DIY

漆喰は下塗りが重要

漆喰の下塗り

漆喰の下塗りは下地の段差を消すことと、仕上げの漆喰を塗りやすくするために行う重要な工程です。

下塗り

いよいよ楽しいコテを使った工程です!コテで塗る作業は、上達を楽しみながら進めましょう。

漆喰DIYできれいに塗るポイントはこの専用下塗り材を使って「下塗り」をすること!仕上げ塗りの漆喰の伸びが良くなり、使用量が少なくなりお得です。なおかつ、仕上げ塗りの漆喰+下塗りで2層塗りしていることになるので、下地が透けるなどのDIYでの失敗も防げます。

また、仕上げ塗り用の漆喰が乾くスピードが緩やかになり、キレイに仕上がります。そのため、初めての漆喰DIYでもプロが塗ったかのような完成度に♪
また、仕上げ塗りの前にコテの練習にもなりますよ。それでは、早速下塗りに取り組んでみましょう!

漆喰の下塗りのために必要な道具

  • 専用下塗り材(漆喰だけで2度塗りも可能ですが、乾きが早くて塗りづらく、量が必要で費用が倍になります)
  • コテ
  • 盛り板
  • ひしゃく
  • ヘラ
  • 保護メガネ
  • バケツ、ブラシ(掃除用)
  • 雑巾(掃除用)

まずは専用下塗り材を塗りやすい硬さに調整しましょう!

練り返し

専用下塗り材をちょうど良い硬さに調整しておくと、余計な力がかからないため塗る作業が捗り、仕上がりも美しくなります。使用前には一度練り返し(塗る直前に混ぜ返してなじませること)をしましょう。
※ ロハスウォールの製品は全て練り済みですが、一度練り返し硬さ調整をすることで下塗り材が柔らかくなり塗りやすくなります。

漆喰DIYで覚えておきたい基本テクニック「コテ返し」

実はコテに塗り壁材を乗せる動作は意外と難しく、ここで苦戦するDIYビギナーは非常に多いです。漆喰を塗り始める前にコテ返しの練習をしておくと、DIYでもスムーズに塗り作業を進められますよ。

コテ返しのやり方

コテ返し

  1. 1ひしゃくを使って盛り板に専用下塗り材をひとすくい乗せ、適当な量をコテで取り分けましょう。ひとすくいで大体コテ塗り3回分ぐらいです。
  2. 2盛り板を少しずつ立てながら、コテを上向きに滑らせていきます。
  3. 3120度まで盛り板を立て、専用下塗り材をすくい取ります。コテは水平状態を保ちます。
  4. 4材料が落ちる前に、盛り板を水平に戻します。

下塗りの塗り方

下塗りは出来るだけ平坦に仕上げると、最終的な仕上げ塗りがしやすくなります。はじめは難しいかもしれませんが、小さな範囲を平らにしようとすると全体的に見たときにムラができてしまうので、失敗を恐れずダイナミックに動かしましょう!

下塗り材の塗り方(平坦仕上げ)

平坦仕上げ

  1. 塗り材がついたコテの側面を壁に垂直に当てます。
  2. 少しずつ壁に専用下塗り材をつけながら、上に動かして伸ばしていきましょう。このとき、コテの角度を徐々に壁と水平にしていくのがポイントです。
    慣れると1回で1m近くまで伸ばせるようになります。これぐらい上達すれば、キレイな仕上げができるでしょう。
  3. で塗った縦線の隣に列を作ったように塗りつけていき、盛り板に乗っている材料は全て壁に塗りつけます。この時、右利きは右に進み、左利きは左に進んでいくのがセオリーです。
  4. 5列つけたら、次は材料をつけずにコテのみで、で塗りつけた専用下塗り材を横方向に押し伸ばしましょう。横方向に伸ばすのも1mの厚みて均等に伸ばせればキレイに仕上げの漆喰が塗れるクオリティになります。

ただし、コテの角度を立てすぎると材料を削ぎ落としてしまいます。コテの進行方向に指が一本入るくらいの角度をキープし壁に押し当てて、ならしていくとうまく塗ることができますよ♪

専用下塗り材でコテの使い方をマスターし、本番の漆喰を仕上げ塗りできるようにしておきましょう!

ちなみに、専用下塗り材は失敗しても固まるまでは時間がかかるので、再度コテで抑えてから塗りなおしができます。もし固まった後に凹凸ができても、金属ヘラやサンドペーパーなどで削って平らにすれば問題ありません。

乾く前にマスキングテープを剥がすのを忘れずに!

まだ下塗り段階ですが、初めてコテを使い部屋全体を塗りきった時の達成感はかなりのものです。
「いよいよ漆喰DIYの本番は明日だ!」と張り切るのは良いですが、最後に忘れてはいけない大切なポイントがあります。

それは「下塗り用のマスキングテープを剥がす」こと。

さて、養生した時のことを思い出してみてください。

このステップ、覚えていますか?

下塗り用のマスキング

① 下塗り材+仕上げ材の厚みを考慮したマスキングを貼る

② マスキングの上にマスカーを貼り付ける

③ 下塗り材の厚みだけを考慮したマスキングテープをマスカーの上に貼り付ける

この一番上に貼ってある下塗り材用マスキングテープを剥がす事で、仕上げの漆喰の厚みを確保できるようになる…という、裏技的な貼り方です。

下塗り用のマスキング

マスキングテープを剥がすと、端の下塗り材が持ち上がって隙間が出来てしまうことがあります。その場合は、コテの先端で押さえて塞いでおきましょう。

いよいよ次は仕上げ塗りを残すのみ!

次は本番!

専用下塗り材が乾いたら既にお部屋の雰囲気はがらりと変わっているかと思いますが、本番は次回の「仕上げ塗り」です!いよいよ、模様を描いたりしてDIYを楽しんで塗っていきましょう♪

1人でじっくり無心で塗るも良し。仲間とワイワイ塗るも良し。楽しみながら塗るのが漆喰DIYを成功させるコツ。納得のいくステキな漆喰壁が仕上がるように、ロハスウォールのスタッフ一同応援していますので頑張ってください!

 

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