お客様の声

臭いも湿気も気になりません。漆喰を塗ったこの家のニオイが普通ですから。

東京都:柏原様

新築であっても最初からDIYで家全てを完成させた柏原さん一家。
新築の接着剤が放つニオイが何もしない空間を一体どうやってつくりあげたのか?その秘密を伺いました。
計画的に進める柏原さんのやり方はとても濃いので、新築で塗る方にとってきっと参考になりますよ!

インタビュー: 漆喰を塗ろうとされたのはなぜですか?
柏原さん: 最初は嫁さんが自然素材の家に興味がありました。
“壁は接着剤を使わずに、漆喰などの自然素材にした方がいいだろう”と、ネットで業者をいろいろ探しました。たくさんあるのでどれにするか迷いましたね。 そして、調べていく中で偶然ロハスウォールを見つけて、新宿で塗り壁DIY教室があったので、とりあえず参加してみました。
インタビュー: 新宿の塗り壁DIY教室に参加してみてどうでしたか?
柏原さん: 最初漆喰は“F☆☆☆☆いいじゃん”と思ってF☆☆☆☆のものを探してたんですよ。
教室で説明してもらった“本来の自然素材はF☆☆☆☆ではない。混ざり物が一切ない自然素材そのものである”という点が理解できたことですね。(笑)説明してもらってよかったです。

