 ※ など床に接する部分の場合、木材の損傷を防ぐためマスキングテープの上にマスカーのテープ部分を貼り付けていきます。ビニール部分は全て伸ばすと破れたり剥がれたりするため、幅木から床養生(ブルーシート)まで引っ張り出す程度でOK。余ったビニール部分は養生テープで床養生(ブルーシート)にはりつけておきましょう。

このときの養生テープは点線貼りにせず、線で貼ることがガードシーラーや塗り壁材の侵入を防ぐことができる効果のある養生の貼り方です。

下塗り用のマスキング

最後に、マスカーのテープ部分の上に「下塗り材分の厚み分の間隔を空け、マスキングテープを貼り付ける」と壁の養生は完成です。

※ 幅木:壁の下部分にある、やや高さのある木の部分。フローリングと壁の隙間を塞ぐためなどに装着される。

窓や扉など

窓などを覆う

こちらも基本的には壁と同じで、窓枠、ドア枠の部分にマスキングテープとマスカーを貼って保護していきます。ただしこちらはマスカーのビニールを広げて、窓や扉全体がビニールで覆われるようにしておきましょう。
くれぐれも、出入り口を確保するのを忘れないようにしてください。

コロナマスカーのビニールは薄く、作業しているうちに破れてしまうので、床には#2000以上の厚みのブルーシートを使いましょう。床の大きさより少し小さめにシートをカットし、端を養生テープで固定すれば、動きません。

部分ごとの養生方法

コンセント/スイッチ

コンセント

コンセント、スイッチ部分などはプラスチックのカバーを外して、差込口を上からマスキングテープや養生テープで保護します。外したプレートやネジは紛失しないよう、個別にジップロックなど保存袋などに入れて保管しましょう。

取り外せないコード類

無理に外さずに、邪魔にならないところへまとめて養生テープで貼り付けておきましょう。

無線LANなど

無線LAN

空き箱などに入れ漆喰や珪藻土が落ちても保護できるようにします。

動かせない家具、エアコンなど

エアコン

エアコンやは業者でないと取り外しが難しいです。まずは家具と壁の設置部分にマスキングテープを貼り、その上からマスカーを貼り付けてビニールで全体を覆います。ビニールはふんわりさせず、ぴっちりと覆うようにしましょう。
冷蔵庫は塗れるスペースを確保できるよう、電源ケーブルが届く範囲で移動させましょう。

養生にはたっぷり時間をかけよう

丁寧に!

冒頭で「意外と簡単!」と言いましたが、適当にやっても大丈夫!という意味ではありません。ここで手を抜くと塗り壁の仕上がりに大きな差がつきます。作業自体は簡単ですが手は抜かないように頑張りましょう。キレイに貼れると楽しくなってきますよ♪

ほとんどの方は部屋を養生するのは初めてでしょうから、養生作業に慣れるためにも時間はたっぷりと掛けて丁寧に作業しましょう。DIY初日は掃除と養生だけで1日つぶしても良いぐらいです。

丁寧な養生をすると、漆喰や珪藻土と木材部分の境目がはっきり出るため仕上がりレベルは格段に上がります。DIYだけどまるでプロが塗ったような仕上がりを目指したい方は、事前にご自宅で想定した養生をリハーサルして養生のテクニックも磨いていきましょう!

下地をつくる

下地

漆喰や珪藻土は壁紙の素材によっては直接塗る事ができますが、適切な処理を施さないと後々ひび割れが発生したり、シミが出てくる可能性があります。せっかくDIYで壁を塗るなら、キレイに完成度も高く仕上げたい!そのために、ロハスウォールの材料と相性が良くなるよう「下地づくり」をしましょう。

下地作りに必要なもの

壁の素材や状態によって必要になるモノは違います。まずは最初に塗りたい部屋の壁の状態をしっかりと確認しましょう。

下地づくりの道具

ビニールクロスの上から塗るガードシーラー、ヘラ、タッカー、ファイバーテープ、ハサミ、ローラー、刷毛、バット
ビニールクロスを剥がして塗るガードシーラー、ヘラ、カッターナイフ、剥離材(水やお湯でOKな場合も)、ハサミ、ローラー、刷毛、バット
合板・石膏ボードガードシーラー、ヘラ、ファイバーテープ
砂壁・繊維壁・綿壁・京土壁
コンクリート・モルタル
ガードシーラー、ヘラ、ハサミ、ローラー、刷毛、バット
新品石膏ボードヘラ、タッカー、ファイバーテープ、ハサミ
※ 耐水ボードの場合はガードシーラーが必要です。

壁の素材別・下地の作り方!

