マンションリフォームで珪藻土を塗る方法!メリットとデメリットを徹底解説

マンションで珪藻土リフォームする方法や、メリットとデメリットなどについて漆喰と珪藻土の専門店であるロハスウォールが徹底解説します。

【この記事を読んでわかること】

・珪藻土でマンションリフォームするメリット

・珪藻土でマンションリフォームするデメリット

・事例を写真付きで紹介

・マンションの珪藻土リフォームのやり方と費用

・珪藻土リフォームで後悔したこと

マンションリフォームの際に珪藻土を採用するメリットとデメリットとは?

ここでは珪藻土を使ってマンションリフォームするメリットとデメリットについて、

それぞれ紹介します。

マンションリフォームで珪藻土を塗るメリット

・部屋の空気が快適な湿度に保たれる

・家の中の生活臭を吸い取ってくれる

・万一の火事でも火の回りが遅くなる

珪藻土でリフォームした際にこのようなメリットがあります。

それぞれについて解説します。

部屋の空気が快適な湿度に保たれる

珪藻土は調湿性といわれる湿度を調節する機能にとても優れた壁材です。

そのため、珪藻土を塗ることで部屋の空気を快適な湿度に保つことができます。

「雨の日でも家の中のじめっとしなくなった」など、トイレや洗面といった

湿気のこもりやすい場所に珪藻土を塗ることで、じめっとした感じがなくなったと評判です。

特にマンションでは戸建に比べると隙間も少なく、床面積も小さい傾向があるため、珪藻土の調湿性による効果を実感しやすく相性がよいです。

このように珪藻土の優れた調湿性は結露対策やカビ対策にも役立ちます。

関連記事:結露対策・防止に珪藻土壁が効果絶大?!内装材の違いで快適な暮らし

家の中の生活臭を吸い取ってくれる

壁紙やクロスなどの場合には料理をしたあとの臭いが残ったままになります。

一方で、珪藻土を塗った場合には焼肉をした後でも臭いが残らなくなったという声もいただいています。

このように珪藻土には、生活臭などを消臭してくれる効果があります。

また、中古マンションを購入した場合には前の居住者の生活臭が残っているようなケースも多くあります。

この時、珪藻土を塗っていればこのような生活臭もしません。

万一の火事でも火の回りが遅くなる

珪藻土は不燃材料であるため非常に燃えにくい素材です。

実際に、珪藻土のこのような性質から七輪にも使われています。そのため、万が一の火事の際にもクロスなどに比べ火の回りが遅く、火災から命を守ることにも繋がります。

珪藻土でマンションリフォームするデメリット

・珪藻土のリフォームには費用がかかる

・汚れたときの処理に注意が必要

珪藻土でリフォームした際にこのようなデメリットがあります。

それぞれについて解説します。

珪藻土のリフォームには費用がかかる

珪藻土のリフォームはビニールクロスなどの壁紙を貼る場合に比べて、

以下のように費用が高いです。

珪藻土

材料費:1,000〜4,000円/㎡

施工費:7,000円〜15,000円/㎡

ビニールクロス

材料費:500〜1,500円/㎡

施工費:900円〜1,700円/㎡

DIYであれば材料費しかかからないので、安く施工ができますがそれでも貼るだけのビニールクロスに比べても、

珪藻土は自然素材であることや、壁紙にはない優れた機能性や塗り壁であることから、費用が高くなります。

汚れたときの処理に注意が必要

珪藻土壁は汚れが付いた場合の処理に注意が必要です。

まず、使われている珪藻土のメーカーによって汚れの落とし方が異なるのでどのメーカーのどんな珪藻土が使われているか確認しましょう。

モノによっては強く擦って汚れを拭き取ると、珪藻土がポロポロと落ちてしまったり、洗剤などで汚れを落とそうとすると素材と珪藻土が溶けてしまう可能性があります。

そのため、ヤスリで軽く削って汚れを削り落とす必要があります。

ただし、削りすぎると下地が見えてしまうので注意して削る必要があります。ですので、まずは使われている珪藻土が何なのか確認する必要があります。

自分でわからなければ珪藻土を上塗りして補修する必要がでてきたりと、珪藻土は汚れの処理が少し面倒なところがあります。

関連記事:珪藻土リフォームのメリット・デメリット

珪藻土でマンションリフォームした事例

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費用 約170万円(特注カラー及び諸費用込)
広さ(専有面積) 約74平米
築年数 10年
備考 中古マンション購入時に珪藻土リフォーム
マンションの書斎に塗った珪藻土の施工例
費用 約160万円(諸費用込)
広さ(専有面積) 約80平米
築年数 2年
備考 中古マンション購入時に珪藻土リフォーム
マンション購入時に珪藻土を塗った例
費用 約90万円(特注カラー及び諸費用込)
広さ(専有面積) 約50平米
築年数 9年
備考 中古マンション購入時に珪藻土リフォーム

