管楽器修理工房T’sフラット(大阪梅田駅)の漆喰壁

世の中に管楽器があればその修理や調整、練習をしたいというご要望があるのは当然ですよね。

大阪の梅田駅近くにはそんな管楽器の修理工房ティーズフラットさんがあります。

この店内にロハスウォールの漆喰をDIYで塗られたとのことで行ってきました。

代表の平見さん 「自然素材の意味が後々分かった」とおっしゃっていました。

管楽器の修理工房になぜ漆喰壁が!?

漆喰を塗ってよかったなと思うのは、まず、この見た目!

そして「やっぱり快適に仕事をしたい」という思いがすごくあったので、

漆喰の消臭効果や湿度調整機能のこととかを取り入れたいなと。DIYで自分の職場を自分で塗ったという楽しみも変え難いですね。

最初にしっくいを塗ろうと思ったきっかけは漠然と漆喰を自分で塗りたいなと思っていて、そこからいろいろ探したんです。

漆喰というもの自体は知っていたんですが、そこから調べて、ロハスさんをみつけて 笑。

不動産屋さんとここを下見に来た時に

「このままお店をやったらいいやないですか僕だったらこのままやりますよ」と言われましたが、何か自分でやりたいと思って。

そこで漆喰を思いつきました。奥さんには、本当に出来るの?って。無理だろうって。笑われていました。

で、なかなか自分で一から踏み出せないというか、出来るのかな、と思ってちょうどよくていいタイミングで体験会に参加しました。

まずモノを見れるというのと、漆喰を塗ったあとも見れるし、実際自分で塗る体験もできる。

僕は体験会(DIY教室)に行ってから、他の漆喰を見たので、あとから見たから自然素材の意味、化学素材と違いがわかった。なので迷うことはありませんでした。

そして体験会の後見積もりをしてもらって塗り始めました。

塗り始めたときは、「やばいなこれ」って。

まず養生は大切です。

床を張り替える前で汚してもよかったので、「養生なんて適当でいいかな」と思っていたんだけど、やりはじめたら想像以上にすごいことになって、

「これはやばい」と思って養生しなおしたり。笑

その時ロハスウォールさんが言ってたことは正しいと思いました。

特にシーラーを塗りきるまでが、むちゃくちゃ大変でしたね。天井とか塗るとボタボタ落ちたし。

漆喰は天井から塗り始めたから、最初はこれでいいのかなという不安がありました。

最後のほうはコツをつかんだけれど、やりはじめは養生もこれでいいのかな、シーラーもこれでいいのかな、下塗りもこれでいいのかな、と。心配でしたね。

どこかでケチると絶対ツケが来る。

こういう仕事していると、いろんなこと自分でできないといけないというのがあって、

よく楽器をさわる人って、バイクを直したりするのも好きな人も多いんですけど、

コテつかうのも一見すると関係ないんですけど結局仕事に役に立つんですよね。

穴開けてみるとか、タッカー打ってみるとか。ドリル使ってみたりすることとか、すごい役に立つんです。

こういう世界があるんだ、すごいねと。

だから「ひとりでやらないと」という義務感がむちゃくちゃありました。

意外とタッカー打ちが大変でしたね。

最初、コーナンの安い方のタッカーを使っていたら途中で壊れるんですよ。

きれいに打てないところがいっぱいあって、抜いてやり直したりして。

だから、いいものを使わないと、作業全部が大変になる。

どこかでケチると絶対にツケが来ると、すごい勉強しました。笑

とある音大の教授いわく「漆喰の空間では音も冴える」そうです。

天井の漆喰は塗ったほうがいい?やめた方がいい?

私職人気質なので最初に塗った天井があまりにも気にいらなすぎてもう1回塗り直しましたよ。

でも、天井塗ったほうがいいというのは本当に大正解!だった。

職場を自分で塗るのは仕事に役に立つ意味があると語る平見さん

天井は、コツをつかんだら横目のほうがきれいにのびる気がする。天井はうまくいくとことうまくいかないとことすごい差がありました。それは、

やっぱり脚立にのると、やってる範囲がわからなくなる。いちいち降りないといけないのがすごく大変で、どこまで漆喰塗ったんだろうと。

脚立から降りたら塗っているところがわからなくなるのが難しかったですね。

(こだわりの成果が出ていて天井だけではなく壁もとてもきれいです。)

DIYは自己流がいい?専門家に聞いた方がいい?

塗っているときはロハスウォールにけっこう、色々問い合わせしました。これが足りないとか、これはどうしたらいいんですか?とか。

そのときの対応もバッチリで親切にしてもらって、ありがたかったです。

塗り終わったときはすごい達成感でした。漆喰が全部できないと何もそこから進まなかったので。

早くしなきゃというのと、これでいいのか?と葛藤もあって。

完成後、オープンしてお客さんがいらっしゃった時に「お店の漆喰は自分で塗った」と言うと、みんな「えー!」ってなった。

「きれいやね」って、皆そういいます。

反応はすごくいい。

完成して半年になりますが、なんか快適な気がします。笑。自分でやったというのもいい感じですよね。

これから梅雨がきて夏が来ると湿気って管楽器に悪いですけど(楽器が?)けっこう汚れているので、カビとかはえちゃうんですよね。

で、カビとか生えたら掃除するんです。

でも湿気も大切で管楽器には皮のパーツがあって、

皮次第なんですけど。皮は湿気でむちゃくちゃ変化します。

楽器自体、金属は濡れても大丈夫なんですけど、皮が変化しますよね。

それにもいい影響があると思います。

ひとつ僕が間違えたのが、養生のマスキングテープをはずすときのタイミングがわからなかった。教えてもらっていたけど忘れていた。

すぐ剥がすのと、時間置いてからやるのとでは仕上がりが全然違った。

塗って疲れて次の日に剥がそうと思って、次の日にやったら乾いてバリバリになって、マスキングテープは剥がれなくてカッターで切ったり。

すぐはがすと、それはそれでめくれてくるし、ちょうどいいタイミングで剥がすときれいにはがせるし。

ちょうどいい時間ではがすのがポイント。

やり始める前だと、面倒くさいからそれはやらなくてもいいのではと思いがちですが、もっとロハスウォールさんのいうことをちゃんと聞いてと。笑。

面倒くさくてズボラをすると、そのぶんそこでボロがでる。

ロハスウォールさんがおっしゃってることは全部正しいことです。反省点はそこかな 笑

ほんと養生はちゃんとやっていればきれいにできるし。いうことをちゃんと聞けば聞くほど成功すると思います。

これだけ塗ると、自分の中でも何かいい影響はむちゃくちゃありますよ。自分でやった!という自信がすごくついた。これぐらいのことができるという。業者がやったら百万とかかるのをカットしたという。笑。

結果、自分で塗って楽しかったです。むちゃくちゃ楽しかったです(笑)

 

Repair Studio T’s♭(リペアスタジオ ティーズフラット)へのアクセス

管楽器の修理、点検、調整。

特に木管楽器が得意なのだそうです。

防音室(約3畳)も借りられます。

 

営業時間:10時30分〜18時30分

​定休日:毎週月曜日 不定休有

お問い合わせは

TEL 06-7503-9902

阪急梅田駅茶屋町口改札より徒歩7分

御堂筋線中津駅4番出口から徒歩5分