均一に塗れるガードシーラーの塗り方【共通】

ガードシーラーの塗り方

  1. 縦方向に向けて塗ります。
  2. 横方向に向けて塗ります。
  3. 2時間ほど乾燥させます。

どの下地の場合でも、塗り残しを無くすため、基本は①~③を3回繰り返します。ローラーが届かない隅っこは刷毛を使って塗ります。

ビニールクロスの上から塗る場合

タッカー

  1. ビニールクロスにタッカーを打ち、剥がれないようにします。上下左右300mmほどの細かさで、継ぎ目は念入りに!
    1. 壁全体にガードシーラーを3度塗りします。
    2. ガードシーラーが完全に乾くまで1日おきます。
    3. ビニールクロスの継ぎ目にファイバーテープを貼ります。粘着が弱いためヘラで押さえたり、手でこするようにしっかりと密着させましょう。

ビニールクロスを剥がす場合

クロスをはがす

  1. ビニールクロスの継ぎ目にカッターナイフの刃を差込み、めくっていきます。
    1. 残った裏紙を取り除くため、ローラーに水道水を含ませ裏紙部分に塗り広げます。
    2. 裏紙が水分を含みふやけてきたら、タイミングを逃さずヘラで剥がしましょう。
    3. ビニールクロスを剥がした場所全体にガードシーラーを3度塗りします。
    4. ガードシーラーが完全に乾くまで1日おきましょう。

合板・石膏ボードの場合

石膏ボードジョイント

  1. ビス周りのバリをヘラで落とします。
    1. 【合板に塗る場合】全体にガードシーラーを塗ります(木材のポリフェノール成分がアクやシミとなり表面に出てきてしまうため)
    2. 合板・石膏ボードの継ぎ目、ビスの頭を下塗り材で埋めてフラットな壁を作ります。(これを不陸調整と言います)
    3. 継ぎ目、出隅、入隅部分にファイバーテープを貼ります。粘着が弱いためヘラで押さえたり手でこするようにしっかりと密着させましょう。
    4. 下塗り材が乾けばOK。完全に乾く目安は翌日ですが、白くなっていれば大丈夫です。

砂壁・繊維壁・綿壁・京土壁

土壁の確認

  1. 下地が塗れる状態かチェックします。

    ① 霧吹きで水道水を3プッシュほどかけ、その部分を指で押します。
    ② 固まっている場合はそのまま下地として使えます。壁が動く、簡単に土が落ちる場合はその部分だけ剥がし、穴を埋めるように専用下塗り材を埋め込みます(不陸調整)。

    1. ガードシーラーを3度塗りします。
    2. ガードシーラーが完全に乾くまで1日おきましょう。

■モルタル・コンクリート

コンクリートの孔を埋める

  1. ガードシーラーを3度塗りします。
  2. ガードシーラーが完全に乾くまで1日おきましょう。
  3. 穴が空いている部分、陥没部分、欠損部分を専用下塗り材で埋め、同じ高さにします。
  4. 一回で埋め切らなかった場合、塗り重ねて高さを揃えます。
  5. 下塗り材が乾くまで待ちましょう。

見えない部分でも怠らないこと!

木のアク

DIYでもクオリティ高く、よりキレイに仕上げるためには「下地づくりをしっかり行うこと」がポイントですよ♪
面倒だからといって適当にしてしまうと、せっかく塗った壁の上からアクやシミが浮いてきたり、ヒビが入ってしまったりする場合もあるので下地づくりでの手抜き工事は禁物です。それぞれの下地に合った「下地づくり」を正しい道具を使って行いましょう。

早く次の工程に進みたいのはわかりますが、ここが正念場。明日の作業からは、いよいよ楽しい♪楽しい♪コテを使った塗り工程が待っています!

