漆喰

漆喰でリノベーションする!古民家やマンションのやり方をプロが一から徹底解説

漆喰リノベーションを自然素材ですると、家の中の空気が変わると評判です。

今回は古民家とマンションで漆喰リノベーションする場合に、気をつけた方がいい点をプロの視点でまとめたのでご覧ください。

 

この記事を読んで分かること

・F☆☆☆☆付きの漆喰は自然素材ではなく、微量の化学物質が入った漆喰である。
・本物の自然素材 漆喰を見極めるには、接着剤に注目することで見極められる。
・漆喰リノベーションの金額は、業者に任せると1平米あたり8,000円

漆喰リノベーションの相場価格

1m²の価格 約8000円

漆喰リノベーションした際の費用

業者費用 DIY費用
8畳 ¥320,000 ¥107,000
12畳 ¥480,000 ¥160,000
20畳 ¥800,000 ¥270,000

漆喰リノベーションの工期

広さ 工期(最短の場合)
平米数(m²)
マンション 1 100m² 120 20日
2 70m² 60 15日
3 50m² 30 12日
古民家 1 200m² 90 30日
2 100m² 60 20日
3 60m² 20 15日

漆喰リノベーションで使う漆喰の選び方

漆喰と一言に言っても様々な種類があります。ここでは、漆喰の選び方について説明します。

漆喰の種類

漆喰とはそもそも消石灰に糊(のり)やスサ(繊維材)を加えて、水で練ったものが漆喰です。
一言に漆喰といっても大きく4種類に分けられます。

1,粉タイプの漆喰
2,自然素材の漆喰
3,接着剤入りの漆喰
4,ローラーで塗れる漆喰

これらそれぞれについて解説します。

1,粉漆喰

上記で説明したように、漆喰とはそもそも消石灰に糊(のり)やスサ(繊維材)を加えて、水で練ったものです。
この水で練る前の漆喰のことを粉漆喰といいます。

粉漆喰のメリット

・価格が安い
・カスタマイズ可能

粉漆喰のデメリット

・性能が低い
・練る手間がかかる(専用のミキサーが必要)
・初心者には練る難易度が高い

粉の漆喰のメリットは価格が安いことです。その理由として、練る手間を省いているために、安価だと考えられがちですが、性能面での違いもあります。

多くの粉タイプの漆喰は白セメントが混ぜられており、原材料の質を下げているために安価です。その分、漆喰として性能が落ちてしまいます。

また、基本的に粉漆喰は2つの理由からプロ仕様とされています。

1つ目は、練込みを自分で行うため、何かを混ぜるといったカスタマイズがしやすく、粗さなどを調整できるためです。

2つ目は、初心者では練込みが甘いケースがほとんどで、硬化不良や耐久性、施工性の低下に繋がるためです。

また、説明書通りの練込みを行っていても、軟水と硬水といったような、原材料と同水系の水が使用できていなかったり、季節によっても練込み方が変わるため、素人では粉漆喰を扱うのが難しいためです。

