漆喰

【現存天守】宇和島城(愛媛県宇和島市)の漆喰壁を見てきた。

愛媛県宇和島市にある宇和島城の漆喰壁を見に行って来ました。

宇和島城には築城当時からの天守閣が現存している現存天守として有名です。

宇和島城は現存天守12城のうちの1つに数えられています。

漆喰壁を中心に宇和島城を見てきました。

 

 

 

 

宇和島城とは

宇和島城は別名で鶴島城(つるしまじょう)とも言われ、城郭を上空から見ると不等辺五角形の形をしているお城です。

1601年  徳川家康のお気に入り武将で築城の名手といわれている「藤堂高虎(とうどうたかとら)」が海に面した城(海城)として築城したと伝えられています。

お城内部から船で出られるという藤堂高虎お得意のギミックが隠されているお城です。興味ありますよね?

その後の1616年  伊達政宗の長男 伊達秀宗が入場し、修築を行い宇和島城天守閣は現代に残っています。

現代では堀は全て埋め立てられ、城山ごと国の史跡に指定されています。

と、いうことは1616年の漆喰壁が残っている可能性だってあるんです。ワクワクしちゃいますよね?!

 

 

正式には上り立ち門(JTがある側)から登るのが宇和島城に入る正しい道ですが、

今回は消防署の隣にある駐車場(三ノ丸御殿)に駐めたので

武家長屋門側から入りました。

武家長屋門側から山道入ると井戸丸門に向かうことになりますが、石段はかなり乱れ登りにくいです。

現代では整備されたお城が多い中、宇和島城は戦闘用のお城らしいくワクワクしますね♪

足場が悪いところは和歌山城の石階段を思い出しました。

この石段を(とっともたつきながら)登っていると右手の山の上から狙撃なり落石なりで攻撃される構造になっています。

さらに正面からも狙い撃ちされてしまいます。

 

本丸に向かって登っていく途中に違いを見つけたのですが、石垣の精度がだんだん上がっていくことに気づきました。

宇和島城本丸の石垣。隙間なくかなり綺麗に組んでいます。

宇和島城へはロハスウォールオーナーの金子さんとご一緒させていただきました。

熱心に石垣の反りを解説するの図。

このような機会を今後も設けらて行けたらな。と思います。

 

二の丸側から。城山公園頂上は本丸です。往年にはここに一の門があったとのことです。

 

 

 

宇和島城の本丸天守

宇和島城の天守は山の麓から見上げるととても大きく見えますが、本丸に入って見るとなんだか呆気ない大きさです。

お城に天守があると迫力増強効果がすごいですね。殿様の権威も増したことでしょう。

当時は全国でこぞって本丸天守を築城したのがよくわかります。

 

 

宇和島城は藤堂高虎が現在の城郭を建築しました。

1614年より伊達政宗の長男である伊達秀宗が城主だったため、本丸内には政宗の水墨画が飾っていました。

作画はどこかで見たことあるタッチですよね。そう!あの有名な方です。

 

 

宇和島城の漆喰壁をじっくり見てみた。

宇和島城の漆喰壁はとても重厚感がありました。これは漆喰には年数を経ていくごとに、漆喰の硬度を増していくという性質があるためですね。

この漆喰壁の裏は木です。そう!これは扉なんですよ。

漆喰壁に見えますが、漆喰扉ということです。

 

本丸の漆喰は、手が触れやすい部分に黒ずみがありましたが、メンテナンスさえすればちゃんと落とせるレベルの黒ずみでした。

 

もし、「漆喰の黒ずみ汚れを落としたい」のであれば、大小合わせて色んなテクニックがあります。

新旧問わず漆喰のメンテナンスされたい方はお問い合わせください。

 

 

 

宇和島城の鉄砲狭間

鉄砲狭間とはお城の壁に設けられた穴(銃眼)のこと。ここから鉄砲を撃ちかけるための穴なのです。

(宇和島城の鉄砲狭間から現代の最新兵器スマホを使用するの図。)

気づいた方もいらっしゃると思いますが、髪型が侍(サムライ)なんですよ!

では、漆喰塀の足元をご覧ください。

膝をついて鉄砲が撃てるよう、足場を固める石が埋めてあります!

そして、銃撃戦中に着弾で漆喰が崩れないように狭間が木枠で囲っているのです。

お城づくりに漆喰を塗るだけでなく、

ちゃんとした実戦的ノウハウがあるんですね。

 

 

 

宇和島城へのアクセス

宇和島城へのアクセスは宇和島駅(JR四国 予讃線)が最寄駅です。

宇和島駅から宇和島城までは徒歩で20分かかります。

タクシーだと5分程度でいけるのでおすすめですよ。

松山空港から宇和島駅へのアクセス

松山空港よりリムジンバスで松山駅まで15分で

予讃線特急宇和島駅行きで1時間17分の旅です。

 

 

宇和島城の入場料

大人200円

中学生以下無料

宇和島城の営業時間

[開門] 10月~3月 6時~17時
4月~9月 6時~18時30分
[天守] 11月~2月 9時~16時
3月~10月 9時~17時

 

宇和島城の一口城主について

宇和島城では未来への保存修繕費のための一口城主を募集しているので興味のある方はぜひご覧ください。

一口5000円からで、何口でも可能です。

対象は市内・外在住、個人・法人を問わないそうです。

※寄付控除として、一口城主には「ふるさと納税納税制度」が適用されるそうです。

>>http://www.city.uwajima.ehime.jp/site/uwajima-jo/hitokuti-bosyu.html

宇和島城一口城主の特典

・1口

城主証の発行

市ホームページの協力者名簿へ(市町村名及び氏名)を記載

・2口以上

城主証の発行

市ホームページの協力者名簿へ(市町村名及び氏名)を記載

宇和島城天守の無料入場券2枚、伊達博物館の無料入場券2枚

 

宇和島城の一口城主は二口以上の方がお得のようですね。

 

 

宇和島城以外の現存天守の漆喰壁

 

宇和島城以外にも現存している天守の漆喰壁を見て来ました。

よろしければこちらもお読みください。

>>日本に現存している伝説の漆喰壁を見る

 

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