下塗りをする

下塗り

いよいよ楽しいコテを使った工程です!コテを用いる塗り作業は、上達を楽しみながら進めましょう。

仕上げの漆喰や珪藻土を塗る前に専用下塗り材による「下塗り」をすることで、仕上げ塗りの際に塗り壁材の伸びが良くなり、使用量が少なくて済みます。なおかつ、仕上げ塗り+下塗りで合計2度塗りしていることになるので、下地が透けるなどの失敗も防げます。

また、仕上げ塗り用の漆喰・珪藻土が乾くスピードが緩やかになり、キレイに仕上がります。そのため、DIYでもプロが塗ったかのような完成度に♪
また、仕上げ塗りの前にコテの練習にもなりますよ。それでは、早速下塗りに取り組んでみましょう!

下塗りのために必要なもの

  • 専用下塗り材(漆喰・珪藻土だけで2度塗りも可能ですが、乾きが早くて塗りづらく、費用がかさみます)
  • コテ
  • 盛り板
  • ひしゃく
  • ヘラ
  • 保護メガネ
  • バケツ、ブラシ(掃除用)
  • 雑巾(掃除用)
まずは下塗り材を塗りやすい硬さに調整しましょう!
練り返し

下塗り材をちょうど良い硬さに調整しておくと、余計な力がかからないため塗る作業が捗り、仕上がりも美しくなります。使用前には一度練り返し(塗る直前に混ぜ返してなじませること)をしましょう。
※ ロハスウォールの製品は全て練り済みですが、一度練り返し硬さ調整をすることで下塗り材が柔らかくなり塗りやすくなります。

塗りに進む前に…覚えておきたいテクニック「コテ返し」

実はコテに塗り材を乗せる動作は意外と難しく、ここで苦戦するビギナーは非常に多いです。塗り始める前にコテ返しの練習をしておくと、スムーズに塗り作業を進められますよ。

コテ返しのやり方

コテ返し

  1. ひしゃくを使って盛り板に専用下塗り材をひとすくい乗せ、適当な量をコテで取り分けましょう。ひとすくいで大体コテ塗り3回分ぐらいです。
  2. 盛り板を少しずつ立てながら、コテを上向きに滑らせていきます。
  3. 120度まで盛り板を立て、専用下塗り材をすくい取ります。コテは水平状態を保ちます。
  4. 専用下塗り材が落ちる前に、盛り板を水平に戻します。

では早速、下塗りを始めましょう!

下塗りは出来るだけ平坦に仕上げると、最終的な仕上げ塗りがしやすくなります。はじめは難しいかもしれませんが、小さな範囲を平らにしようとすると全体的に見たときにムラができてしまうので、失敗を恐れずダイナミックに動かしましょう!

下塗り材の塗り方(平坦仕上げ)

平坦仕上げ

  1. 塗り剤がついたコテの側面を壁に垂直に当てます。
  2. 少しずつ壁に専用下塗り材をつけながら、上に動かして伸ばしていきましょう。このとき、コテの角度を徐々に壁と水平にしていくのがポイントです。
    慣れると1回で1m近くまで伸ばせるようになります。これぐらい上達すれば、キレイな仕上げができるでしょう。
  3. [2]で塗った縦線の隣に列を作ったように塗りつけていき、盛り板に乗っている材料は全て壁に塗りつけます。この時、右利きは右に進み、左利きは左に進んでいくのがセオリーです。
  4. 5列つけたら、次は材料をつけずにコテのみで、[3]で塗りつけた専用下塗り材を横方向に伸ばしましょう。横方向に伸ばすのも1m伸ばせればキレイな仕上げができるレベルになります。

コテの角度を立てすぎると材料を削ぎとってしまいます。コテの進行方向に指が一本入るくらいの角度をキープし壁に押し当てて、ならしていくとうまく塗れますよ♪

専用下塗り材でコテの使い方をマスターし、本番の仕上げ塗り時にキレイに塗れるようにしておきましょう!