2接着剤入りの漆喰

練済みの漆喰には「化学合成接着剤入り」「自然素材」の2種類があります。
化学合成接着剤入りの漆喰は、化学合成樹脂が含まれている漆喰のことを指します。

2つの漆喰を見分ける方法は、F☆☆☆☆(エフ・フォースター)の表示があるかどうかで容易に見分けることができます。

化学合成樹脂を含む漆喰は、JIS、JAS、国土交通大臣認定によって等級付けされた表示を示さなければなりません。

そのため表示がなければ自然素材の漆喰、F☆☆☆☆(エフ・フォースター)の表示があればビニールクロスと同基準の化学合成接着剤入った漆喰となります。

接着剤入り漆喰のメリット

・自然素材の漆喰に比べ価格が安い

接着剤入り漆喰のデメリット

・自然素材の漆喰に比べ性能が低い
・健康被害へのリスクがある

DIYでは練済み漆喰が人気です。

接着剤入りの漆喰は自然素材の漆喰に比べ価格が安いですが性能面で劣ります。
また、あまり知られていないですが、接着剤入りの漆喰は健康被害へのリスクがあります。

多くの場合、F☆☆☆☆(エフ・フォースター)の表示があるから安心と考えられがちです。

ただし実情としては、F☆☆☆☆(エフ・フォースター)と同じ基準のビニールクロスでも、シックハウス症候群の健康被害は増えています。

また、厚生労働省の「厚生労働省室内空気質健康影響研究会報告書」の中で、化学物質13種類に対して濃度基準値が定められている一方で、ドイツでは166種類 フランス216種類となっており、海外では危険とされている物質が日本では当たり前のように使われています。

さらに、F☆☆☆☆(エフ・フォースター)の基準となる建築基準法では「ホルムアルデヒド」「クロルピリホス」の2種類しか規制されておらず厚生労働省の1/6、ドイツの1/83、フランス1/108となり、かなりの低い水準での基準であることが分かります。

そのため、接着剤入り漆喰はF☆☆☆☆(エフ・フォースター)であっても健康被害のリスクがあると考えられています。

3,自然素材の漆喰

化学合成物質の入っていない100%自然素材の漆喰です。
化学合成物質が入っていないためF☆☆☆☆(エフ・フォースター)の表示がありません。

自然素材の漆喰のメリット

・性能が高い
・健康被害のリスクがない

自然素材の漆喰のデメリット

・価格が接着剤入り漆喰に比べ高い

化学合成接着剤を使って原材料からかさ増しなどをしていないので、漆喰が本来もつ耐久性、調湿性、消臭性、抗菌性といった効果を発揮します。

また、詳しくは「2,漆喰リノベーションをする面積計算と下地のチェック」で説明していますが、接着剤入り漆喰では、時間が経つと漆喰壁にひびが入り、塗り直しが必要になることが多いです。

結果的に始めから自然素材の漆喰でのリノベーションをした方がを安かったといったケースもよくあります。

4,ローラーで塗れるタイプの漆喰

通常、漆喰はコテを使って塗りますが、初心者がコテを使って塗るには練習が必要です。

そのため最近では、ローラーで塗れるタイプの漆喰が販売されおり、ペンキを塗る要領で塗ることが可能なため、初心者でも塗りやすくなっています。

ローラーで塗れる漆喰のメリット

・初心者でも簡単に塗れる

ローラーで塗れる漆喰のデメリット

・厚みが薄いため性能が低い
・下地によっては利用できない

ローラーで簡単に塗れる一方で、このタイプの漆喰には多くのペンキ、化学合成接着剤が混ざっています。
多くのものは「漆喰」と名前が付いているだけで、実際は漆喰でないものがほとんどです。

