室内の壁を漆喰にしたい!素敵な漆喰の家に住みたい!
でも、内装に塗るとどのくらいの費用がかかるものなのか?
今回は自然素材の漆喰を製造、販売、施工しているロハスウォールが、
漆喰の施工やDIYする時に価格を調べるときのポイントを紹介していきます。
ロハスウォールの漆喰はコチラで確認できます。


自然素材 漆喰で壁の内装をした場合の費用と相場について
自然素材 漆喰を使った内装費用

自然素材 漆喰の平米単価は8,000円/㎡が相場となっています。
例えば6畳(11㎡)の部屋に自然素材 漆喰で塗った際は、塗る面積は床面積の3倍でおおよその計算ができるため、
6畳(11㎡)× 3倍 = 33㎡(塗る面積)
となります。これに平米単価を掛けると内装費用が計算できるので
33㎡(塗る面積) × 8,000円/㎡(自然素材 漆喰の平米単価)= 約26万円(内容費用)
上の計算から、内装費用は約26万円となります。
漆喰のリフォームの内装費用は計算式から分かるように、塗る面積に比例して費用が高くなりますが、実際は壁の下地の状態や仕上げ模様などによっても内装費用は変動します。
そのため、おおよその内装費用の計算方法として
塗る面積 × 8,000円/㎡(自然素材 漆喰の平米単価)= 内装費用
で内装費用が計算することができます。
また、DIYであればこの施工費用の1/3ほどの費用になるため、約9万円が自然素材 漆喰でのDIYの内装費用となります。
自然素材 漆喰を使わずに普通の漆喰で塗った場合の内装費用

普通の漆喰の平米単価は6,000円/㎡が相場となっています。
そのため、例えば先ほどの例と同じく6畳(11㎡)の部屋に普通の漆喰で塗った際は、塗る面積は床面積の3倍でおおよその計算ができるため
6畳(11㎡)× 3倍 = 33㎡(塗る面積)
となります。これに平米単価を掛けると内装費用が計算できるので
33㎡(塗る面積) × 6,000円/㎡(普通の漆喰の平米単価)= 約20万円(内容費用)
上の計算から、内装費用は約20万円となり普通の漆喰は材料費が安く平米単価も安いことから、自然素材 漆喰の比べて6畳(11㎡)で33㎡を塗った場合に普通の漆喰の方が約6万円、内装費用が安くなります。
普通の漆喰の内装費用も考え方は自然素材 漆喰と同じく、
塗る面積 × 6,000円/㎡(普通の漆喰の平米単価)= 施工費用
で計算ができます。
また、DIYであればこの施工費用の1/3ほどの費用になるため、約7万円が普通の漆喰でのDIYの内装費用となります。
自然素材 漆喰でリビング・ダイニング、トイレ、玄関、寝室を塗った費用
ここでは自然素材 漆喰での内装費用に関して、施工事例を元に業者リフォームとDIYの費用を解説します。
自然素材 漆喰でリビング・ダイニングを塗った場合の内装費用

費用 | 約30万円(DIYにて施工) |
広さ | 24畳(壁と天井合わせて約120平米) |
築年数 | 20年 |
備考 | 木造一戸建て |
DIYでは一般的に材料費のみでできるとされていますが、
実際に塗るためには漆喰の材料以外にもコテなど自然素材の漆喰専用の道具をはじめ、天井が塗りやすくなる脚立やブルーシート、マスキングテープなど道具などの備品や消耗品が必要になります。
それらが含まれた費用になっています。
自然素材 漆喰リフォームでトイレを塗った場合の内装費用
費用 | 約72,000円(業者リフォーム) |
広さ | 9平米(壁と天井合わせた面積) |
築年数 | 3年 |
備考 | プロの職人が塗りましたが、他の部屋と合わせて塗っているのでトイレだけ塗ると割高になることが多いです。 |
こちらプロの職人が塗ったトイレです。トイレは狭いため簡単にできるだろうとDIY初心者が試しがちですが実は壁に当たったり、便器が接近していて難しいということが塗りはじめてから分かるという罠に陥りやすいのです。
そのような難易度の高いトイレはプロの職人に任せるというパターンが多いですね。
自然素材 漆喰リフォームで玄関と廊下を塗った場合の内装費用