ちなみに、失敗しても固まるまでは時間がかかるので、再度コテで抑えてから塗りなおしができます。もし固まった後に凹凸ができても、金属ヘラやサンドペーパーなどで削って平らにすれば問題ありません。

乾く前にマスキングテープを剥がすのを忘れずに!

まだ下塗り段階ですが、初めてコテを使い部屋全体を塗りきった時の達成感はかなりのものです。
「あぁ~疲れた、でも本番は明日だ!」と張り切るのは良いですが、最後に忘れてはいけない大切なポイントがあります。

それは「下塗り用のマスキングテープを剥がす」こと。

さて、養生した時のことを思い出してみてください。

このステップ、覚えていますか?

下塗り用のマスキング

① 下塗り材+仕上げ材の厚みを考慮したマスキングを貼る

② マスキングの上にマスカーを貼り付ける

③ 下塗り材の厚みだけを考慮したマスキングテープをマスカーの上に貼り付ける

この一番上に貼ってある下塗り材用マスキングテープを剥がす事で、仕上げ塗りの厚みを把握できるようになる…という、便利な工夫をしてあったんですよ。

下塗り用のマスキング

マスキングテープを剥がすと、端の下塗り材が持ち上がって隙間が出来てしまうことがあります。その場合は、コテの先端で押さえて塞いでおきましょう。

あとはいよいよ本番の仕上げ塗りを残すのみ!

次は本番!

専用下塗り材が乾いたら既にお部屋の雰囲気はがらりと変わっているかと思いますが、本番は次回の「仕上げ塗り」です!いよいよ漆喰や珪藻土を使い、模様を描いたりして楽しく塗っていきましょう♪

1人でじっくり無心で塗るも良し。仲間とワイワイ塗るも良し。楽しみながら塗るのがDIYを成功させるコツ。納得のいくステキな壁が仕上がるように、ロハスウォールのスタッフ一同応援していますので頑張ってください!

仕上げ塗りをする

仕上げ塗り

専用下塗り材が乾いたら、いよいよ漆喰・珪藻土を使って壁を仕上げていく段階です!平坦仕上げ以外にも、コテをラフに動かしたりパターンをつけたり、家族の手形をつけたり…バリエーションは自由自在!上手くいかないと思ってもそれが逆に良い質感を生み出してくれるのが、自然素材ならではの特性です。塗るときは肘から上だけを動かすのではなく、身体全体を使ったスポーツのようにダイナミックに動かして塗り進めていくのがコツですよ。

仕上げ塗りのために必要なもの

ほぼ下塗りのときと同じ道具でOKです。壁に模様やパターンをつける場合、専用のコテやちょっとした道具を用いると面白い模様ができますので、模様のアイデアを自分で考えるのも楽しいですよ!

  • 仕上げ材(本格漆喰、高級カキ漆喰、珪藻土)
  • コテ
  • 盛り板
  • ひしゃく
  • パターンをつける道具(後術)
  • 手袋
  • 上履き
  • 保護メガネ
  • バケツ、ブラシ(掃除用)
  • 雑巾(掃除用)

仕上げ塗りスタート!楽しんで塗りましょう♪

前回下塗り材を壁全体に塗っているので、道具の扱いはだいぶ手馴れているかと思います♪
基本的な平面の塗り方は下塗り編でお伝えしたので、今回は仕上げの塗り方・パターンの例をご紹介します。

フラット、抑え(平たくキレイな壁)

フラット

コテの側面を「定規を当てるような感じ」で壁に当て、横に滑らせます。しかしDIYで歪み無いキレイな壁を作るのはかなり難易度が高く難しいため、敢えてラフな感じを残す仕上げ(塗りっぱなし)のほうがオススメです。

塗りっぱなし(コテ跡をランダムにつける)