実際に講習を受ける前は漆喰が良いのはわかるけど、“ほんとうに自分で塗れるの?”という感じでしたね。当日は一ヶ月かけてひとりで自宅を全部塗ったというOBの方からいろいろ話を聞くことができましたが、それでもほんとうに自分にできるのか心配でした。
インタビュー: 現場体験会は2、3回参加していただきましたが、どんな目的でしたか?
柏原さん: 教室では練習だと思って塗れるのですが、他人の家だとそうもいかないですよね。ある程度本番の環境で塗ってみたかったので参加しました。
現場体験会には何度も参加して事前に練習
インタビュー: 1回だけではなく、数回参加されていますが、塗りの練習のためですか?
柏原さん: そうでうね。参加した1回目は下塗り、2回目上塗りでしたね。下塗りと上塗りの違いを見たかったので。
インタビュー: 体験会に参加して何か手応えは掴みましたか?
柏原さん: 手応えとまではいかないですけど現場で塗る体験の中で、最初不安だったのが“塗れるかもしれない”に変わっていきました
インタビュー: 体験会参加されて自宅を塗るまで多少時間が空きましたよね?
柏原さん: 工期が延びたんですよ。(苦笑)
それに、“本当に大丈夫かな、途中で諦めたらどうなるのかな”って最後の最後まで悩みました。
DIYで漆喰を塗るかもしれないということを最初に業者に伝えていましたが止められていましたね。(苦笑)
そして、そろそろビニールクロスの発注をしないといけない時期になって、工期も決まっていたのであとはもう勢いでDIYを決めました。
インタビュー: DIYを決めた後不安はありましたか?
柏原さん: 決めた瞬間は不安というより、もうやるしかない!って感じでした。
むしろはやく塗りたいって思いましたね。(笑)
インタビュー: 塗る開始前、現地調査に来たとき下地はできていましたね。ちょうど大雪の日でよく覚えてますよ~。
柏原さん: そのとき木部にシーラーを塗るというアドバイスをもらいました。
インタビュー: ご自宅でも現場体験会は開催されたわけですが、体験会までに養生などの下塗りの準備はされていましたよね。
柏原さん: そうですね。リビングはビス埋めまでは徹夜でなんとか終わらせましたが、ファイバーテープはまだ貼ってない状態でした。目地埋めの漆喰を厚く塗りすぎてしまったところがあって、体験会当日に来ていた方に指導していただきました。
自宅を塗る前に参加した体験会で、ファイバーテープの貼り方もやらないといけなかったなと思いました。
インタビュー: 体験会ではリビングにタワーの足場を組んで二日間連続で塗りましたね。
柏原さん: はい。土日でリビングの下塗りと上塗り、下の部屋の下塗りをやってもらいました。
体験会参加者とリビングに設置したタワー型の足場で
インタビュー: 体験会で自分の家が出来上がるのを見てどう思いましたか?
柏原さん: 今まで石膏ボード状態の家って見たことがなかったので、塗る前は暗くて狭いという感じでした。塗った後はきれいになって広く感じましたね。
インタビュー: 体験会終わってみんなで打ち上げをしましたよね。楽しかったなー(笑)
インタビュー: 体験会で大体半分は塗り終わったと思うのですが、その後ご夫婦だけで塗ったとき、体験会と自分たちだけで塗るのでは何か違いましたか?
柏原さん: 全然違いますよ!体験会だとすごく早いし、人がいればやっぱり楽ですよね。結果的にみなさんに来てもらってよかったです。
あと、みんなでわいわい塗ると気分が違いますよね。ひとりでやると辛いこともたくさんありました。石膏ボードのズレとかがあると、どうしたらいいんだろうって。ひとりで悩んで悩みに打ち勝てるかっていう不安が常にありましたよ。今となっては良い思い出ですけどね。
インタビュー: 柏原さんは悩んだとき電話くれたのでアドバイスをあげられたけど、電話があまり来ない人は大丈夫かな?ってこちらも心配になるんですよ。
柏原さん: ロハスウォールのスタッフさんは忙しいと思うから連絡しにくいですよ。(笑)
“今いいかな”、“こんなつまんないこと聞いて良いのかな”とか思いましたが、親切に対応もらったので嬉しかったです。電話口で少しでも感じが悪いとこっちもかけづらいですけどね。
インタビュー: 塗り終わった後、住み始める前まで何か困ったことはありましたか?
柏原さん: 養生を外すタイミングが難しかったですね。
わたしの場合は漆喰を厚く塗ることが多かったのですが、その分マスキングテープに漆喰が多く乗っかってしまって、テープが剥がれなかったり、漆喰を一緒に剥がしてしまったりして、塗り直したところもありました。自分塗りの仕上がりと剥がすタイミングの見極めが難しかったです。
また、漆喰が乾いた後にテープを剥がしたところはテープが残ってしまって、そのときはカッターナイフで切って剥がすと良いとインストラクターさんに教えてもらいました。
インタビュー: 塗り終わった後の造作で何か問題はありましたか?
柏原さん: 厚めに塗った部分は照明をつけるのに電気屋さんが苦労してましたね。上塗りの模様があってライトの枠の部分が浮いてしまったので少し削って装着しました。
インタビュー: これは要注意だなって思うところはありましたか?
柏原さん: 養生はキレイにやっとくべきですね。
上塗りまで塗って最後マスキングテープを剥がしたとき、一緒に漆喰が剥がれてしまって塗り直したところは何カ所かありますが、これじゃだめだって思って、別の部屋は養生をキチンとやり直しましたよ。でも、この失敗がなかったら養生がどんなに大切かわからなかったと思いますね。
インタビュー: なるほど。じゃあとりあえず一部屋完成させてみると分かるってことですね。