そのため性能は、ローラーで塗れるタイプの漆喰には通常の漆喰のような性能はありません。

漆喰の利用割合

ここでは、「漆喰の素材別」と「漆喰の状態別」での利用割合について示しています。

漆喰の素材基準での利用割合


1,自然漆喰 10%
2,接着剤入りの漆喰 90%

漆喰の素材基準での利用割合を見た時に、ほとんどが化学合成接着剤入りの漆喰であることが分かります。

なぜなら現状、職人さんが高齢化して不足しているために、職人さんが工事がしやすく、人数が少なくて済む化学合成接着剤入りの漆喰の方が使われるためです。

また、職人さんの高齢化よる不足は、建築会社が職人を手配できないために、さらに手間のかからないビニールクロスでの施工をするといった所にまで影響しています。

しかし、実際には自然素材の施工はDIYであっても基本を学んでおけば難しくはなく、化学合成接着剤入りの漆喰の施工と大差がありません。

つまり、職人不足という理由から化学合成接着剤入りの漆喰を無理に選ばなくても、DIYであれば初心者であっても自然素材の漆喰を使った施工は可能です。

漆喰の状態基準での利用割合


1,練済み漆喰 40%
2,粉漆喰 30%
3,ローラーで塗れる漆喰 30%

漆喰の状態基準での利用割合を見た時に、粉漆喰が25%であることが分かります。

ただし、このほとんどが業者による利用で、DIYでの利用割合を見ると練済み漆喰の利用割合は60%を超えてきます。

また、最近では粉漆喰より練済みの漆喰を使う業者も増えてきていて、そもそも練済みの漆喰の方が調湿性能が高いとされています。

実際に2015年の「日本建築学会」の発表によるとペースト後に十分保管したものの方が、吸湿性能が約12%高いとされています。

漆喰の選び方

漆喰は大きく4種類に分けられることを説明しましたが、漆喰によって「価格」「性能」「安全性」が異なってきます。

基本的に、安全性や性能が上がれば、価格も上がります。
そのため、それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身にあった漆喰を選択することが重要です。

DIYで漆喰を塗る場合にもう一点注意する点があります。

それは漆喰の販売メーカーに、漆喰のDIYで分からないことを聞けるようなサポートが付いているかどうかです。

弊社でもDIY教室や電話やメールでのサポートは行っていますが、多くの方から質問を受けます。それぐらい漆喰は奥が深いと共に、初めは色々な疑問が出てくるのが普通です。

例えば「下地用漆喰は必要か?」「漆喰以外にどんな材料が必要か?」「施工には材料以外にどんな道具が必要か?」などです。

そのため、初心者に合わせたプロからのアドバイスが貰えるサポートは、DIYを行う際にはとても大切なことです。

漆喰リノベーションをする面積計算と下地のチェック

ここでは、漆喰リノベーションをする際の面積計算と下地チェックについて説明します。
漆喰でのリノベーションをする面積と下地を知ることで、必要な材料や漆喰の量を計算することができます。

漆喰リノベーションをする際の面積計算

漆喰がどれくらい必要になるか?を知るためにも、塗装部分の面積を知る必要があります

この時、塗装面積を1面ずつしっかりと計算していくこともできますが、大変な作業になってしまうので、塗装面積を計算する簡単な方法を紹介します。

塗装面積の計算方法

計算方法
室壁全体の塗装面積 塗装面積 = 延床面積 × 3
外壁全体の塗装面積 塗装面積 = 延床面積 × 1.1〜1.4

室壁全体【塗装面積の計算方法】

室壁全体を塗装するのに簡単な方法があります。

塗装面積 = 延床面積 × 3

例えば、延床面積が100m²であれば300m²分を塗装できる漆喰を用意する必要があると分かります。

これは床面積に対する、壁の塗装面積の割合を全国平均から割り出されたものです。
あくまで全国平均ですので、古民家などであれば和室が多く、壁の枚数も少ないため塗装面積を小さくなります。

外壁全体【塗装面積の計算方法】

外壁全体を塗装するのに簡単な方法があります。

塗装面積 = 延床面積 × 1.1〜1.4

例えば、延床面積が100m²であれば、1.2を掛けて120m²分を塗装できる漆喰を用意する必要があると分かります。

漆喰リノベーションをする際の下地チェック

漆喰を塗る前にしっかりと下地を確認する必要があります。
漆喰を塗る箇所のことを下地と言い、下地のチェックには主に目的は2つあります。

・下地の穴、陥没、凹みなどの補修が必要かどうかの確認
・下塗り用の漆喰と仕上げ用の漆喰の必要性

これら2つについて説明していきます。

下地の穴、陥没、凹みなどの補修が必要かどうかの確認

下地に穴や陥没、凹み、亀裂、隙間などがあれば補修する必要があります。
なぜなら補修なしでは、漆喰を塗っても、穴や陥没、凹み、亀裂、隙間は消えないためです。

補修部分に下地と漆喰を接着させる役割を持つシーラーを塗った後、下塗り用の漆喰で補修する必要があります。

下塗り用の漆喰と仕上げ用の漆喰の必要性

漆喰には下塗り用と仕上げ塗用の2種類があります。

ネットで「室内壁は仕上げ塗のみでOK」などが見られますが、この2つの使い分けは、漆喰のリノベーションをする際の「どの素材の下地部分に塗るか?」や「下地の凹凸」などによって変わります。