塗りっぱなし

好きなようにコテを動かすだけで、意外とそれなりに見栄えのする壁になります。コテを壁から離した部分に模様が出るので、コテを壁から離す部分をバランスよくつくるとプロが施工した感が出ます。

木コテ乱流(模様出し専用のコテを使った仕上げ)

木コテ

渦を巻いたような仕上がり。模様出し専用の木コテを使いランダムに回転させパターンをつけていきます。

櫛引(縦・横のストライプ)

櫛引

真っ直ぐ整った規則性のあるストライプを作るなら、櫛引コテ(ノコギリの歯のような形状)を使います。

スパニッシュパターン

スパニッシュ

四角いブロックのように見える仕上げ。コテの尻側(四角い面)を壁に当てて、ランダムに角ばったパターンをつけていきます。

刷毛ウエーブ

刷毛ウェーブ

刷毛を壁に当て、ウェーブをいくつも描きます。施工も簡単で、適当に描いても良い質感が出ます。

スポンジパターン

スポンジローラーで表面をコロコロすると、小さな凹凸がたくさんついた模様ができます。つけるのも簡単で見栄えがよく、DIY初心者にオススメです。

マーブルパターン

マーブル

白い漆喰や珪藻土を全面に塗った後、ところどころに色つきの漆喰や珪藻土を直径2~4cmくらいの形状(ラフでOK)に塗りつけ、一気に伸ばします。すると先に塗った白い素材と混ざり、マーブル模様になります。そのとき何度もコテで塗り伸ばすと色が混ざりすぎてマーブル模様が消えてしまうのでほどほどに。ラフに仕上げたほうが雰囲気が出ます。

その他にも、塗った記念に自分達の手形を残したり、ガラスや石を模様として埋め込んだりと、アイデアは無限大。様々なアイデアはネット上やインスタグラムなどでもたくさん見られる(皆さん自分の塗った壁を自慢したいんです!)ので、是非コレだ!というものを探してみてください。

自然素材は強アルカリ!扱いには気をつけて

ロハスウォールの本格漆喰、高級カキ本格漆喰、珪藻土、専用下塗り材は安全な自然素材100%なのですが、成分自体は強アルカリ性なので塗るときには取り扱いに注意が必要です。強アルカリ性はすぐに水洗いすれば特に何も問題ありませんが、長時間皮膚に付着してしまうとたんぱく質が壊され、皮膚が侵食されてしまいます。

特に危険なのは、目。激痛が走るだけでなく、角膜が濁ってしまい目が見えなくなるケースも有るので大変危険です。

養生をはずす

天井を塗る際は予想外のところから垂れてくる恐れがあるので、必ず保護メガネで目を守りましょう!
塗りつける際も、顔のほうに垂れないように身体全体を使って塗りつけ、手と顔の距離は一定を保つことを心がけてください。

消臭効果、抗菌効果、防カビ効果が普通の塗り壁材とは違って非常に高いのは強アルカリ性のおかげ。ですが。施工でケガをしてしまってはせっかくのDIYも成功しません。楽しく塗り壁を成功させるためケガはしないよう取り扱い方法を理解してからDIYを開始しましょう!

壁に密着した養生は完全に乾く前に取る

養生をはずす

前回の下塗り時にもお伝えしましたが、壁に面した養生は完全に乾き切る前に外すのを忘れないようにしましょう!テープを剥がしたときに浮いてきた部分をコテで押さえたら、ようやく塗りの全工程が終了!あとは乾くのを待つだけです♪

実際にお部屋を塗ってみて、いかがでしたか?
楽しかった、達成感があった、上達していくのが面白い、またやってみたいと感じていただけたら、スタッフ一同とても嬉しく思います。

さて、これで終了…ではなく、片付けまで最後まできちんとやり遂げてこそのDIYです!