柏原さん: そうですね。一部屋完成させてみて何が良くて何が悪かったのか自分なりに理解するのが良いと思いますね。やっぱり人間って自分が一番かわいいので人から言われても自分で体験しないとわからないんですよ。叩かれて傷ついて、ようやく学ぶんです。(笑)
インタビュー: うまくいった点、こういうやり方がよかったなどはありますか?
柏原さん: 一部屋完成させるのに一面塗ってそのままとなりの壁にいくと手がついてしまうんですよね。わたしの場合一日ずらして対面の壁づつ塗っていったら、隣の壁はすでに乾いているので問題なくきれいに塗れました。
インタビュー: 工程表をつくっていたって聞きましたよ。
柏原さん: そうなんです。対面で各部屋塗っていると訳がわからなくなるし、工期があるので終わりを決めて塗らなくてはいけないということで工程表をつくりました。だんだんと壁一枚どのくらいの時間で塗れるのかわかってくるので、“ここまでに塗り終えるには時間がかかっても今日ここまで塗らないといけない” なども目標を明確にして塗り進めていました。
あと、工程表をつくったから嫁さんに手伝ってもらう説得材料にもなりました。
“工程表によると、ここまでに塗り終えないといけなくて俺一人では無理だから”って言うと、“そうね、あなたひとりでは無理だから応援に行くわ”と納得して手伝ってくれました。
インタビュー: 漆喰を塗った自宅に住み始めてどうですか?
柏原さん: 一番いいのはリビングで焼き肉しても匂いが残らないことですね。空気が澄んでる気がします。
インタビュー: 新築の匂いがしないですよね。
焼き肉しても匂いが残らないリビング
柏原さん: うちはほぼ漆喰を塗ったのですが、実は何カ所か塗ってないところがあるんです。
洗面所はビニールクロスが貼ってありますが、扉を開けると臭うんですよ。
嫁さんはニオイにうるさくて洗面所の扉を開けた瞬間“臭い”って言いますよ。匂いに鈍感なわたしでも感じます。そこは炭のシートと重曹を置いていますが、やっと匂いがするかしないかですよ。
ですけど全部漆喰を塗ったところにいると臭いはわからないんですよ。でもビニールクロスのところ行くと“こんなに違うんだ!”ってすぐにわかります。
後で臭いを嗅いでみてくださいよ。(笑)ビニールクロスの匂いかボンドの匂いかはわからないけどすごいニオイがするんですよ。
インタビュー: このインタビューを読んでいてニオイがどんなものかピンと来ない人はこれから新築の家か新築の展示場行くと意味がわかると思いますよ。
柏原さん: 家全部に漆喰を塗るとそのニオイがわからなくなるけど、これが普通でボンドの匂いが普通じゃないんですよね。
インタビュー: これが本来のひとの住処なんですよ。ボンドの揮発する匂いは人が住むには違和感ありますよね。
柏原さん: はい。ニオイに鈍感な僕でも臭いますからね。(笑)
インタビュー: 湿気に関してははどうですか?
柏原さん:前の家は社宅だったのですが、湿気に関しては悪かったですね。
ここは全然感じないです。これが標準なんですよね。結露しないですよ。
たぶん湿気の悪い家に行けばわかると思います。(笑)
インタビュー: 漆喰ならではの見た目はどう感じますか?
柏原さん: 一番は漆喰の模様がキレイなことですね。親戚や友達が来ると“ええっ!これどうしたの?”ってみんなびっくりしますよ。
弟が大阪にいてマンションに住んでいますが、ここを見て“すごく良いね”と褒めてくれます。
ビニールクロスは整然としていてきれいだけど、この漆喰の手づくりの感じが心地よいですよ。
気に入っている自慢の模様
インタビュー: 塗ってから思う反省点をあげてください。
柏原さん: 塗るにあたっていくつか障害があったのですが、完成した方が口々に皆さん養生が大切だよって言うけど、自分が塗るまで実際どのくらい大変かわからなかったです。
障害という点で、石膏ボードの角出し大変でした。ハウスメーカーさんに“塗るんだったら最初から言えば、角をきっちり出しておいたのに”と言われました。
わがままを聞いてくれるハウスメーカーさんだったら塗ることを事前に言っておくべきですね。階段とか角が合ってないところがたくさんあって“うちは欠陥住宅かも”って心が折れそうでした。(笑)ビニールクロスを貼る場合の下地ではこのくらいズレて貼ることも普通なんですね。
インタビュー: ロハスウォールのサポートで役立った点は何ですか?
柏原さん: 道具の貸し出しとアフターフォローですね。問題が出たとき気軽に電話で相談できることが良かったです。
売ったら売りっぱなしの会社ではなかったのでとても心強かったです。
インタビュー: これから塗るという方達に向けてアドバイスすることはありますか?
柏原さん: 心折れるときは何度かあるけど完成はすばらしいよ、と言い続けたいです。
わたしもそれを信じてやっていましたからね。
人って100%完璧じゃないから何度も心が折れるときは来るのですが、塗って良かったと今でも言えます。
あと、これだけ塗ると細かいところはあまり気にならないのですが、塗り始めはいろいろ気になってばかりでした。最初はやっぱり細かいところが気になるんです。でも、完成してみて細かいところはそんなに気にならないし、実際そんなに気をつけたつもりはなくてもキレイに出来てるなって思いますよ。
私も最後の方は大丈夫だって言い聞かせてしゃかしゃか塗っていましたね。何とかなるもんですよ!
インタビュー: 貴重なお話をどうもありがとうございました。
漆喰では壁掛けの小物も映えるように 模様を残さないように塗ればシンプルな仕上がりに 天井も塗り、壁との質感が統一