費用 | 約35,000円(DIY) |
広さ | 12平米(壁と天井合わせて) |
築年数 | 新築一戸建て |
備考 | 新築工期中に塗りました。 |
来客者はもちろん、住んでいる家族は毎日誰もが玄関と廊下は通ります。
そのような空間に漆喰を塗ると見た目はもちろん、消臭効果や抗菌効果、防カビ効果、調湿作用があるため普通の家での暮らしよりも一段階も二段階も上の暮らしを実感できるので満足感が高くコスパも良いお部屋です。
自然素材 漆喰リフォームで寝室を塗った内装費用
ここでは寝室の6畳部屋と8畳部屋、12畳部屋の3つの自然素材 漆喰リフォームでの施工例について紹介します。
6畳寝室の自然素材 漆喰の施工例

費用 | 約8万円(DIY) |
---|---|
広さ | 6畳(壁と天井合わせて約30平米) |
築年数 | 15年 |
備考 | マンションリノベーション |
よくある寝室では6畳〜8畳部屋が多いのではないでしょうか?寝室はベットを動かすことさえできればDIYでは比較的はじめやすいサイズなのでおすすめです。
また、寝室に漆喰を塗ると自然素材の効果で鼻炎などのアレルギーが解消したという声もよく聞きますよ。
8畳寝室の自然素材 漆喰の施工例

費用 | 約36万円 |
---|---|
広さ | 約35平米(壁と天井) |
築年数 | 60年 |
備考 | フルリノベーション時に職人が施工 |
安眠効果を得られるのは、壁と天井を塗ることは言うまでもありません。8畳部屋ともなるとある程度家具との隙間もあり天井が開けて見やすいので、一体化した空間は快適そのものです。
12畳寝室の自然素材 漆喰の施工例

費用 | 約15万円(DIY) |
---|---|
広さ | 約60平米(壁と天井) |
築年数 | 20年 |
備考 | 中古戸建てを購入時にDIYにて漆喰を施工 |
12畳の広さとなると、ベッドスペースだけではなく、ソファーやデスクもおくことができますね。
寝室は特有の湿気や匂いがこもりやすいですが、漆喰を塗ることでそれらが解消されるため12畳くらいの空間になると漆喰を塗った方が寝心地がよく安眠効果も得られます。
自然素材 漆喰とクロスや壁紙との価格差について
ビニールクロスのような壁紙は自然素材 漆喰と比べると費用が安いです。
実際の平米単価での相場は下記のように言われています。
自然素材 漆喰
材料費:2,200〜2,500円/㎡
施工費:8,000〜15 ,000円/㎡
ビニールクロス(壁紙)
材料費:500〜1,500円/㎡
施工費:900〜1,700円/㎡
このように、材料費は700〜2,000円/㎡、施工費は6,300〜14,000円/㎡ほどビニールクロスのような壁紙の方が安いです。
例えば、6畳(11㎡)の部屋を業者リフォームとDIYした場合で考えると
自然素材 漆喰
業者リフォーム:264,000〜495 ,000円
DIY:72,000〜84,000円
ビニールクロス(壁紙)
業者リフォーム:30,000〜60,000円
DIY:16,500〜49,500円
となり、業者リフォームでは最低でも約20万円、DIYでは約2万の価格差があり、自然素材 漆喰の方が高くなります。
自然素材 漆喰は自然素材から原料にこだわって作られたり、ビニールクロスなどの壁紙のように壁に張って終わりではなく、職人がコテを使って時間をかけて施工する必要があります。
そのため、どうしても工期も長くなり、施工費用は高くなってしまいます。
ただし、費用面ではビニルクロスなどの壁紙の方が安いですが、自然素材 漆喰には調湿力、消臭力、抗菌性といった機能をもっていて、壁材としての性能ではビニルクロスなどの壁紙に比べてかなり優れています。
また、自然素材 漆喰は化学物質を原料に含まないため、ビニールクロスなどの壁紙で懸念されるシックハウス症候群による健康被害の心配もありません。
自然素材 漆喰と壁紙ではそれぞれの良さや懸念点があるのです。
自然素材 漆喰で内装費用を安く施工する方法とは?
自然素材 漆喰の内装費用を安くするコツ1:自分で塗る(DIYリフォーム)