後片付け

コーヒーブレイク

漆喰・珪藻土を塗り終わり、徐々に乾いて色が変わってくるのを眺めながらちょっとコーヒーブレイク…達成感が最大級に高まる、最高の瞬間ですね!ですが、この後の作業を忘れてはいけません。そう、後片付けです。

多くのマニュアル本には「完成!」までしか書かれていないのですが、後片付けも意外と時間がかかる作業ですから、壁塗り作業に全力を使わずに、きちんと片づけをする余力を残しておいてください。

最後まで頑張ろう!後片付けマニュアル

塗り壁材のついた道具は出来る限り早く洗う
道具の清掃

いまこの瞬間も壁の漆喰・珪藻土はどんどん固まってきていますね。当たり前ですが、道具についた塗り壁材も同じように固まってきます。完全に硬化してしまうと簡単には取れませんので、道具はなるべく早い段階で水洗いをしましょう。
塗り壁材がくっついたコテを使うと壁に跡が残ってしまいますし、持ち手部分にくっついていると握りもうまくできないため完成度が落ちてしまいます。
壁塗りをキレイに仕上げるには、道具がキレイな状態であることが最重要です。

きちんと洗って保管しておけば、もし「また別の部屋も塗りたい」となった時にも同じ道具を使う事ができます。

養生を全て剥がして処分する
養生はがし

塗り壁材に接している部分の養生は既に剥がしてありますが、床や壁部分はまだまだばっちり養生されていますので、全て剥がしましょう。
プロが使う養生ボードは再利用できるものもありますが、養生テープは基本的に使い捨てです。すべて外して自治体の指定に従い破棄しましょう。

床のブルーシートは#2000以上の規格だと再利用もできます。

漆喰のついた衣服は?
衣服

道具とは逆に、固まるまでなるべくそのままにしておきます。固まってしまえばポロっと取ることができます。

ニット系の服だと落ちにくいのでナイロン素材の服を着ることをお勧めします。

余った塗り壁材はどうする?
保存

ロハスウォールの場合は、保存期間が1年あるのでもしもの時の補修に使用できます。
チューブタイプ・タンクタイプ共に余ったら空気を抜いて密閉してください。直射日光が当たらない室内で保管すれば約1年間、品質を保つことができます。

冬場、保管する場合は凍結を防ぐため毛布などで包んで氷点下を上回る場所での保管をしてくださいね。
凍結した場合は解凍しても使用できなくなってしまいます。

もし保管できない材料が余ってしまったら…

  • コースターやバスマットを作る
  • トイレなどに置く消臭ボールを作る(団子状に丸めるだけ!)
  • 庭用のレンガを作ってみる(適当な箱にビニールを敷き、漆喰を流し込むだけ)
  • 庭や畑に撒く(強アルカリ性なのでPH調整材としても使用できます)
  • ごみに捨てる(各自治体の処理方法に従ってください)

これでようやく、塗り壁DIY終了!

またやりたい!

DIYの工程をざっと追ってみて、いかがでしたか?簡単そう、大変そう…人によって抱く感想は様々かと思います。実際やってみてどうなのか、こればかりはやってみないと分かりませんが、ロハスウォールに寄せられた感想は「塗ることが楽しかった、またやりたい」というものがほとんどです(それと同じぐらい、養生が大変だったという声もありますが(笑))。

漆喰や珪藻土の壁に興味がある、DIYしたいけど失敗しないか不安…と思ってているあなた!まずは「家一軒まるごとDIY塗り壁教室」にいらっしゃいませんか?

参加すると、家一軒まるごと塗れる知識と塗るコツを手にすることができ、「6畳部屋を2部屋塗り終えたぐらいのスキル」を身につけた状態で自宅のDIYを始められます。
キレイに塗るにはコテの力加減を体験して覚えることが必要ですが、力加減だけは動画や本、ネットなどをいくら見ても体得できません。

また、素人では下地の判断は難しいですが…DIY教室なら、プロがそれぞれの部屋に合った下地作りの方法を正しくレクチャーしてくれるので安心です。

そのほかにも特典は盛りだくさん!

1 インストラクター派遣 2 レンタル道具 3 現場体験会

最初は不安だった気持ちが、教室終了後には「よし、これなら出来る!」という自信にきっと変わるはずです♪

家一軒まるごと塗り壁DIY教室