珪藻土マンションリフォームのやり方を紹介

珪藻土のマンションリフォームでは、施工業者が以下の5ステップで行います。

  1. 準備
    マンションに珪藻土を塗る準備
  2. 下地処理
    マンションに珪藻土を塗る前に行う下地処理
  3. 下塗り
    珪藻土の下塗り工程
  4. 仕上げ塗り
    珪藻土をマンションに塗る
  5. 片付け
    珪藻土を塗った後の片付け

次にこれらそれぞれについて解説します。

珪藻土マンションリフォームのステップ1:準備

先ずはマンションの管理会社や管理組合などに施工の許可をもらいます。

マンションの場合は他の住人もいるため、戸建のようにいきなり施工という訳ではないため、マンションの責任者などに許可をもらう必要があります。

この許可を得るまでに数週間の時間が掛かるため、戸建の施工に比べてある程度余裕をもっておく必要があります。

実際の施工にあたっては、珪藻土を塗る前に材料や道具の搬入を行います。

珪藻土を施工する際の資材搬入作業

また、搬入や施工を実施するにあたっての養生も行います。

この準備段階での養生は珪藻土リフォームの仕上がりの完成度に大きく関わる大事な作業となっていて、「養生8割」などといわれたりもします。

珪藻土マンションリフォームのステップ2:下地処理

珪藻土を塗る壁の下地処理とは

・壁に貼ってある壁紙などを剥がす
・珪藻土を塗る壁を補修する
・シーラー剤を塗る

といった作業です

マンションの壁紙を剥がす

先ずは「現状の壁を剥がす」についてですが、中古マンションなどの場合に多く、壁にカビが生えていたり、壁がボロボロだったりすると珪藻土を上手く塗ることができないため、

先に現状の壁に貼られているビニールクロスなどを剥がすような作業を指します。

珪藻土を塗る前に壁紙を剥がす

さらに、ビニールクロスは裏紙も必ず剥がします。

リフォームでよくある石膏ボード下地の割れ

次に「珪藻土を塗る壁を補修する」に関してですが、これは壁の凹みや穴、窪みなどを補修して珪藻土を塗る面を平にする作業です。

壁が平でないと、珪藻土が乾くスピードが場所によって異なムラになる可能性があります。

ですので、まずは割れていたら修理します。


最後に「シーラー剤を塗る」は、施工面と珪藻土の接着性を高めたり、汚れが浮き出てくるのを防ぐ効果があります

下地によってはシーラー剤を塗らないと壁に珪藻土が上手く塗れなかったり、塗ることで壁の耐久性を高めることができます。

珪藻土リフォームの下地処理ではシーラーを塗布する

珪藻土マンションリフォームのステップ3:下塗り

ついにここで珪藻土を塗っていきます。

珪藻土を塗る際は、専用のコテを使って塗り、職人によっても塗るスピードや技術の差が出てくるところになります。

ただし、ここではできるだけ表面がフラットになるように塗っていきますが、次の仕上げ塗りで表面は仕上げていくため、この段階できっちり塗りすぎて時間を掛けないのがポイントです。

下地の種類によっては、この下塗りのステップがない場合もありますが下地が透けてしまう可能性があったり、

1度しか塗らない分、材料は少なくて済むのですが塗り厚が少なく、調湿性などの珪藻土ならではの効果が弱まってしまうため、基本的には必要なステップとなっています。

また、場合によっては何度も重ね塗りをして塗り厚を、敢えて厚くする方もおられます。

珪藻土マンションリフォームのステップ4:仕上げ塗り

珪藻土を塗る最後のステップが仕上げ塗りになります。

仕上げ塗りではしっかりと表面を整えていきます。

この際には表面の模様を様々な模様にすることができ、人気の模様は以下の3つです。

塗りっぱなし模様(鏝波を残す)