ここでは、壁材別に下塗り用の漆喰の必要性についてまとめ、下塗り用を漆喰を塗装しない場合の注意点を説明します。

【壁材別】下塗り用漆喰の必要性について

古民家 マンション
土壁 ビニールクロス 石膏ボード モルタル 外壁
下塗り用漆喰の必要性
土壁

土壁は古民家に多い壁材です。
土壁は水分を吸いやすく、漆喰の乾きが早いために、漆喰壁が割れるといったことがあります。

そのため、下塗りと仕上げ塗りの2回塗りで漆喰を仕上げる必要があります。

ビニールクロス

マンションタイプの家で、簡単な壁のリフォームなどの際は、ビニールクロスに漆喰を塗るケースが多いです。

ビニールクロスの場合は、仕上げ用の漆喰のみの1回塗りでもキレイに仕上げることができます。

ただし、漆喰を塗りなれたていなかったり、初めて塗るなどといった場合には、ビニールクロスの凹凸が浮き出たり、透ける可能性があるので、下塗り用を使った2回塗りをオススメします。

石膏ボード

マンションタイプの家で、リフォームなどの際に、ビニールクロスを剥がした後の石膏ボードに漆喰を塗るケースが多いです。

石膏ボードは1回塗りでもできなくはないのですが、ボードとボードの継ぎ目が透けてしまう可能性が高いです。

そのため、これが気にならない方であれば1回塗りでもいいのですが、しっかりキレイに仕上げたい方は2回塗りの必要があります。

モルタル

マンションタイプで躯体に直接漆喰塗るケースがこれにあたります。
天井を取り、天井を高くするようなリノベーションの場合に多いです。

モルタルの場合、段差の凹凸が出やすいために、下塗りと仕上げ塗りの2回塗りをする必要があります。

外壁

外壁に関しては下地の素材に関わらず、下塗りと仕上げ塗りを行います。

外壁は生活空間を雨風から守るという大切な役割があります。そのため、室内の壁に比べて耐久性が必要です。室内の石膏ボードの壁のように1度塗るだけでは耐久性が不十分です。