業者に自然素材 漆喰のリフォームを依頼するより、DIYリフォームで自分で塗ることで費用は約1/3に抑えることができます。
例えば、前述した6畳の部屋を自然素材 漆喰でリフォームした場合には
業者リフォーム:264,000円〜495 ,000円
DIY:72,000円〜84,000円
となり、18〜42万円ほど内装費用を安くできます。
業者リフォームではどうしても職人の人件費が掛かってくる一方、DIYであれば材料費と道具の費用だけで済むため費用を安く抑えることができます。
自然素材 漆喰の内装費用を安くするコツ2:漆喰の塗る壁の面積を減らす

自然素材 漆喰の内装費用は、塗る壁の面積に対する平米単価で計算されますので、漆喰の塗る壁の面積を減らせば単純に費用を安くすることができます。
この平米単価は自然素材 漆喰の場合には8,000/㎡ほどで計算されます。
そのため、塗る部屋の数を減らすことで費用を安くできます。
例えば、6畳の部屋だと塗る壁の面積は33㎡ほどあるため、約26万円安くなります。
他にも、部屋の天井だけは塗らないなどして、部屋の一部を塗らないようにしても費用を安くできます。
自然素材 漆喰の内装費用を安くするコツ3:部分的に漆喰リフォームをDIYで行う

家の全ての内装を業者に依頼せず、広くて初心者でも塗りやすく人が来ても目に入らない寝室だけはDIYで塗ったり、天井以外は自分で塗ったりなど、部分的に漆喰リフォームをすることでも内装費用を安くすることができます。
業者に依頼した場合には8,000/㎡ほど費用が掛かることを説明しましたが、自分で塗ると材料費だけなので2,200円〜2,500円/㎡に抑えることができます。
ただし、天井だけ業者に塗ってもらうなどの、部屋の一部を業者に塗ってもらって費用を抑える方法は、手間、ひまを考えるとあまりコストパフォーマンスがよくないため、それであれば施工を業者に全て依頼するか、全てDIYで塗るかがオススメです。
自然素材 漆喰の内装費用を安くするコツ4:補助金や助成金などを使って塗る
地方自治体によっては漆喰のリフォームに対して、補助金や助成金を出しているため、これらを使用することで費用を安くすることができる可能性があります。
例えば現在では以下のものなどがあります。
大東市 空家リフォーム補助制度
地域
大阪府大東市
対象物件
以下を全て満たす物件
・空家である期間が1年以上の戸建てまたは長屋住宅
・昭和56年6月1日以降に建築確認を受けた住宅※1
・築20年以上経過しているもの
・土砂災害特別警戒区域※2外にあるもの
助成額
20万円
詳細URL
https://www.city.daito.lg.jp/site/iju/1620.html
このような補助金や助成金は地方自治体によっても、金額や条件が異なってきます。
実際に住宅のリフォームに対して補助金を交付している地方自治体も多く、毎年交付しているような自治体もあります。
ただし、時期によっては制度の募集が終わっていたり、抽選で当たった方だけが活用できるといったケースが多いです。
自然素材 漆喰の内装費用を安くするコツ5:安い漆喰を選んで内装を仕上げる
自然素材 漆喰の内装費用を安くするには、F☆☆☆☆認証を取った自然素材の漆喰で塗る方法もありますが、他に素材自体の費用を下げると良かったり、同じような自然素材 漆喰でも安い物に変える方法もあります。
ただし、安い漆喰を選ぶ際にはなるべく漆喰に含まれる成分に関して、次の2つに注意してください。
安い漆喰を選ぶ際に注意点:消石灰が原料に使われていない

漆喰の主原料は消石灰です。
ただし、中には漆喰という名前が付いていながら成分に消石灰が含まれていない商品があります。
このような漆喰は、ほとんどペンキと変わらないため確かに価格は安いですが、調湿力、消臭力、抗菌性などの性能はほとんどありません。
安い漆喰を選ぶ際に注意点:化学物質を原料とした漆喰