珪藻土鏝波残し模様

乱流

珪藻土乱流仕上げ

櫛引仕上げ

珪藻土櫛引き仕上げ

これらの模様の他にも様々な模様があり以下の記事にまとめました。

関連記事:漆喰のパターンと模様!正しいコテ(鏝)で塗ろう

この模様によっては高い技術が必要だったり時間がかかったりするため施工費用が異なる場合があります。

特に時間が必要で費用的にも高いのは真っ平な模様となっています。

珪藻土マンションリフォームのステップ5:片付け

珪藻土が塗り終わり、施工の最後のステップが片付けになります。

片付けでは

・養生を剥がす

・道具や余った材料などの撤収

・掃除

といった作業を行います。

マンションでは片付けがしっかりできていなくて後々トラブルになったりするケースがあります。

例えば、マンションの共用部分を汚してしまったが気づかずそのままになり、マンションの住人からクレームが入るといったケースです。

珪藻土マンションリフォームの費用

こちらはロハスウォールで珪藻土の施工を行ったときの、お客様にお渡しさせてもらった見積り書になります。

ここではこの御見積書を元に珪藻土のリフォームの費用について解説します。

珪藻土の施工にかかる費用

こちらの赤枠部分は、基本的な珪藻土を塗る費用になります。

珪藻土施工の費用は珪藻土を塗る施工面積で決まり、今回の施工では

LDK:111㎡

ベットルーム:24㎡

洗面脱衣所:10㎡

玄関、廊下:38㎡

ウォークインクローゼット:12㎡

トイレ:11㎡

書斎:30㎡

合計236㎡の施工で、約150万円となります。

珪藻土リフォームの仕上げ模様の費用について

次に、こちらの赤枠は珪藻土の模様についての費用です。

仕上げ模様は塗りっぱなしの特に工数のかからない仕上げでも、綺麗な珪藻土ならではの仕上りとなりますが、

今回はただ塗るだけではなく、工数の増える「乱流ヘッドカット仕上げ」を選択しているためこちらの費用がかかっています。

珪藻土リフォームで乱流仕上げにしたマンションの廊下

珪藻土リフォームでかかる下地処理の費用について

こちらの赤枠の費用は、珪藻土を塗る壁の下地の処理にかかる費用です。

下地がキレイで特に費用はかかってこないものになりますが、下地の状態によっては処理が必要です。

今回の場合、ビニールクロスが劣化していたため全て剥がし、下地となる石膏ボードに2箇所、穴や凹みがあり補修しています。

この下地処理をしっかりしていないと、完成後に珪藻土の表面に汚れが浮いてきたり、下地の凸凹ができた完成度の低い仕上がりとなってしまうため重要な工程となっています。

珪藻土リフォームの廃棄物処理の費用について

こちらの赤枠は発生廃棄物処理費用になります。

珪藻土を塗る際は、材料や道具の梱包材や、余った珪藻土、養生テープ、ガードシーラーの缶、床に養生した際の養生ボードの端材など、廃棄物が必ず出てきます。

これらを処分する費用がこちらです。

珪藻土リフォームの養生作業の費用について

こちらの赤枠は

・施工時不用物脱着、場所内移動、保管時養生作業

・床養生設置費用

・搬入経路養生費用

となっています。

以下の写真は、施工時不用物脱着のものです。

このように施工時に不要なものを取り外して移動させて保管したり、壁のコンセント、扉、建具、床のなどの養生を行います。

また、部屋だけでなく材料や道具の搬入経路となる部分に関しても養生していき、これらの工数に対する費用となっています。

珪藻土リフォームの養生作業の費用について

赤枠は雑務、雑務費、諸経費となっています。

マンションでのリフォームの場合には、書類作成を行い管理会社などに許可申請を行ったり、近隣の方へのあいさつなどの必要があります。

また、ここには現場管理費などその他の事務費用がこちらの費用となります。

珪藻土マンションリフォームで後悔した事例やデメリットについて

マンションリフォーム特有のやり方や費用での注意点があります。

ここでは珪藻土マンションリフォームで後悔した事例やデメリットについて解説します。

マンションリフォームでは必ず管理組合の許可が必要です

マンション

戸建であれば全て私有地であるため自由なのですが、マンションの場合には共用部分などもあるため、

必ず管理組合の許可が必要になります。

