漆喰の旅

瑞巌寺(ずいがんじ)の漆喰壁を見に行ってきた

宮城県にある国宝の瑞巌寺(ずいがんじ)に漆喰壁を見に行ってきました。

瑞巌寺は伊達政宗公が造営したお寺として有名ですが、

元々は828年に、比叡山延暦寺の第3代座主であった慈覚大師円仁が

延福寺として建立したお寺です。

 

瑞巌寺という名称になったのは様々な経緯があって、1573年頃に臨済宗妙心寺派に属し

さらに仙台に拠点を置いた伊達政宗公が本堂などの伽藍を造営しました。

その際、「松島青龍山瑞巌円福禅寺」と称するようになったそうですよ。

1953年に本堂、庫裡と廊下が国宝に指定されています。

(瑞巌寺に行ったのは伊達政宗公の甲冑を見学するのも目的の一つだったのですが、この時は無理でした。)

瑞巌寺は松島にあるので風光明媚な場所ですね。

 

 

瑞巌寺の臥龍梅(がりゅうばい)

 (臥龍梅 白)

瑞巌寺は梅が綺麗で有名です。紅と白は対になっていて県の指定天然記念物になっているそうです。

臥龍梅の見頃は4月中旬だそうです。

 

私が瑞巌寺に行ったとき、平成20年から行なっていた本堂の修理と震災で被害を受けた参道の復旧工事の途中だったので外観はハッキリ見えませんでした。

 

 

漆喰壁が美しい瑞巌寺

残念ながら本堂内部は撮影不可でした。

入った感想は、京都の二条城を彷彿させる間取りつくりです。

調べたところ、有名な大工(梅村彦左衛門・彦作)をはじめ名工130名を全国から呼び寄せて瑞巌寺は建築したそうです。

二条城は中井正清という京都大工頭(技術官僚の最高位)が関わっているとのことで、関係あるのか、ないのか。

この間取りは当時のフォーマットでもあったのかなあ。

 

瑞巌寺の庫裡(くり)

 

漆喰壁の面積も大きい瑞巌寺の庫裡です。国宝なだけあって迫力ありますね。

庫裡(くり)は入り口のみ見学可能でしたが内部は非公開でした。

 

 

あれ?入り口にいるのはどこかで見覚えある毛むくじゃらが…。

 

 

スターウォーズのチューバッカだ!

なぜ瑞巌寺にいるのか私には(チューバッカも思っているようです笑)よく分かりませんが、メッチャ背が高い!

実物?は映画よりもスマートでした。

 

 

 

瑞巌寺へのアクセス

瑞巌寺には東北本線と仙石線が通っていて

東北本線は松島駅、仙石線は松島海岸駅が近いです。

仙台空港からはリムジンバスで1時間ちょい。

仙台駅からは東北本線か仙石線で40〜50分で行けちゃいます。

車でも1時間かからないので(コインパーキングもあり)行きやすいですよ。

ぜひ東北の旅では瑞巌寺を工程に組み込んでください。

 

 

今回の内容は2016年5月7日に取材したものです。

2018年6月に平成の大修理は完成しているので瑞巌寺の外観も見えるでしょう。

伊達政宗公の甲冑は青龍殿(宝物館)のスケジュールを確認の上行ってくださいね。

私は瑞巌寺には次回は時間をつくって、じっくりと見学に行きたいと思います。

 

 

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そのほか、全国の漆喰壁の建物をご紹介しているのでぜひご覧ください。

現存天守12城や漆喰の遺跡をまとめてみた日本には12の現存している天守が全国にあります。 お城に天守をつくるのは 超有名人の織田信長によって始まったとされています。...

 

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