化学物質を原料に含む場合には、化学物質で原料をかさ増ししていることから「調湿力」「消臭力」「抗菌性」などの性能が100%自然素材の漆喰に比べて低かったり、化学物質によるシックハウス症候群の健康被害が懸念されます。
また、漆喰を選ぶ際に特に注意したいのが、自然素材と謳っている漆喰であっても化学物質が含まれている商品は多いということです。
F☆☆☆☆のマークの入った漆喰も原料に化学物質を含む漆喰の1つで、原料に化学物質を含むかどうかは、基本的には販売メーカーに問い合わせることで確認できます。
このように安い漆喰は、自然素材 漆喰に比べ性能が悪かったり、健康被害といったいくつかの懸念点があります。
そのため、漆喰の内装費用を安くするには、やはり一番良いのは、良い素材で安く施工してもらうことです。
自然素材 漆喰の内装費用を安くするコツ6:施工費用を安くしてもらう
これははっきり言って「安くしてください」とお願いするのがいいのですが、基本的には自然素材 漆喰ではない漆喰を塗るなどといった品質の低下につながることがほとんどです。
そのため、実績もあり信頼できる安い業者を見つけるのが施工費を安くする一番いい方法です。
例えば、タワーマンションなどの場合は、管理会社が指定した施工業者にそのまま依頼するより、施工の質は変わらず安くできることがあります。
タワーマンションなどでは、管理会社が指定した施工業者が下請け会社にそのまま施工依頼をしていたり、場合によってはその下請けの施工業者がさらに下請け会社に施工を依頼したりなどして、間に多くの会社が入ることで価格が相場より高いケースが多いためです。
そのため、先ずは最低3社には相見積もりを取り、相場感を把握しておきましょう。

次に、施工費用が安い業者を見つけたときの注意点して、施工費用が安いと思ったら後から別の工事がオプションで入り、別の工事が必要になり、結局他の業者に依頼するのと変わらなかった、むしろ高くなったなどといったケースです。
この場合、施工費用の相場感を把握し、施工費用安い場合にはなぜ安いのか施工業者に質問してしっかりと理解した上で施工を依頼するようにしましょう。
施工費用に関してや、見積もりをもらったが自分で判断できないといった場合には、ロハスウォールに相談することができます。
もし、施工費用に関して不安な方がいれば気軽にご相談ください。
自然 漆喰の新築やリフォームに関する相談窓口(無料)

メールでお問い合わせしたい方はここをクリック(24時間365日 問合せできます)
または、質がよく安い業者を見つけたとしても、相場より大きく安くなったりといったことはないため、施工費用を安くする別の方法で、やはり一番いいのはDIYでやることで、費用的にも一番安くすることができます。
自然素材 漆喰でリフォームやDIYで内装を仕上げる際の価格や相場のまとめ
平米単価 | ||
ビニールクロス | DIY | 500~1,500円/㎡ |
業者リフォーム | 900~1,700円/㎡ | |
普通の漆喰 | DIY | 500~1,500円/㎡ |
業者リフォーム | 4,000~8,000円/㎡ | |
自然素材 漆喰 | DIY | 2,200~2,500円/㎡ |
業者リフォーム | 800~15,000円/㎡ |
リフォームやDIYの内装費用は、基本的に塗り方の方法と材料の種類にあった平米単価と、塗る面積が分かれば次の式で計算できます。
塗る面積 × 8,000円/㎡(自然素材 漆喰の平米単価)= 内装費用
もちろん、塗る壁の下地の状態などによっても変わってくるため、あくまで概算となり、正確な金額は施工業者に見積もりを出してもらう必要があります。
また、表からも分かるように自然素材 漆喰でのリフォームは一番費用が高くなります。
一方で、ビニールクロス(壁紙)や普通の漆喰に比べても、調湿力、消臭力、抗菌性に非常に優れていて、自然素材 漆喰は原料に化学物質を含まないため、シックハウス症候群による健康被害の心配もありません。
そのため、どうにか自然素材 漆喰を塗って壁材としての優れたメリットを得ながら、内装費用を抑える方法としては次の4つがあります。
・自分で塗る(DIYリフォーム)
・自然素材 漆喰の塗る壁の面積を減らす
・部分的に自然素材 漆喰リフォームをDIYで行う
・補助金や助成金などを使って自然素材 漆喰を塗る
この4つの方法で自然素材 漆喰を塗りながら、内装費用を抑えることができますので参考にしてください。
また、これらの自然素材 漆喰を塗りながら内装費用を抑えて施工したい場合の疑問点や相談があれば、気軽にロハスウォールにお問合せください。