ちなみに、漆喰はお城の外壁などにも使われていて、お城の場合には漆喰が10回以上塗り重ねられています。

また、下塗りを行うことで仕上げが塗りやすくなるといった利点もあります。

下塗り用を漆喰を塗装しない場合の注意点

通常、漆喰は1回目の下塗りで壁のフラットにします。次に仕上げ用で模様を付けたりします。

これによって漆喰壁の完成度は高まりキレイな壁に仕上がります。

1回塗りでも良いと言われている場合でも、仕上げ用の漆喰のみを塗ることになるため、下地の凸凹が出てしまったり、下地が透けるケースがあります。

また2回塗ることで1回塗りに比べ、漆喰壁に厚さも出ることから、漆喰の耐久性、調湿性、消臭性、抗菌性といった効果が十分に発揮されます。

逆に1回塗りの場合は、快適な空間にするための漆喰が持つ、耐久性、調湿性、消臭性、抗菌性といった効果は、考慮されていないため注意が必要です。

漆喰リノベーションにかかる費用を出す

漆喰リノベーションをするにあたって必要な費用についてまとめました。

漆喰リノベーションの際に計算すべき費用項目

業者 DIY
材料費
施工費(塗装面積×平米単価)
道具代
撤去作業費 養生費
搬入費
廃棄物処理費

業者に施工してもらう場合と、DIYで行う場合の2種類を示しています。それぞれの漆喰リノベーションの費用を計算するにあたって、必要な費用項目を表で示しています。

業者に漆喰のリノベーションを依頼する場合

漆喰リノベーション費用 = 施工費 + 撤去作業費

DIYで漆喰のリノベーションを行う場合

漆喰リノベーション費用 = 材料費 + 道具代 + 廃棄物処理費

となります。

材料費

漆喰リノベーションで必要な材料の費用です。
材料費としては、シーラー、下塗り用漆喰、仕上げ塗り用漆喰の3点の材料費となります。

漆喰の材料費としては、一般的に漆喰1㎡あたりの費用は2,500円です。

ただしDIYの場合、塗装の作業の慣れから厚さやムラがなくなり若干ですが材料費が安くなる傾向があります。

また、塗装面を漆喰を塗っていった際に、切りよく材料がなくなれば材料費は安くなります。

この点に関しては各メーカーが切りよく材料がなった場合の価格をいっているので注意が必要です。

施工費

漆喰を塗装していくための人件費です。
漆喰の施工費は、自然素材の黒漆喰や壁の模様を真っ平らにするなどの特別な施工でない限りは、1m²あたり8000円が相場です。

ネットなどで調べると、これより安い金額が提示されているのも見られますが、諸費用が入っておらず見積もりで安く見せているところがほとんどです。

道具代

DIYで漆喰リノベーションを行う際には掛かる費用です。
漆喰の塗るには基本的にコテが必要です。ただしコテもいくつか種類があります。

例えば、土壁用のコテ、モルタル用のコテなど、下地によってコテの種類が変わります。

また、プロ用にとっては使いやすく良いコテでも、初心者には使いづらいコテもあります
そのため、下地や自分のレベルにあったコテを使う必要があります。

撤去作業費

撤去作業費には「養生費」「搬入費」「廃棄物処理費」が含まれます。

漆喰を塗るにあたっても、塗装箇所以外に汚れや漆喰が付かないように養生したり、リフォームの場合であれば家具の移動といった作業も必要になるため、業者へリフォームを依頼した場合には「養生費」「搬入費」も掛かってきます。

また、作業後には廃棄物が出てきます。

例えばビニールクロスを剥がした場合にはビニールクロスを廃棄物として処理する必要があります。

そのため「廃棄物処理費」も必要となります。

ただし、DIYの場合には一般ゴミとして廃棄できるものもありますが、お住まいの市区町村によって廃棄方法が異なるため、市役所・区役所などの自治体に連絡して対処方法を確認する必要があります。

※東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府に確認したところ、市区町村によって廃棄方法が異なるとの回答確認済み

漆喰リノベーションの費用を概算を出す方法

漆喰リノベーションの費用を概算で簡単に計算することが可能です。

漆喰リノベーション費用 = 施工面積(m²) × 8,000円

DIYでの漆喰リノベーション費用 = 漆喰リノベーション費用 × 1/3

となります。
また、施工面積は 施工面積=延床面積×3で概算が求められるので

漆喰リノベーション費用(業者) = 延床面積(m²)× 3 × 8,000円

DIYでの漆喰リノベーション費用 = 漆喰リノベーション費用 × 1/3

と概算が簡単に求めることができます。

ただし、古民家だと施工面積が概算より少なくなったり、黒漆喰のような特殊な材料、塗り方が真っ平ら、磨きをかけるといったような特殊な塗り方の場合には、概算の費用計算とは大きくバラツキが出るケースがあります。

ちなみに、塗り方の費用に関しては、お城のような真っ平らな塗装が一番費用が掛かります。

また、基本的に塗る面積が広ければ費用が割安になるためお得になります。
なぜなら、少ない面積でも広い面積でも資材の搬入出、養生だけでも日にちが必要になります。

同じ時間をかけても、漆喰を塗る作業時間が短い(面積が少ない)と費用が割高になる一方で、大きい面積であれば、プロはDIYの5〜10倍のペースで漆喰を塗るため、多少塗る面積が多いところで、作業的にあまり変わらないためです。

