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【法隆寺】世界最古の木造建築である法隆寺の漆喰壁をみてきた

2018/04/15 漆喰・珪藻土について 漆喰の旅 漆喰の遺跡
この記事は約 6 分で読めます。

世界最古の木造建築は法隆寺ということを知っていますか?この法隆寺にも漆喰壁は多具の部分で塗られています。

修学旅行や遠足などで法隆寺に訪れた方も多いのではないでしょうか?

法隆寺は斑鳩寺(いかるがのてら)とも呼ばれ、およそ1400年の歴史を持つ聖徳太子由来のお寺です。

法隆寺の正式名称は聖徳院総本山 法隆寺 と言い聖徳太子が宗祖です。

日本書紀によると飛鳥からこの地に遷都した頃が創立とされていますが定かではないそうです。

なので1400年以上の歴史を持ち学生が日本のことを学ぶにも宝庫なお寺なのです。(海外に出るには自分の国、日本のことを知っておかなければならないというのは常識ですよ。)

一般人だけでなく建築関係者も多く訪れているスポットです。1400年前にここまで洗練されているデザインセンスをすでに持っていたのはすごいですね!

法隆寺に行ってみた漆喰壁をまとめました。

 

 

法隆寺南大門の漆喰壁をよくみてみた。

法隆寺に来ると一番最初に目に入って来るのが南大門です。

法隆寺の顔といってもよいでしょう。 

南大門は1438年(室町時代)に再建された門で「国宝」の木造建築で作られた門です。

白い部分は漆喰壁となっています。

よく見ると屋根が漆喰壁にめり込んでいます。細かい形状に合わせて漆喰を塗るのは集中力を要します。

南大門の漆喰を塗った職人さんの気合いを感じますね。

 

長年の風雨でも漆喰壁はしっかりしています。

 

南大門横の壁は土壁で、漆喰は塗られおりませんでした。とても長くて迫力がある壁です。これなら海外から来た旅行者も歴史を感じてもらえるでしょう。

 

 

 

 

 

法隆寺の全体像(マップ)

世界文化遺産の法隆寺を大きく分けると、西院伽藍と東院伽藍の2エリアに分かれており国宝・重要文化財だけでも約190件も指定されています。

 

 

法隆寺の西院伽藍の漆喰壁からじっくり見てきた。 

西院伽藍。廻廊で繋がっています。白い部分は漆喰壁です。

屋根からすでに五重塔が見えていますね。

西院伽藍内の建物は漆喰壁については部分的に塗り替えをしているようでした。 

 

 

法隆寺西院伽藍の中門、廻廊は飛鳥時代のもの

 法隆寺の廻廊も漆喰壁が多く塗られているので壁によっては表情が違いますよ。

中門は工事中で見えませんでした。

 

 

 

法隆寺西院伽藍に建てられている五重塔の漆喰壁を見てみた。

五重塔の内部は撮影不可です。法隆寺の五重塔は日本最古で飛鳥時代に建てられています。

高さは約32.m。

五重塔は仏教寺院では最も重要な建築物とされています。もちろん白い部分は内部外壁共に漆喰壁ですね。

1Fと2Fの漆喰壁は綺麗になっていますが、 上階になるにつれて塗り替えをしていないようで漆喰壁の色が違いますね。

 

 

法隆寺の大講堂

大講堂の正面。

大講堂内部にはご本尊の薬師三尊や四天王像もあります。ぜひ実物を見に行ってみてください。

大講堂も内部は撮影不可です。

私が行った時はとても心地よい風が吹いていました。

 

 

法隆寺の金堂は五重塔の隣にあります。

金堂も五重塔と同じく内部は撮影不可です。

金堂の柱に巻きついている龍のヒゲが青色というのに惹かれました。

 

 法隆寺金堂の柱に巻きついている青いヒゲの龍

 

 

法隆寺の鏡池には正岡子規が詠んだ俳句の石碑がある。

鏡池は西院伽藍と東院伽藍の間に位置しています。この鏡池には正岡子規の石碑があります。

かの有名な俳句で「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」と正岡子規が詠んでいますね。

石碑もありました。 

 

聖霊院(しょうりょういん)東室は鏡池の反対側にあります。

聖霊院は鎌倉時代に建てられていて、当初は僧侶の居室用として使われていたのをお寺にコンバージョンしているそうです。

時代によって建物の生かし方って変わって来ます。現代のように安易にスクラップアンドビルド(建て替え)しないのが日本建築の考えです。

 

法隆寺の網封蔵を見てきた。

網封蔵も国宝指定の建築物です。漆喰壁がちょっと古いので雰囲気いいですね。

漆喰壁は簡単に塗り替えてしまうとこの雰囲気が失われてしまうので完成をイメージする必要があります。

 

ここから中は撮影不可だったので、

食堂(国内最古の食堂)や細殿の写真は撮れませんでした。

今後内覧できる機会があればぜひ行ってみたいです。

 

 

 

法隆寺東院伽藍にある夢殿

東院伽藍の夢殿も国宝です。夢殿のつくりは独特な八角円堂という形状になっていて、扉上部は漆喰壁仕上げになっています。

夢殿の建てられている土地は、聖徳太子一族が持っていた土地なのだそうで、

聖徳太子を供養する堂として建てられた堂です。

内部には太子ゆかりの遺品が集められているようですね。

法隆寺夢殿隣には絵殿 舎利殿 があります。

絵殿と舎利殿の漆喰壁を見比べてみた。

法隆寺伝法堂(国宝指定)の漆喰壁

絵殿 舎利殿(重要文化財)の漆喰壁

 

古い漆喰壁と現代の漆喰壁の違いです。

新しい漆喰壁の方が白くて綺麗なのですが、

なぜか古い壁の方が存在感があるというか、雰囲気、佇まいがありますね。

漆喰壁と柱とのバランスなのでしょうか?

 

床下にも漆喰仕上げがありました。こんな使い方もあるんですね。これなら盛った土が溶け出すのを防げるでしょう。

 

法隆寺で気になったところとは

 

東大門を出るとすぐ左に律学院があります。その間の小道が左松尾道と言うそうです。

この壁沿いに歩いていくと、、、

 

ブロック塀を下地に土壁仕上げというトリッキーな仕上げ

衝撃でした。

 

法隆寺全ての壁がこのような構造なのではありません。

その見分け方は壁に触らないでの看板があるか無いか?でわかりますよ。

工期を短くするにはよいかもしれませんが本物の土壁でないことは確かですね。

 

 

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