共用部分に養生をしたり、珪藻土リフォームをするための道具などを運ぶための

搬入経路を確保する必要があり、リフォームを行うことをマンションに住む方達に知らせる必要があります。

また、この時管理からの許可を取得するまでに1週間〜3週間は掛かりますので、前もってスケジューリングしておかないとリフォームが計画よりずれてしまいます。

珪藻土を塗るマンションによってはリフォーム業者が指定されている場合があります

タワーマンションなどで特に多いのが、施工業者が管理会社の規約で指定されていたり、

物件の引き渡し後にオプションで珪藻土リフォームを選択できるようなケースです。

これらの場合のほとんどは施工費用が割高です。

そのため、規約などで指定されていない場合は、業者選びから行うようにしましょう。

珪藻土業者の選び方

その際、業者選びでは「費用が相場より高すぎない」のはもちろんなのですが「珪藻土の内装施工に慣れた職人が作業してくれる」ことも重要なポイントです。

珪藻土のなどの塗り壁は職人不足であるといった現状から、

珪藻土の施工経験がなかったり、珪藻土の外壁施工しかしたことのない職人が作業するケースも多いです。

このような場合に、

「共用部分であるベランダに飛び散っている」

「窓に養生できていなくて汚れる」

「外履きの靴で作業してしまい、そのまま共用部分を歩いて汚れる」

「配管に珪藻土の混ざった水を流してしまい、詰まる」

といったような問題を多々耳にします。

このような問題があると、管理組合や入居者から注意が入り購入したばかりの物件であるにも関わらず、

工事終わった後の近所付き合いが難しくなるといったことにも繋がります。

マンションに入居する前に珪藻土リフォームするのがベストです

入居後のフォームは高くつく

マンションで珪藻土リフォームをする際に、居住前にリフォームする場合と、

居住後に在宅でリフォームする場合があります。

居住前にリフォームすれば、在宅に比べて施工費用を割安にすることが可能です。

なぜなら、在宅で珪藻土を塗る場合は、家具を移動させたり、養生が大変になるためです。これによって施工の日数も家具などがない場合と比べて長くなります。

また、移動させた家具の場所を確保しないとダメだったり、トイレが使えないなど生活を制限されることになるので、珪藻土リフォームをすることが決まっている場合は、

居住前にリフォームをするのがオススメです。

ビニールクロスの壁は壁紙をはがしてから珪藻土を塗ってください

珪藻土を塗る前に壁紙を剥がす工程

マンションのほとんどが珪藻土を塗る前は、壁紙が貼られています。

珪藻土リフォームの際は、この壁紙を剥がして漆喰を塗るのか?壁紙の上から珪藻土を塗るのか?の2パターンがあります

ただし、中古マンションの場合は基本的に、施工業者に壁紙を剥がして塗るように依頼するのがいいです。

マンションの家は周りが囲まれていて戸建などに比べると、湿気がこもりやすく、

壁紙を剥がすと裏にカビが生えていたといったケースが多いためです。

特に、結露は多い部屋、湿気の多い地域、海沿いのマンション、北向きの部屋などはカビが生えている可能性が高いため注意してください。

このようなことを知らず、カビのチェックをせず当たり前のように壁紙の上から珪藻土を塗る業者も多いため、必ず業者に壁紙を剥がすように依頼するようにしてください。

珪藻土を使ってマンションリフォームして後悔したこと

ここではマンションリフォームで珪藻土を塗り、後悔したことについて紹介します。

マンションに珪藻土を塗れないと思っていた

マンションに珪藻土を塗った例

そもそも、マンションには珪藻土を塗れないと思ってる人が多いです。

珪藻土を塗る場合はマンションを購入した際にすぐ塗る方法と、住みながら塗る方法の2通りがあり、居住していない状態の方が家具の移動など工程が少なくなり、効率が上がるため割安になります。

そのため、マンションを購入したときに珪藻土を塗っておけばよかったと後悔する方は多いです。

マンションに珪藻土を塗ると以下のような効果があります。

・調湿性

・消臭性

・健康面で安心

・部屋の雰囲気の向上

・耐久性が高い

以上のように壁紙よりグレードが高い空間になるのですが、引っ越し前と引っ越し後では2〜5割り増しになるためもっと早く知っておけばと後悔する大きな要因になっています。