漆喰リノベーションの費用例

 

漆喰リノベーションの費用例1

漆喰リノベーションの費用例1
費用 540,000円(諸費用込み)
広さ 70平米
築年数 新築
備考 新築マンション購入時に漆喰DIYリフォーム

漆喰リノベーションの費用例2

漆喰リノベーションの費用例2
費用 1,600,000円(諸費用込み)
広さ 71平米
築年数 3年
備考 中古マンション購入時に

漆喰リノベーション(プロが施工)

漆喰リノベーションの費用例3

漆喰リノベーションの費用例3
費用 1,000,000円(諸費用込み)
広さ 72平米
築年数 15年
備考 マンションを漆喰DIYにてリノベーション

漆喰リノベーションの費用例4

漆喰リノベーションの費用例4
費用 750,000円(諸費用込み)
広さ 150平米
築年数 江戸時代末期
備考 古民家をリノベーション時に壁と天井を漆喰DIY

漆喰リノベーションの費用例5

漆喰リノベーションの費用例5
費用 140,000円(材料費のみ)
広さ 30平米
築年数 昭和初期
備考 昭和初期の古民家を焼肉屋さんにリノベーション時に漆喰DIY

漆喰リノベーションの費用例6

漆喰リノベーションの費用例6
費用 140,000円(諸費用込み)
広さ 30平米
築年数 昭和初期
備考 古民家をカフェにリノベーション時に壁を漆喰DIY

漆喰リノベーションの見積もりを取ろう

漆喰リノベーションに必要な費用を正確に知るためには、業者に見積もりを取りましょう。

在宅でのリノベーションの場合、現地に来てもらって見積もりを取ってもらいましょう。
在宅の場合には家具の移動費用が発生しますが、現地での見積もりをしない限りは正確な費用が算出できず、後から請求される場合があります。

また、業者によってもリノベーション費用は多少異なります。

見積もりが上がってきた段階での注意点は「価格で判断しすぎない」ことです。
価格が安いといった場合には、必ず安い理由が存在します。

「安い素材を使っている」「職人の質が悪い」「作業工程を削っている」「見積もりに項目を入れ忘れている」といったことが考えられます。

そういった場合には施工後に問題が起きやすく、何かおきても対応してくれないため、値段だけで判断しないことが大切です。

この点に注意して、見積もりが出て気に入ったら早めに契約することをおすすめします。
現状、施工のできる職人が少なくなってきているため、思った工期で作業が進まないこともあるためです。

