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国交省の公共建築標準仕様書に漆喰塗り仕上げが採用される

公共建築に日本伝統の漆喰壁は使われているのだろうか?

このようなニュースが

日刊 建設工業新聞  [2018年3月12日1面] に記載されていました。

 

国土交通省は、2019年版の公共建築工事標準仕様書で左官工事の項目に

「しっくい塗り仕上げ」を復活させる方針

 

とのことです。

今まで漆喰塗り仕上げが記載されていなかったのが不思議なくらいです。

元々は公共建築工事標準仕様書1948年版に規定されていたそうですが、

高度経済成長に伴って大量に建築物が必要になった時代に

伝統的な工法の使用頻度が少なくなって、

1965年版から記述が削除されたそうです。

伝統的な工法は職人さんを育成するのにとても時間がかかってしまい

建築物の供給に間に合わないというのが実情でした。

そこで昔の建築物は品質のバラツキが多くなって今に残っています。

私たちもリノベーションの現場で、この時代の建物を解体した場合に

よく見かけるのはこのような時代背景があるからなんですね。

漆喰(しっくい)を一般の方が今よりもっと見かけるようになれば

未来に文化として残っていくのでしょう。

漆喰は日本の文化ですからね。

 

公共建築標準仕様書とは

国家機関の事務を処理するための施設、教育文化・社会福祉施設等の官庁施設

新築、増築、改築、修繕、模様替等の工事を想定して作成されています。

要するに役所関係の建物で使う仕様書のことです。

 

公共建築物の品質や性能を確保して、

設計図書作成の効率化と施工の合理化を図ることを目的としている仕様書とされているのが

公共建築標準仕様書です。

 

具体的には、

公共建築工事において使用する建材、工法などについて標準的な仕様をまとめたもので、

工事請負契約における契約図書のひとつとして使用されるものです。

 

公共工事標準請負契約約款に準拠した契約書により発注されるのが

公共建築と言われている公共事業なのです。

 

 

公共建築標準仕様書に「漆喰塗り仕上げ」が復活される方針になったというニュースでした。

左官工事は日本の専門技術なのでどんどん使っていって欲しいですね。

 

正式に2019年版の公共建築工事標準仕様書に採用されたらまたお伝えしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

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