カビが生えた

カビが生えた珪藻土壁

珪藻土を塗ったら壁にカビが生えたといった事例があります。

元々、機密性の高い中古マンションなど鉄筋コンクリート構造(RC)や、木造のお家でも湿気の多い地域であれば、

日当たりや風通しの悪いお部屋、北側の壁や、押し入れなどで

高い割合でカビが生えています。

そこに珪藻土を塗った場合、きっちりと下地の処理をしていなければカビが繁殖する可能性が高まります。

また、業界では有名な「カビが生える」珪藻土の製品もあります。

カビが生えてしまった場合にはカビ取りの作業が必要になります。

そのため、珪藻土選びでは「カビが生えにくい珪藻土を塗る」ことが大事です。

例えば、ロハスウォールの珪藻土であれば原料に消石灰が含まれていて、

消石灰には非常に強力な防カビ効果があります。そのため、カビが生えにくい珪藻土となっています。

このように、珪藻土にはカビが生える訳ではなく、商品のメーカーによっては、

カビの生えやすい珪藻土があるため、珪藻土選びの段階でカビの生えにくい珪藻土を選ぶことが大切なのです。

関連記事:カビの生えない自然素材の珪藻土について教えます

壁からポロポロと珪藻土が落ちる

粉が吹いた珪藻土

一般的に珪藻土は強度はそこまで強くないため、施工後にポロポロと落ちることがあります。

壁に擦れたりなどの衝撃によってポロポロと珪藻土の粉が落ちます。

これは珪藻土の強度が問題であり、これを防ぐには強度の強い珪藻土をあらかじめ選んで塗る必要があります。

先ほども説明しましたが、ロハスウォールの珪藻土は原料に消石灰が含まれているので、消石灰の二酸化炭素を吸収して硬化していく性質から、強度の強い珪藻土となっています。

押し入れなどの扉に珪藻土を塗られた

施工業者から承諾なく押し入れの扉に珪藻土を塗られたケースがありました。

扉のようなよく動くような箇所には、珪藻土が割れたりヒビが入るため、普通は塗りません。

ちなみに、あまり塗っている方は少ないが塗った方がいい場所としてクローゼットの中があります。

クローゼットに珪藻土を塗った例

湿気がこもり中の服などがカビやすいため、調湿性の高い珪藻土を塗るのはオススメです。

珪藻土の消臭効果が実感できない

珪藻土には通常、消臭効果があります。しかし、珪藻土といっても原料はメーカーによって様々です。

そのため、メーカーによっては消臭効果のない珪藻土もあります。

古いマンションだと24時間換気がついていないため、匂いがこもってしまうこともあり、珪藻土を塗るなら消臭効果のあるものを選ぶように注意してください。

珪藻土リフォームをすることに管理会社がうるさい

古いマンションを購入してリフォームを行うといった場合に、管理人やマンションの住民とトラブルになりやすいケースがあります。

マンションにすでに施工業者が何回か入っていて、過去に入った業者が「臭い(ペンキ)」「片付けない」「共用部が汚れてる」などの問題を起こしているケースがよくあります。

このようなマンションでは、管理人がすっぱく言ってきたり、他の居住者でやかましい人が住んでいたり、敏感になっているケースが多いです。

そのため、リノベーション前提で塗り壁の工事をするなら、このような状況を不動産業者は把握していないため、管理人にも話をしてみるのがオススメです。

また、稀なケースではありますが、ロハスウォールで施工を行った際に、マンションに管理会社が2つ入ってて、それぞれの管理会社が言うことが違い、なかなか工事が進まないといったこともありましたので、管理会社と話してみることは大事です。

 珪藻土が自然素材ではなかった

珪藻土を塗られる方の多くは自然素材であることに魅力を感じ、珪藻土を塗られますが販売されている珪藻土の多くは化学物質が混ざっています。

珪藻土には自身で固まる性質がないため、これを担うための化学物質の接着剤が混ぜられています。

メーカーによっては自然素材を謳っているのに化学物質が含まれているものもあるので、注意が必要です。

商品の成分表を確認して原料を確認するか、メーカーに問い合わせることで天然の100%自然素材の珪藻土かどうかは分かります。

また、以下のマークはF☆☆☆☆とはエフフォースターと呼び、このマークがあることは化学物質を含んでいることを意味します。

F☆☆☆☆は化学物質が使われている建築資材に表示されるマークです。

このように珪藻土と一言にいっても、メーカーによって原料は様々で性質が異なるのです。

ロハスウォールでは天然 100%自然素材にこだわった珪藻土を提供させてもらっています。化学物質を一切含まない珪藻土のため機能性も高く、健康面でも安心な珪藻土となっています。

珪藻土の紹介 >> 100%自然素材のロハスウォール珪藻土を見る

珪藻土マンションリフォームのまとめ

マンションリフォームで珪藻土を塗ることで、調湿性や消臭効果、防火性などのメリットがあります。

珪藻土リフォームでは、業者選びや珪藻土の選び方が重要であることについて説明しました。

ロハスウォールでは天然 100%自然素材の珪藻土を扱っていて、原料に消石灰を含めることで、

・カビが生えにくい
・強度が強い

といった、珪藻土のトラブルで多いカビやポロポロと落ちるといったことが起きにくい珪藻土となっています。

以下から無料相談やサンプル請求ができますので、ご覧ください。

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