漆喰リノベーションの実施

ここでは漆喰リノベーションを実施するための5ステップはこちらです。

ステップ1 準備

ステップ2 下地処理

ステップ3 漆喰を塗る

ステップ4 仕上げ塗り

ステップ5 片付け

これらそれぞれについて詳しく解説していきます。

漆喰リノベーション【ステップ1:準備】

漆喰を塗っていくためには、材料である漆喰以外にも材料は道具が必要です。
先ずは、下地処理や、漆喰を塗るための材料と道具を準備しましょう。

これらが準備できれば、次は養生を行います。また、粉漆喰から塗装する場合には、水などで練り漆喰を作っておきましょう。

漆喰リノベーション【ステップ2 下地処理】

漆喰を塗る前に下地の種類と状態を確認します。
基本的に汚れがないかや、凹みや穴、窪みなどがないかを確認します。

漆喰を塗る段階で塗装面が平坦でなければ、漆喰を塗った後も後が残ったり、漆喰が乾くスピード場所によって異なってくるためムラになったります。

そのため、必要であればしっかりと補修してあげる必要があります。

また、壁に直接漆喰を塗るのではなく、その前に必ずシーラーを塗ります。
シーラーは下地と漆喰の接着剤の役割を果たし、耐久性を高めます。

また、古民家などに多い土壁であったり、壁に汚れがある場合に、シーラーを使用しないことで、汚れ、カビ、サビなどを吸収して漆喰が変色してしまいます。

さらに土壁の場合は、漆喰の水分を吸収するため、乾きが早くなり、ひび割れの原因にもなります。

そして、シーラーを選ぶ際には、漆喰メーカーが指定するものがありますので、必ず確認して漆喰メーカーの指定するシーラーを選びましょう。

シーラーが塗り終わったら、メーカーの指示通りの時間乾かしてから、次の工程に進みます。

漆喰リノベーション【ステップ3 漆喰を塗る】

下地処理が終われば、次は下塗り用の漆喰を塗っていきます。
ここでは、できるだけ表面をフラットになるように塗っていきましょう。

多少見た目が悪くても仕上げ塗りでもう一度塗るため、カバーすることは可能です。

漆喰リノベーション【ステップ4 仕上げ塗り】

下塗り用の漆喰での塗装がある程度乾いたら、次に仕上げ用の漆喰を塗っていきます。
下塗りと要領が一緒ですが、ここでは表面を整えつつ、コテで自分の好きな模様を付けていきます。

色んな表情の写真を入れる

木コテ乱流ヘッドカット

 

塗りっぱなし模様

 

櫛引(くしびき)仕上げ模様

漆喰リノベーション【ステップ5 片付け】

漆喰をすべて塗り終わったら、漆喰が完全に乾き切らない内に養生のマスキングテープをはがします。漆喰が乾いてからだと、固まっている箇所が剥がしにくいためです。

その他、後片付けを進め、壁を乾かしていきます。
メーカーの指定する期間乾かす必要はありますが、天気や季節によっても多少異なります。

漆喰リノベーションの工期

よくある漆喰リノベーションの代表的な広さの例を、マンションと古民家それぞれ業者が施工した場合の工期が分かるように3つ表に示しました。

マンションの漆喰リノベーションの工期

広さ 工期(最短の場合)
平米数(m²)
1 100m² 120 20日
2 70m² 60 15日
3 50m² 30 12日

 

古民家の漆喰リノベーションの工期

広さ 工期(最短の場合)
平米数(m²)
1 200m² 90 30日
2 100m² 60 20日
3 60m² 20 15日

ただし工期はあくまで指標であり、お客様の物件状況によっても異なります。

今回の場合は家具の移動がなく、下地の補修などで多くの時間が取られないような場合を想定しています。
また、職人の確保できる人数によっても工期は変わります。

業者に依頼した場合は、デザイナーがデザインした建物では、壁の形状が異なることが多く、複雑の形状だと一般的な建物に比べ1.5倍ぐらい工期が異なってきます。

また、仕上げの壁の模様によっても異なり模様によっては1.2倍〜2倍ほど工期が異なってきます。DIYの場合だとプロの3〜4倍変わります。

さらに、リノベーション物件がマンションかつ業者による施工である場合には、マンション管理組合にリフォーム工事の許可を取る必要があります。

手順としては、管理会社に書類を貰い、記入し、管理会社に提出します。
その後、管理会社から管理組合に書類が送られ、ほとんどの場合管理組合の顧問建築士が審査を行い、審査が通れば工事が開始できるようになります。

この期間として、リノベーションになれている管理組合なら7日、管理組合が理事が連絡とれないといったケースなどは3週間ほど掛かることもあります。

次に、施工を業者へ依頼せず、未経験の初心者が1人でDIYを行った場合ですが、実作業時間で1.5〜3.5倍の時間が掛かかると想定されます。

初心者の場合、漆喰を塗ることより養生に時間がかかることがほとんどです。

また、DIYの場合には本業がなどがあって、仕事が休みの日にだけ作業をするとなるとDIYでの施工期間は伸びます。

例えば、土日を作業にあてマンション50m²を漆喰リノベーションした場合には、完成まで1ヶ月半掛かることになります。

しかし、事前の知識を学ぶことで短縮できる傾向にありますので、作業の前にしっかり事前学習をしておきましょう。

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